ポスター貼りなんか選管がやればいいじゃないか、というような声が、選挙の度に出てくる。
まあ、一理ある。
8時から抽選して届け出番号取って、よーいどんでボランティアスタッフが選挙区じゅうに散らばって貼りはじめる。
詳しくは知らないけど、都知事選なら20,000ヶ所ぐらいかな?
2人一組で貼って、なんとか午前中に貼れるのは20枚ぐらい。
20,000枚なら、ボランティアが2,000人ぐらい必要。
組織力がない陣営はなかなかそれだけの人数の集められないから、昼を過ぎても張り切れなかったりする。
そうすると、選挙事務所に温かい支援者から電話がかかってきたり、泡沫扱いされることになる。
宗教団体とか自営業者団体とか労働組合がバックについていればどーにでもなるけど、普通はなかなかそんな、平日昼間に暇を持て余してるボランティアなんかいるもんじゃない。
結局、業者に頼んで足下見られて、ぼったくられることになる候補者も少なくない。(これは有償でやってもらっても合法)
まあ、組織力がないところは、資金力もなかったりするんだけどね。
だから、掲示板立てる前に選管がまとめて貼って、貼ったやつを立てればいいじゃないかって話が出てくる。
でもさ。
そもそも、ポスターなんか、必要か?
候補者の顔なんか、ネットで見られれば十分じゃね?
選挙公報だって政見放送だってあるんだしさ。
ポスターになんか公費使ってるような時代じゃないでしょ。
せっかくネット選挙を解禁したんだから、ネット以外の選挙運動をどんどん禁止していけばいいんだよ。
平日昼間に暇な人たちだけのための選挙は、もうやめにしようよ。
でなきゃ、投票率なんか上がりゃしないよ。