おかげさまでほんとにマターリ過ごした正月三が日、最終日は江ノ島あたりを散策した。
ジモティは夏と正月には江ノ島には近づかないのが掟だが、娘に新年祝賀の人混みをまったく経験させないのもどうかと想い、鶴岡八幡宮よりは幾分ましなスポットに出かけたという次第。
江島神社に詣でるわけでもなく、これといってすることもないので沿道に並ぶぼったくり海産物店で貝を食べることにする。
ここではそれほどの量を食べたわけではないのだが、ついつい魚貝好きに拍車が掛かってしまった。
で、夜は近所にある、まあまあ美味い魚の出る居酒屋へ。
いろいろな魚や貝とともに、ふぐ好きの愛妻のためにとらふぐ白子のてんぷらを注文する。
愛妻も、これは初めての体験だったらしい。
ひと口頬張ると、笑みがこぼれている。
「どう?美味い?どんな感じ?」と訊いてみた。
美食詩人である愛妻は感情たっぷりに
「森のミルクって感じ♪」
と答えてくれた。
彼女の意味するところ、もちろんよく理解できた。
鍛えてますから。