信用とは<その5> | FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

資格を取得して、独立したいと考えている方は、現実的にどうやって仕事を得たり、収入を確保するのかがわからない方が多いと思います。そういった方々に、私が歩んできた独立への軌跡について参考にしていただけるのではないかと考えて、このブログを始めることにしました。

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昨日、とんでもない事件が起こりましたね。


死亡女性、最初に襲う=逮捕の男、無差別4人殺傷-北海道警
 北海道釧路市の商業施設で女性4人が男に包丁で切られ1人が死亡した事件で、逮捕された新聞配達員の松橋..........≪続きを読む≫


本当に、世の中にあってはならないことです。亡くなられた方、ご遺族の方、

被害者の方には申し上げる言葉さえ見つかりません。自分のことしか考える

ことができない、自分の欲求を満たすためにはまったく無関係の人の命を

奪うことなどなんとも思わない。いつから、こういった鬼畜のような人間が

日本人の中に存在するようになったのでしょうか。


自らが起こした行為によって、どれだけの人の人生を狂わせるのかという

ことを推し量ることができない人間です。亡くなられた方やそのご遺族、

ケガをされた方やご家族は言うに及ばず、その場に居合わせた方、いつもその店舗を

利用するのを楽しみにしていた人、近隣の住民、店舗の従業員の方・・・・・・・・

数え切れない人に対して極めて大きな精神的被害を与えたという認識など

一切持ち合わせていないのです。


外見は人間のように振舞っていても、人としての心をまったくもたない殺人鬼。

このような人であって人でないような、異常なまでに自己中心的な性格異常者が

突如現れる土壌が今の日本にはあるのだと思います。


現実に、その予備軍のような人間は数多く存在します。表面はそつなく振舞っている

ように見せかけていても、その内心は自分のことしか考えることができない。

自分の起こした行為がどれだけ多くの人に迷惑をかけ、また被害を与えるのか

ということを推察できない人間です。


私も独立してから多くの人と接してきましたが、この類の人間に出会ったのは

一度や二度ではありません。そういった人間の根底にあるものは、自分のことしか

考えられない、自分の欲求を充たすためなら人としてありえない行動をとっても

平気であるという人格です。


前回のブログでも申し上げたように、実力のかけらもなく、年間3回も大きなクレーム

を受け仕事を失い、他人に迷惑をかけてそのまま逃げていってしまい、平気でパクリ

をやるような人間はその最たるものです。


研修講師の基本を一から指導し、相当な時間をかけて教え、講師として経験を積む

ための舞台まで用意しても、指示されたことをまったく無視してクレームを起こしたのです。

これだけは絶対にやってはいけないということを口をすっぱくして言っても、それを平気で

やるのです。その理由は自分のことしか考えておらず、楽をして結果だけを得ようとする

人格にあります。


失敗は誰にでもありますから、そのこと自体で見放すことはありません。そのために、

3度のクレームが出るまで容認したということです。容認したといっても、そのクレームに

より、被った損害は非常に大きなものでした。5年、10年という長い年月をかけて

作ってきた取引先に対する「信用」を一気に瓦解させ、取引先を失うまでになったのです。


当然、指をくわえて見ていただけではありません。その人間のために相当な時間を

割いて指導を続けてきたのですが、結果としてそれをまったく無視する行動を取り、

3度のクレームを発生させたということです。


「仏の顔も三度まで」という言葉のとおり、これだけの大きな損害を出した人間を

引き続き起用するわけにはいきません。そこで講師の基本を一から教え直そうと

したわけですが、それが気に入らないのです。「自分は一人前の講師なのに、そこまで馬鹿に

されてはやってられない」と人を恨んで逃げて行き、パクリの講座を始めるようになった

という経緯です。


この状況からわかるように、自分のことしか考えることができず、自分のためには

他人にどのような苦労・迷惑をかけても平気であるという人間です。少子化の影響からか、

幼少の頃から苦労をほとんど経験しないで、家庭でも社会でも周囲からちやほやされて

きた人間が多くなってきたことによるのだと思います。


辛いことや苦労をした経験がなければ、相手のそれを思いやることはできないのです。


そういった人間と接するだけで自らが築いてきた「信用」を一気に失うことになります。

また、わが身を振り返って、常に相手の立場を思いやるようにしているのかを省みることが

「信用」を作り、育てていくためには大切であると感じます。




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