#1079 補選・2 | プロパンガス

プロパンガス

いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

太田かずみ



一昨日ぐらいまで↑の欄に「キャバ嬢は犯罪ではない」と書いておいたら、今週は新潮も文春も「元キャバクラ嬢」とかって書いてて、なんかもう、ちょっと食傷気味。


もう1回だけ言うけど、キャバ嬢が国会議員になったて、何も問題ない。


悪徳教材押し売り会社にいたっていうのは、たしかにちょっとだけヤバいけど、まあ、その会社を経営していたとでもいうならともかく、世の中の仕組みをまだ十分に理解していない二十歳そこそこの人が、何かの弾みでそういう会社に入ってしまい、入ったら入ったでそこの会社のために頑張ってしまうというのは、わりとよくあること、皆で寄ってたかって叩くようなことではないだろう。


世の中の皆さんの価値観は知らないが、プロパンガスは個人的にはそう想う。


キャバ嬢だろうが、悪徳教材屋だろうが、別にいい


じゃないか。


民主党の党としての立場も、きっと同じなんだろうと想う。


しかし!


補選の公認候補として決定する過程で、民主党はそれらのことを知っていたのだろうか。


知っていたけど「それがどうした」というのであれば、あっぱれ。


だが実際には、彼女を選んでみたら、ネットや口コミからの情報で実は叩きどころ満載の候補者だとわかってアタフタしてるんじゃなかろうか。


それじゃ、偽メールの時とまったくおんなじじゃん。


党の命運をかけたような勝負に出るときに、賭けた材料に瑕疵がないのかどうか、チェックがまったく働いていない。


政治をやっていこうと想えば、どうにか民主党をダマくらかしてやろうという悪意の連中が次から次へとやってくる。


ましてや外交などということになれば、ものすごく高いレベルの悪意が、この国を出し抜いてやろうと立ち向かってくる。


人の善意を信じるお人好しだけでは、到底やっていけない。


今のうちからしっかり準備しておかないと、政権交代の暁には、とんでもないことになってしまうぞ。


それから。


幸いにも今回は、彼女に対する悪評が出回り始めてから、実際に表舞台での攻撃を受けるようになるまでの時間が長い。


罵詈雑言の集中砲火を跳ね返す準備のための時間が、たっぷりある。


選挙結果がでるまでにしっかり対策を立てて、どこから何を言われても大丈夫なようにしておかないといけない。


民主党の名前を背負って戦い抜いた26歳そこそこのお嬢ちゃんに「たとえ選挙に勝ってもそれからが地獄」 なんて想いは、絶対にさせてはいけない。


彼女が議員バッジをつけた胸を堂々と張って登院できるように、党と党員は全力で彼女を支えてやれ。


それがちゃんとした大人ってもんだろう。