「悦る」という言葉が僕の周りで少しずつ共通語になってきていて嬉しい。
「悦る」というのは、拙著『自分をよろこばせる習慣』の中で全体を貫く概念になるんだけど、僕らが高校時代に使ってた造語。スラングのほうが近いかも。大人になるまで共通語だと思ってた。
どういうニュアンスで使っていたかというと、「ご満悦」や「悦に入る」という表現に同じく、自己満足な状態やナルシストな人に対して「悦ってる」と冷かしで使っていた。
あんまり良い意味で使うことがなかったのが高校時代。それから時を重ね、僕がいろんな成功者をインタビューしていく中で、幸せに成功している人は1人残らずことごとく“悦って”いると気がついた。
性格の良し悪しや品格の良し悪し、資産や知名度の大小、ましてや、社会に良いことをしているしていないもまったく関係なく、
日幸せそうな成功者はことごとく自分自身に酔っていた。つまり、悦ってた。そこに客観性なんか必要ない。
それで、今までの“悦ることはみっともない”という認識を改めて、なぜ悦ると幸せに成功できるのかを考えてみた。
すると、「悦る」ことで幸せに成功できる理由がよくわかった。むしろ、悦らずに幸せに成功する方法なんてのがあるんだろうか?とさえ今では思っている。
成功法則って巷に溢れてて、人生に疲れてる人ほどよく愚直に取り組んでるよね。「法則」と言うからには、“Aをすれば必ずBになる”のように、絶対にそうなるから法則なんだけど、そうならない。
つまり、法則ではない。
でも、「悦る」は法則。
だって、悦れば必ず幸せになれるんだから。
明日もご満悦な1日を!
4ヶ月で65,000部の通称「悦本」