統一日から7日目となりました。
首都圏は残り2週間を切っています。
愛知県はここから2週間くらい勝負が続きます。
さて、一足早く入試を終えたみなさんにとって最大の試練は諭吉とのお別れ会です。
入試直前特訓や出願にお金がかかるなんて言っていたのが可愛く思えるくらいですね。
入学金だけでも諭吉一個小隊が出兵します。
総額だと諭吉一個中隊くらいになります。
期限までに振り込まないと入学辞退とみなされるので、ドキドキしながら銀行に向かいます。
現金振り込みだと10万円を超えるので本人確認書類を求められたりします。
振込先は振込詐欺じゃないかと尋ねられたりします。
もし何かトラブルがあって振込期限に間に合わない場合は学校に連絡を入れて、入学の意思があることを伝えれば大丈夫だと思います。
そんな皆さんに朗報です。
諭吉を送り出すのは今年が最後なのです。
「え、そんなこと言ったって、これから毎年授業料もかかるのに。」
「ウチはキャッシュカードで振り込んだから諭吉にお別れはしていない。」
「ウチは来年受験なんですけど…。」
そんな人もいるかもしれません。
ですが、本当に今年が最後なのです。
というのも、今年の7月からは「栄一」がデビューします。
ですから、来年は「栄一お別れ会」になるのです。
ちなみに新しい紙幣は、
10000円札が渋沢栄一
第一国立銀行(現・みずほ銀行)を創設。実は大韓帝国時代(日韓併合直前)にお札の図柄になったことがあります。
5000円札が津田梅子
津田塾大学の創設者。
1000円札が北里柴三郎
日本医師会の創設者、北里研究所を設立、慶応大学医学部創設に携わり初代医学部部長。
天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず
福沢諭吉と言えば有名なのが「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」ですが、多くの人が誤解していることがあります。
福沢諭吉が言いたかったのはコレジャナイのです。
福沢諭吉の著書である「学問のすゝめ」の冒頭を読んでみましょう。
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。されば天より人を生ずるには、万人は万人みな同じ位にして、生まれながら貴賤上下の差別なく、万物の霊たる身と心との働きをもって天地の間にあるよろずの物を資り、もって衣食住の用を達し、自由自在、互いに人の妨げをなさずしておのおの安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり。されども今、広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様雲と泥との相違あるに似たるはなんぞや。その次第はなはだ明らかなり。『実語教』に、「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」とあり。されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり。また世の中にむずかしき仕事もあり、やすき仕事もあり。そのむずかしき仕事をする者を身分重き人と名づけ、やすき仕事をする者を身分軽き人という。すべて心を用い、心配する仕事はむずかしくして、手足を用うる力役はやすし。ゆえに医者、学者、政府の役人、または大なる商売をする町人、あまたの奉公人を召し使う大百姓などは、身分重くして貴き者と言うべし。
身分重くして貴ければおのずからその家も富んで、下々の者より見れば及ぶべからざるようなれども、その本もとを尋ぬればただその人に学問の力あるとなきとによりてその相違もできたるのみにて、天より定めたる約束にあらず。諺にいわく、「天は富貴を人に与えずして、これをその人の働きに与うるものなり」と。されば前にも言えるとおり、人は生まれながらにして貴賤・貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり。
最初の一文を見てみましょう。
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。
と書かれています。
「と言えり」を現代語に訳すと「って言うじゃない」、関西弁なら「言うやんか」ですね。
つまり、世間ではそう言われていると言っているのであって、それは福沢諭吉の考えではないのです。
人間の能力は生まれつきではなく、賢い人と愚かな人の差は学ぶかどうかで出来る。
医者、学者、国家公務員、経営者などの頭を使う難しい仕事に就きたい人は学問に励む必要がある。
と福沢諭吉は言っているのです。
それがなぜ「天は~」が福沢諭吉の名言みたいになっているのかというと、きっとそういう人たちはきちんと学んでいないからなのでしょう。
うちの子には才能が~、生まれつきの能力が~、出来る人がうらやまし~、なんて言っている人は愚人なのです。
貧人となり、下人となるのです。
でも、勉強を頑張ればそこから抜け出せるのです。
と言えり。
そんな諭吉の力を借りて勉強を教えます。
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指導教科は算数・理科。難関レベルから最難関レベルまで対応します。
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