#1571 休息 | プロパンガス

プロパンガス

いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう


tetsuya


いってこい。

どこへでもいってきなさい。

母ちゃん、お前のごたあ息子がおらんご

なっても何もさびしうなか。

が、いうとくがなあ なまじ腰ば降ろし

休もうなんて絶対思うたらつまらんど。

死ぬ気で働いてみろ、テツヤ。

人間、働いて、働いて、働き抜いて。

遊びたいとか、休みたいとか、そげんこ

いっぺんでも思うたら、そん時ゃあテツヤ、

死ね。

それが人間ぞ。

それが男ぞ。

おまえも故郷を捨てて都へ出て行く限りは、

帰ってくる時は輝く日本の星となって帰っ

て来い。

いってこい。

いってこい。



何十年も前のフォークソング、しかもコミックソングのような曲の歌詞(ってか、セリフ部分)なんか真に受けてるわけじゃないんだけど、それでもいつも、この歌が僕を叱る。


僕も一丁前に、「1週間ほどの夏休みのためにこそ、残りの1年間働いてるんだ」とか人前では言ったりするんだけど、ほんとは心のどこかで、休むということに対して罪悪感を覚えている。


心底の貧乏性だ。


もちろん今は、家族との限りある時間を最高に輝かせるために、すべてを忘れて休ませてもらうし、遊ばせてもらうけどね。