信用とは<その6> | FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

資格を取得して、独立したいと考えている方は、現実的にどうやって仕事を得たり、収入を確保するのかがわからない方が多いと思います。そういった方々に、私が歩んできた独立への軌跡について参考にしていただけるのではないかと考えて、このブログを始めることにしました。

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トラブルが起こった時に、その対応を誤ると、信用の失墜を招き、

さらなるトラブルに見舞われます。以下のアメーバニュースにも

あるとおりです。


舛添元都知事、「身の危険を感じている」と警備を依頼 引っ越しはリフォームのため?
 右翼の街宣車が、東京・世田谷区内の自宅周辺を引きも切らず訪れる状況に、舛添元都知事は、「身の危険を..........≪続きを読む≫
                                                [アメーバニュース]


舛添元都知事は、都民へのまともな謝罪を一切せず、都知事としての最後の挨拶も

しなかったことからもわかるとおり、前回のブログで申し上げたようなパクリ人間と

同じく、自分のことしか考えることができず、自分の起こした行為がどれだけ

多くの人に迷惑をかけるかということを推察できない人間です。


その根底にあるものは、程度の違いこそあれ、先日の北海道釧路市の事件の犯人と

共通する部分があると思います。人として、こういった人間であってはならず、

またならないように心がける必要があります。


私の経験から、トラブルが発生した時に適切に事態を収拾し、信用の失墜を最小限に

抑えるために大切であることについてお話したいと思います。



1.対応の速度


とにかく、一刻も早く、対応することが肝心です。ぐずぐずしていれば、それだけ問題は

大きくなり事態は悪化していきます。そのために必要な能力は、即断即決ができるか

どうかということです。もし自らに非があると考えられるなら、事態の収拾にあたると

同時に迷惑をかけた先に何をおいても駆けつけるぐらいの速度が求められます。

優柔不断な性格の人間、じっくり考えなければ行動ができない人は、独立してやっていく

には不適合です。



2.責任逃れをしない


自分に非があろうがなかろうが、迷惑をかけたという事実は動かせません。客観的な

報告に心がけると同時に、誠意をもって陳謝すべきです。交通事故のように、

謝ったほうが悪くなるという考え方をしてはいけないのです。誰が良いかわるいかと

いうことではなく、物理的・精神的に迷惑をかけたことにたいしてわびる必要が

あるということです。自己中心に事実を捻じ曲げて、「自分は悪くなかった、仕方が

なかった」などと責任逃れの言い訳をするようなことはもってのほかです。



3.再発防止策


ただただ謝り続ければいいというものではありません。それでは相手に安目を売る

ことになって、なめられることにつながります。大切なのは、今後、こういったことを

起こさないためにどうするのかという再発防止について言及することです。

「すみませんでした。今後は十分に気をつけます」では、ダメなのです。

状況を客観的に分析して、何がこういった事態を招いたのかという原因を明確にし、

二度と起こさないための具体的な対応策について提案する必要があります。


以上の3点をしっかりやることができれば、結局のところ、起きてしまったことは

仕方がないという結論にもっていかざるを得なくなります。それが狙いです(笑)。


トラブルが発生したのに、ぐずぐず時間稼ぎをして、自らの保身をはかり、

何ら将来に向けての方策も示さない。このような対応をした場合と比較すれば

わかると思います。


20年近くも商売をやっていれば、トラブルが起きることは当たり前なのです。

私はその都度、こういった方法を取ることによって、致命的な事態に陥ることなく、

何とか最低限の「信用」を維持してきました。




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