甲陽学院中学校の入学考査成績概要を見ながらブログを書いています。
気になったのが算数1日目の平均点が低いということです。
塾の模試かと思うくらいに低いですね。
過去のデータ20年分を調べてみましたが、算数1日目の受験者平均点は過去最低記録です。
算数2日目はまだ昨年度とそれほど変わりませんが、2~3年前と比べたら低いですね。
算数合計点で見ても過去20年間で最低です。
合格者平均点もやはり算数合計点が過去20年間で最低です。
算数1日目の入試問題を見てみましたが、確かにこれはキツイですね。
(※結果を見てから書いています。)
過去10年間の平均点をグラフにしてみた
受験者全体の平均点と合格者の平均点をグラフにしました。
算数、国語は200点満点、理科は100点満点です。
こうしてみると、算数が去年から連続して大きく下がっているのがわかります。
一昨年の問題が簡単すぎたとか言われて学校の先生がキレたのでしょうか?
入試問題作成の担当の先生が変わったのでしょうか?
(情報がないのでわかりません。)
国語と理科は安定していますね。
このまま行くと来年はもっと下がる?
そんなことはないと思います。
多分、反動で易しくなる可能性が高いです。
易しくなると言っても今年の問題と比べてということで、あくまでも甲陽レベルであることを忘れてはいけません。
では、これが入試結果にどのように影響したのか見てみましょう。
過去10年間の志願者数・受験者数・合格者数をグラフにしてみた
こんな感じになりました。
昨年度と比べて、
志願者数 +13名
受験者数 +7名
合格者数 -1名
これを塾講師歴20年以上の私が一晩考えて出た結論がこちら。
「特に変動なし。」
つまり、算数の難易度が上がろうが、平均点が下がろうが、受験者全員が同じ条件で試験を受けている以上、合格の難易度は受験者数と合格者数で決まるということです。
ただ、入試1日目が終わった時点でものすごく落ち込んで帰宅した受験生が多かったかもしれません。
これは塾の公開テストなんかと一緒で、問題が難しかったら落ち込む人が多いのです。
で、結果を見たら平均点がいつもより低くて、偏差値はいつもと変わらないというのが「公開テストあるある」です。
普段からそういうことを意識している人なら、算数が難しくてもむしろ差がつきにくくてラッキーと思えるのです。
実際に算数の合格者平均と受験者平均の差は12.7点で、過去9年間では最も低くなっています。
国語は6.9点差
理科は5.1点差
※算数、国語は200点満点、理科は100点満点です。
ということは、合格者は算数でかなり差をつけているということになります。
それが今年は少ない方だったということです。
来年以降ですが、算数はしっかりやっておいた方がいいというのは間違いないです。
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