漢語水平考試(HSK) | 中学受験 玄人思考のブログ XII

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「漢語水平考試(HSK)」というのは、簡単に言うと中国語検定です。

中国語検定というのはいくつかあって、中国政府公認のものや、日本にある協会、財団、民間企業が実施するものなどがあります。

今回受けたのは中国政府公認のもので、「孔子学院」が主催しているものです。

 

「漢語水平考試(HSK)」はテストに日本語が一切出てきません。

したがって、日本以外の国の人も同じテストを受けているわけです。

中国に旅行に行きたい、留学したい、中国で働きたいという人向けの検定ですね。

 

それ以外のものは基本的に日本人向けのテストですから、問題文も日本語が出てきます。

また、日本語に訳す問題が出題されたりします。

日本の企業の駐在員として中国に行く人、通訳・翻訳をする人など、ビジネスの世界で使われる検定らしいです。

 

 

というわけで、2月の終わりに「漢語水平考試(HSK)」を受験してきました。(大阪会場)

試験は午前の部と午後の部があり、違う級を受験できるようになっているので、1級と2級に申し込みました。

ちなみに一番簡単なのが1級です。

 

内容(レベル)的には、

1級 大学の第二外国語における第一年度前期履修程度。150語程度。

2級 大学の第二外国語における第一年度履修程度。300語程度。

ということなので、大学1年生で履修する第二外国語の前期試験と後期試験をまとめて受けるような感じですね。

ちなみに大学時代はフランス語を履修しました。

 

中国語の勉強を始めたのは昨年の11月末です。

今年の11月に台湾に行く予定なので、それまでに少し勉強しておこうと思ったのがきっかけです。

せっかく勉強するわけですから、何か形を残しておこうと思い、今回初めて検定を受けてみることにしました。

 

 

1級

テストは聞き取りと読解です。

聞き取りは約15分間で問題数が20題(マークシート)。放送は2回流れます(すべて中国語)。

放送終了後に3分間、解答用紙に記入するための予備の時間があります。

 

読解が約17分間で問題数が20題(マークシート)。

それぞれ100点満点で、合計200点のうち6割取れれば合格です。

 

2級

テストは聞き取りと読解です。

聞き取りは約25分間で問題数が20題(マークシート)。放送は2回流れます(すべて中国語)。

放送終了後に3分間、解答用紙に記入するための予備の時間があります。

 

読解が約22分間で問題数が20題(マークシート)。

それぞれ100点満点で、合計200点のうち6割取れれば合格です。

 

 

今回の日程は偶数の級が午前、奇数の級が午後だったので、先に2級を受験することになりました。

どちらも受験者は30~40名ほどでした。

受験者数が多かったのは4級、5級で、100人以上が受験していました。

見た感じ学生が多いという印象です。

その中にけっこう高齢な人が混じっているという感じです。

学生は就職や留学のため、高齢者は旅行や趣味のためなのでしょうか?

 

 

久しぶりのテストなので緊張しました。

こんなに緊張したのは大型二輪免許の卒業検定以来です。
 

過去問は3回分をネットで見つけたので、2日前から始めました。
対策としては出題パターンの分析ですね。
選択問題なので、先に選択肢に目を通しておいて、あとはどの単語が出てくるかに集中する作戦です。
1級はほぼ聞き取れました。読解は時間が余ったので3回解き直ししました。
2級は文章が長くなり、読み上げる速度も上がります。

これはかなり苦戦しました。

聞いたことがある単語が出てくるのですが、咄嗟に意味が出てこないのです。

考えている間に先に進んでしまいます。
リスニングの練習をするときに文章を見ながら聴いていたのですが、それが裏目に出ました。
海外ドラマを見てわかった気になっていても、字幕が無くなったら全然わからないみたいな感じです。

次回(次の級?)への課題ですね。

読解は全く問題なしでした。

漢字を使わない国の人には難しいのかもしれませんが、日本人には有利だと思います。

文法さえ押さえておけば選択問題は簡単です。

 

結果がわかるのは3月下旬、成績は4月下旬に送られてくるとのことです。
結果次第で次回受験する級が3級になるのか、2級・3級になるのかといったところです。

ちなみに3級は600語程度、4級は1,200語程度なので、勉強量が一気に増えます。
旅行までのタイムリミットを考えたら9月までに受験しなければなりません。

頑張ります。

 

 

どういう勉強をしているのかというと、

 

ひたすら反復です。

 

例文(音声)の単語を聞き取れるまで何回も聴きます。

それを覚えるまで何回も繰り返します。

覚えても時間が経つと忘れるので、また繰り返します。

 

それと並行して文法を覚えています。

 

とりあえず今はそんな感じですね。

 

 

 

ちなみに台湾は繁体字といって、日本の旧字体みたいな漢字を使います。
旅行までにそれも覚えなければならないのです。

どうしましょう?