#1557 青龍 | プロパンガス

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いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

朝青龍問題を考える際の手引きとして。


「大関」は英語で、“champion”と訳される。


で、「横綱」はと言うと、“grand champion”ってことで、言わば「チャンピオンの中のチャンピオン」という位置づけらしい。


永らく横綱は、「大関の中でも特に成績、人格共に優れた者」とされてきたわけで、実際、15代横綱・梅ケ谷まで

は、番付上は大関だった。


千秋楽の最後の3番は、「これより三役」ということで特別扱いされるけれども、この三役というのも大関・関脇・小結を念頭に置いたもので、もともとは横綱なるものの存在を前提にはしていない。


それぐらい、横綱というのは、特別な存在。


相撲に強ければなれるというのは大関までで、横綱になれるのは、ほんとに特別な、神懸り的な存在だけということになっている。


それが横綱というもの。


プロのスポーツ選手に人格とか品格とか、強さ以外のものを求めるのは僕自身もどうかと想うけど、良いとか悪いとかではなく、横綱というのはそういう存在なのだから、しょうがない。