#2472 空組 | プロパンガス

プロパンガス

いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
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JALの再建は、うまくいかないんだろうなあと感じている。

緻密に理論を積み上げて「うまくいかない」と考えているのではなく、感覚的に「うまくいかない」と感じている。

航空会社の経営陣の経営センスは、どの航空連合に加盟するか(あるいは一切加盟しないか)に表れると、強く信じている。

99年にANAがスターアライアンスに正式加盟した時には、ANAの生き残りを確信した。

少なくとも、JALよりはいい会社になると周囲に断言した。(誰一人として同意してくれなかった)

当時はまだ、JALは(ワンワールドに限らず)どこの航空連合にも加盟しない方針だった。

で。

今回のJALの騒動でも、一時スカイチームへの鞍替えの話が持ち上がった際、それなら再生可能かもということで大歓迎の記事を書いた。
http://bit.ly/9tfkPN

そしたら、いろんな人たちからいろんな意見をもらった。

「JALの再生は、スピード感が何よりもだいじ。航空連合を変えてるような暇はない」

「ただでさえ変えていかなければならないことだらけなのに、変えることをこれ以上増やしてどうする」

まあ、ごもっともな話。

ただ、それら諸々の事情を勘案しても、スカイチームとワンワールドでは、差が大きすぎる。

<スカイチーム>
エールフランス
KLM
アリタリア
大韓航空
中国南方航空
デルタ(旧ノースウエストを含む)
アエロフロート
(近日中にベトナム航空・マレーシア航空)


<ワンワールド>
ブリティッシュエアウェイズ
アメリカン
キャセイ
カンタス
イベリア
メキシカーナ
(近日中にS7)


どう見比べても、日本人にとってはスカイチームが便利。

というか、ワンワールドなんて、カンタスを除けばまず利用することがない。

いや、まあ、決まったことを今さらあれこれ言ってもはじまらない。

ただ、確実に言えることは、世界第2位の航空連合の日本国内線キャリア枠は、空いているということ。

ここにスカイマークが入り込めば、5年、長くても10年以内には、JALを逆転できる。

もちろん、それまでJALが存続していればの話だが。