マツバリズム ORANGE LABEL -66ページ目

1000 IBU 。

ビールはお好きですか?
とりわけ、苦いビールはお好きでしょうか??

俺は3,4年前位までは苦さが苦手で飲んでいなかったのですが、最近じゃめっきり苦いビール重視で呑んでいる気がします。

そんなんで、苦いビール党に朗報。
柏のビアバーClusterにキチガイな奴が入って来ました…!

$マツバ☆リズム ORANGE LABEL

Mikkeller 1000 IBU
ファントムブリュワリーとも呼ばれる、特定の箇所に蒸留所を持たないデンマークの会社・ミッケラーの手掛けるベルギー産インペリアルダブルIPA!
アルコール12.2%、IBUがその名の通り…1000!!!!

…え?IBUって何かって??
それはInternational Bitterness Unitsの略、国際苦味単位の事。
国産の通常銘柄が20前後なので…普通のビールの50倍の苦さを誇っているという訳!笑えねぇ~

香りは期待通り、仰山使われたホップからくる柑橘系の香りが強く立ち上り、まるでグレープフルーツ!
味はね…苦い、以上(笑)

通常、苦みの味覚限界が100だと言われてたりもするので(数値の高さがすべてではなく、甘味によっては苦さを感じにくくなったりするけど)、志賀高原ビールのHouseIPA、ブリュードックのジャックハンマーやハードコアIPAを呑んだことのある人だったら呑めるレベルの苦さ。
とはいっても、すげぇ苦いよ?ゲップまで苦いもの(笑)

とあれ、キワモノ好きだったら一度は戴いてほしいビールであるな~

Eau de Vie。

Clusterシャトー・ムートン・ロートシルトのリキュールとブランデーが来たー!!
シャトーを訪れた特別なゲストだけに振る舞われる激レア酒。
俺がワインを本当に好きになった切っ掛けのワイン(プティ・ムートン)のシャトーでもあるので、無論特攻してきましたわ~

先ずはCTムートン・ロートシルトの庭で作られたカシスのリキュール、リキュール・ド・カシス・ド・ムートン・ロートシルト
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熟成された奥ゆかしさがあり、上品な甘みにボルドーワインの様な独特の力強い香りと味わいを持ち合わせている感じです。

お次はオー・ド・ヴィー・ド・プルーン・ド・ムートン・ロートシルト
5種類のプルーンを栽培し、これらのプルーンを用いてオー・ド・ヴィーが造られるブランデー。
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まるで香水を呑んでいるかのような香り高さ!ナッツや桃を彷彿とさせる華やかさ。
口当たりはまろやかで、ドライながら果実味のある味わい。

久しぶりにこんな高価な酒呑んだわー♪
至福や~

OLD CRAFTY HEN。

いよいよもって手を出し始めました☆アイリッシュエール!
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はい、第一弾はジャケ買い・イギリスは1711年に創設された老舗グリーンキング(旧モーランド)醸造所のオールドクラフティヘン
ヴィンテージエールの名の通り、1~5年間寝かせたエール少量(10~15%)と1979年にモーリス・ガレージ社50周年を記念し醸造されたOld Speckled Henとのブレンドを確か二年ほど熟成させたビール。
さて、この手のビール。
つい先日、clusterで飲んだGORDON FINEST SCOTCH(イギリス外注の珍しいベルギービール)もそうだったのですが、アイリッシュエール特有の癖が非常にあるんですよ。
ビール慣れしている人だと気付かないかもしれない…一種の生臭さが。
スコッチ飲んでいる人ならわかるかもしれないですが、微かにヨード臭ってやつがあって、そこににバターのような芳醇香り・まろみが乗ってるんですね。
ヨード臭に関しては古酒の熟成段階で菌が入らないように樽を埋めるだのなんだのという話を聞いたことがあるので、ピート(泥炭)なんかの影響じゃないかと想像できる。
で、ホップはホールホップ(砕かず、そのまんま乾燥させたホップ)で入っているので、香りは余りたたず、後味にビターな感じが来る一歩引いた感じ。
昔ながらのアイリッシュエールらしいアイリッシュエールってなかんじだろうか。
RPG世界に出てくるような、そんなイメージ。
しかし、超個人的にだがこのビール、元祖ポーターである「エンタイア」を喚起させられるんだよなぁ。
別にエンタイア飲んだことないし(ってか、飲めるわけねぇw)、はっきりしたことは言えないが、スタウトと大して差のない今のポーターと違う…
ペールエール、醗酵中のブラウンエール、貯蔵が進み酸っぱくなったブラウンエールとのスリースレッド後のポーターはきっとこの手の味の造形をしているんじゃないかと。

う~む、考え出すと広がり続けてまとまりがないな(笑)
アイリッシュは今後色々と試してみて、エンタイアについての答えを見つけるとしよう。
…なんなら、自分で勝手に複数のビールをブレンドして、空想のエンタイアでもつくってしまうのも一興だな(笑)