FP資格と関連能力<その13> | FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

資格を取得して、独立したいと考えている方は、現実的にどうやって仕事を得たり、収入を確保するのかがわからない方が多いと思います。そういった方々に、私が歩んできた独立への軌跡について参考にしていただけるのではないかと考えて、このブログを始めることにしました。

10月下旬に当社講師が担当するFP継続教育セミナーです。27日大阪開催は「FP実務と倫理」です。






<東京開催>

10/20(土) 「中小企業の経営課題「事業承継」における4つの基礎知識」
       講師:長谷川 泰且 10:00~16:00(相続6単位)

       詳細・お申込み:株式会社エフピー・リンク
        http://www.fplink.co.jp/training/fpkeizoku/fpkeizoku01.html

10/27(土) 「老年学に学ぶ!認知・身体機能低下に対する高齢者のライフプラン」
        講師:村松直哉 10:00~16:00(ライフ6単位)

        詳細・お申込み:株式会社エフピー・リンク
        http://www.fplink.co.jp/training/fpkeizoku/fpkeizoku01.html

<大阪開催>

10/27(土) 「相談業務に欠かせないコミュニケーションスキル」
        講師:岡本美紀 10:00~16:00(FP実務と倫理6単位)

         詳細・お申込み:株式会社エフピー・リンク
         http://www.fplink.co.jp/training/fpkeizoku/fpkeizoku01.html

------------------------------------------------------------------------------

※ 空席の情報は主催者に直接お問い合わせください。満席となった場合には
  早期に申込み締め切りとなりますので、ぜひお早めにお申込みください。


説明能力を向上させるためにはどうしたらいいのでしょうか?

まず大切なのは「知識」の積み重ねをやめることです。
これは「お勉強」のための勉強をしないという意味です。

一般的な顧客とFPとの間には、最初の段階ですでに
「情報の非対称性」が存在しています。つまり、顧客の知識と
FP側の知識は、量・質ともに圧倒的な差があるということです。

仮に10:1程度の差があるとした場合、そのまま説明しようとしても
なかなか上手くいきません。FP側が当然常識であると認識している
内容が顧客にとっては常識ではないのです。したがって、何も考えずに
説明をすれば、このギャップを埋めることはできず、単に説明しただけ
ということになり、顧客が理解できない可能性が高くなります。

よくある例として、毎月分配型投資信託の元本払戻金(特別分配金)
について、顧客に理解できるように説明できるかということがあります。
同じ金額の分配金をもらっても、顧客によって、あるいは支払時点に
よって税金がかかる場合とかからない場合がでてくるわけです。

これについて顧客が理解できる程度の説明をする には、一定の能力
(説明能力)が必要です。FPの持っている知識の量には比例しません。
そして「情報の非対称性」が大きければ大きいほど、理解できる説明を
するのが難しいのです。

「お勉強」をすることによって、これを解決しようとするのは無意味であり、
逆効果になる可能性が高くなります。知識・情報が元々乖離しているのに
それをさらに広げるような愚は避けるべきでしょう。「お勉強」をすれば
するほど、知識の積み重ねをやればやるほどFP側の知識レベルだけが
高くなってしまいます。

そうなってしまうと、FP側が常識として考える内容がどんどんレベルアップ
することになり、顧客のレベルに降りて説明することが難しくなります。
みなさんは「つるかめ算」や「植木算」を小学生にわかるように説明できる
でしょうか?もちろん、方程式などは使えません。



当社の無料メルマガです。自分がわかっていることをわかってもらうのは難しいです。
プロFPJapanホームページ