信用と構築し、それを何としてでも守っていくことが、生き残ることに
つながります。そのためには、日常のごく些細な事にも神経を使う
必要があります。
些細なことの1つ1つで信用が構築できるわけではなく、またそれで
得た信用を失うことにはなりません。しかし、そういった些細なことが
積み重なっていったらどうでしょうか?
一度や二度では変わりません。けれども何度もそれが繰り返されれば
いずれ決定的な差となって大きな影響を及ぼすことになります。
ごく身近例として、社会人のあるべき姿として約束の時間に遅れない
ということがよく言われます。そんなことわかっている、当たり前のことである
と考えている人ほど、それを心の中で軽視していますから、知らず知らず
のうちに自分で自分の首を絞める結果となっていきます。
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約束の時間に遅れれば、
その時間の分だけ待たせた人の人生を無駄にさせる。
約束を守れない人は信用されず、
自分の人生を無駄にすることになる。
小野田 寛郎(陸軍少尉)
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大東亜戦争において、敗戦後の任務解除の命令が届かなかったため、
部下3名とともにルバング島の密林に潜み、戦闘活動・諜報活動を
続け、1974年に戦争終結から29年ぶりに帰国された小野田少尉の言葉です。
約束は守らなければいけない。道徳的にこのように教わり、
常識的にそうしなければいけないと考えているのでは、
まだまだレベルが低いと思います。
なぜ約束を守らなければならないのか。これを自分自身が実感
しなければ、その本当の重要性は理解できていないと思います。
待ち合わせの時間などは些細なことかもしれませんし、電車の事故
などで遅れることもあるでしょう。何がなんでも絶対に遅れては
いけないということではありません。
しかし、それが度重なると、そうはいかなくなります。その人間の人格が
見えてしまうからです。信用を得ることができない、信用を失うというのは、
そういうところに端を発するものです。
些細な約束を守れない人は、別の場面でも同じようなことを常に
やるものです。約束を守らないことに違和感を感じない人は、
この言葉のように人生を無駄遣いしている人間です。
信頼するに価しません。そして、そのような人と平気で付き合える
人間もまた同様ということです。
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