これから解散総選挙となるわけだが。
一昨年12月の前回選挙で自公が圧勝した時、「4年間は選挙なし」だの、「次は2016年夏の衆参ダブル」だの言われたもんだ。
誰も、それを疑わなかった。
なんでこんなことになってしまったか。
まあ、そりゃ簡単だ。
消費税増税(そのことの是非はともかく)のタイミング、つまり国民の日常生活の負担が急激に大きくなるタイミングで、意図的に物価を押し上げるようなことをしたからだ。
流動性の罠の中でもマネタリーベースを増やせば物価は上がるとかいうブードゥー経済学こそ実現しなかったものの、自国通貨の信任と価値を叩き落とすことで、輸入物価を急騰させた。
併せて、原発を止め続けるという暴挙と相俟って、エネルギー価格の高騰がもたらされ、供給制約がこの国の生産力を破壊した。
言うなれば。
リフレ馬鹿どもに踊らされた政権が、国民が夢から覚める前に最後の大バクチを打とうというわけだ。
もういちど騙されるか否か。
それは偏に国民の見識に懸かっている。