こんばんは。ブログ習慣がなくなってるので、忘れそうになる田中克成です。出版プロデューサーです。生き様をアシストする、です(笑)
今日、ご縁があって体重計世界№1の株式会社タニタを、赤字企業から世界的企業に立て直した伝説の経営者、谷田大輔さんとランチさせてもらいました。
「大輔さんと呼んで。うちは社員もみんな“大輔さん”だから」と。
そんなわけで、必要以上に「大輔さん」と呼んだ気がするぼくです(笑)
さて、その大輔さん。タニタの経営を引き継いでから、赤字会社を復活させる社会貢献をやっているそうです。顧問として赤字会社に入っていき、1年以内で黒字転換させるのが趣味だとのこと。
やることは、2つ。と仰ってました。
「出血を止めること」
「コンセプトを見直すこと」
この2つだそうですね。
「出血を止める」は、コストの見直しなんですが、意外に無頓着な経営者が多いみたいですね。しっかり見直すとそれだけでも、随分改善されると仰ってました。
「コンセプト」は、本当に大事にされているそうです。「これ以外にはないんですよ」とまで仰ってました。
「コンセプト」が定まると、軸が定まり、理念が宿り、オンリーワンが見つかり、従業員の指揮が高まり、あとはトライ&エラーで微調整しながら理想に近づいていけばよいだけ、なのだそう。
世界的企業を創った経営者って、もっと豪腕なのかと思ってましたが、なんとなく「ルフィー」な感じの優しさ全快の方でした。
ぼくの出版プロデュースという職業で、際立つコンセプトを聞きましたら、こんな感じです。
「職業に縛られることないから、出版という紙媒体にこだわる必要はないよね。“伝える”ということが本質だから、映像でも音声でもいいよね。
その人や企業がやってきた経験を伝える職業ですからね。ビジネスの枠に縛られたらアウトですよ。
日本の伝統文化っていうのは、古来から受け継がれてきた仕組みがしっかり出来上がってるから、そういうところの仕組みを研究しても面白いよね。
新しい商品を、日本古来の伝統の仕組みを使って伝える、広めるということもできるよね」
3秒で「出版」という職業から一気に飛び出して、俯瞰したところから、本質的な強みを活かせる場所をパッパッパッとピックアップする。スゴいです。
優れたコンセプトは、会社の売上のみならず、経営のすべてを統括するようです。コンセプトの大切さを改めて学ばせていただきました。
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http://motteco.com/book/business/business/0000001096.html