僕は、日本の自衛隊が、他人様の土地に入っていくことには、例外なく反対だ。
テロ対策だろうが国際貢献だろうが、関係ない。
武器をジャラジャラさせながらやってくる異国の軍隊に祖国に土足で踏み込まれる側にしてみれば、お題目なんかどうでもいい。
そもそも、国際貢献はともかく、テロ対策なんてものが正当な武力行使の理由になるというのもヘンな話だ。
テロ＝悪なのか？
いや、そりゃあ僕だって、テロを容認するつもりなんてまったくないし、そんなもの、なくなったほうがいいに決まってると考えている。
だけど、なぜテロが繰り返されるかと言うと、それは、「テロ対策という名の暴力」に対抗する手段が彼らには他にないからだ。
テロとテロ対策なんて、鶏と卵みたいなもんで、どっちが先でどっちが後かなんて言えない。
どちらかだけを無くすなんてことは不可能で、どちらかが存在すればもう片方もなくならない。
テロ対策するほうからすれば自分たちが正義でテロは悪だと言うだろうが、テロリストたちは自分たちこそが正義でテロ対策を騙る者たちは邪悪なのだと心の底から信じている。
どっちが正義でどっちが悪かなんて、そう簡単に断じることはできない。
僕は個人的には、テロ対策のほうがより屁理屈が多いと想うけど、まあ、人殺しをやりあってるヤツらなんて、両方悪いに決まってる。
両方悪い中で、片側にだけインド洋で無料で給油を続けるなんてこと、許されるわけかわないと想うけどな。