信用とは<その7> | FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

資格を取得して、独立したいと考えている方は、現実的にどうやって仕事を得たり、収入を確保するのかがわからない方が多いと思います。そういった方々に、私が歩んできた独立への軌跡について参考にしていただけるのではないかと考えて、このブログを始めることにしました。

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「信用」は命に代えても守らなければならないということを

申し上げていますが、具体的にどのような効果があるか

について少しお話したいと思います。


「疑似体験」は自らのモチベーションを高め、行動を起こす際、

原動力となりますが、「信用」には他人に自らが欲している行動を

起こさせるという効果があるのです。


ごく身近な例で言えば、信用のあるお店と評判が悪いお店が

あった場合、多くの人はどちらのお店に行こうと考えるか

ということですね。他の条件に違いがなく、どちらかのお店に

いく必然性がない場合には、間違いなく、信用のあるお店に

行くでしょう。


そして、場合によっては価格や立地など条件が不利であった

としても、あえて「信用のある店」に行こうと考えます。私自身も

そのような意思決定をすることが極めて多いですし、みなさんも

そのようなケースが多いと思います。


当たり前のことと思われるかもしれませんが、実はここが非常に

重要なポイントになってくるのです。金もなく、能力もなく、

人脈もないような人が、独立の世界に新規参入して、既存勢力に対抗して

いくためには、これしか方法はないといっても過言ではありません。


現実には、元都知事の例をあげるまでもなく、「信用」よりも「自分」を

大切にする人がほとんどです。目先ではなく、長い目で商売をやって

いこうと考えるのならば、「自分」を大切にするような愚かな行動は

大きくマイナスに作用してしまいます。それが失敗につながっている

ということに気づく人はほとんどいません。


「信用」よりも「自分」を優先するような人は、例外なく、自分の利益、すなわち

お金を得ることだけに注力します。お金に対する執着心が異常に強く、

表面上はともかく、心の奥底では常にお金を意思決定の基準にしている

ということです。


「自分がそうだから他人もそうだろう」という感覚で行動しますから、

「信用」を作っていく努力をすることなどもってのほか、自分という商品を

磨く努力も一切しません。結果として、安かろう悪かろうのバッタ屋

のような商売をするしかなくなります。


独立の世界に新規参入する人間のほとんどがこうですから、時間の経過と

ともに大多数が淘汰されていくという現実は当然のことであるといえます。

逆に言えば、これは大きなチャンスなのです。


お金を得ることを目的としそれを得ることに無上の喜びを感じるという

感覚から、信用を得ることを目的としそれを得ることに無上の喜びを感じる

という感覚に心を切り替えることができれば、状況は大きく変わります。




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