FP資格と関連能力<その14> | FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

資格を取得して、独立したいと考えている方は、現実的にどうやって仕事を得たり、収入を確保するのかがわからない方が多いと思います。そういった方々に、私が歩んできた独立への軌跡について参考にしていただけるのではないかと考えて、このブログを始めることにしました。

10月下旬に当社講師が担当するFP継続教育セミナーです。27日大阪開催は「FP実務と倫理」です。






<東京開催>

10/20(土) 「中小企業の経営課題「事業承継」における4つの基礎知識」
       講師:長谷川 泰且 10:00~16:00(相続6単位)

       詳細・お申込み:株式会社エフピー・リンク
        http://www.fplink.co.jp/training/fpkeizoku/fpkeizoku01.html

10/27(土) 「老年学に学ぶ!認知・身体機能低下に対する高齢者のライフプラン」
        講師:村松直哉 10:00~16:00(ライフ6単位)

        詳細・お申込み:株式会社エフピー・リンク
        http://www.fplink.co.jp/training/fpkeizoku/fpkeizoku01.html

<大阪開催>

10/27(土) 「相談業務に欠かせないコミュニケーションスキル」
        講師:岡本美紀 10:00~16:00(FP実務と倫理6単位)

         詳細・お申込み:株式会社エフピー・リンク
         http://www.fplink.co.jp/training/fpkeizoku/fpkeizoku01.html

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※ 空席の情報は主催者に直接お問い合わせください。満席となった場合には
  早期に申込み締め切りとなりますので、ぜひお早めにお申込みください。


FPとしての説明能力は、実践の中でついていくものでしょうか?

私の答は否です。説明能力に欠けている人は、どこが悪いのか、
どこに相手が理解できない原因があるのかがわかりません。
したがって、いくら相談業務などの実践を積んだところで根本的部分が
解決しなければ、説明能力が向上することは難しいのです。

例えば相談実務において、顧客がその部分を指摘してくれるかというと
それは多分ないでしょう。「あなたの説明の仕方はここが悪いから
理解できない」などと顧客は言わないはずです。せいぜい「よくわからない」
と言ってくれるのが関の山でしょう。しかし、ほとんどの場合、「わからない」
ということさえ言ってくれないことが多いのです。

これは顧客がわからないままで進んでしまうということであり、特に企業系
FPの場合には非常な危険をはらんでいます。説明したのに理解していない、
それは顧客にとっては「説明を受けていない」ということに等しいからです。

そうなると、これはトラブルの種になります。後になってからのクレームや
最悪の場合、訴訟などにもつながる可能性があります。FPにとって説明
というものは非常に重要な行為であり、顧客の意思決定に極めて大きな
影響を及ぼします。それが不完全であれば、トラブルにつながるのは
当然のことです。

いくら勉強を重ねても、商品知識が豊富であっても、説明能力が欠如して
いるだけですべてそれは無に帰してしまうのです。本当に恐ろしいことだ
と思います。

金融庁が金融機関に対して厳しいことを言ってくるのは、現実にそういった
事例が非常に多いからであるといえます。特に、高齢顧客に対してリスク商品
を販売した後のトラブル、毎月分配型投資信託を販売した後のトラブルなどが
後を絶たないようです。

ここで大きな問題となるのは、説明をした当のFPは説明が不完全であった
ということを認識していないという点です。自分はちゃんと説明したのに
後になってその顧客や家族から文句を言われる。「自分はきちんとやらなければ
ならないことはしているのに、なんで文句を言われるのか」と思ってしまうことが
多いのです。

こういったトラブルの原因は、説明能力が欠如しているFP側にあり、指示された
ことをやれば仕事をしているという甘い考えや、ただ必要なセリフを覚えて話す
というマニュアル依存によるものです。



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