2024年の入試結果が灘中のWebサイトにアップされています。
志願者数 747名(+2名)
受験者数 736名(+6名)
合格者数 265名(-16名)
実質倍率 2.78倍(+0.12倍)
※カッコは前年度との差
この数字だけ見ると、受験者数が増えて合格者数が減って、実質倍率が少し上がっているので、何となく去年より難しくなったのでは?と思うかもしれません。
各科目の平均点を見ると、算数1日目以外は全体的に上がっています。
総点で見ても、受験者平均が+14.5点、合格者平均が+12点ですから、昨年度より点数が取りやすかったと考えていいと思います。
算数1だけ難しかったと考えていいでしょう。
(難しい問題というより、めんどくさい問題という気がします。)
※ただし、受験者全体のレベルが昨年度と同等であるという前提においてです。
とはいっても、2年前や3年前の変動に比べるとそれほど大きな変化ではありません。
なぜ合格者数が減ったのか?
昨年と比べて、受験者数が6名増えているのに、なぜ合格者数は16名も減ったのでしょうか?
昨年の入学者数が多すぎたというわけでもありません。
そこで、「志願者及び合格者地域別表」を見てみましょう。
それだけ見てもわからないと思うので、昨年度と比較したものを地方別に集計してグラフにしてみました。
※北海道地方と東北地方は1つにまとめました。
※三重県は中部地方に入れています。
昨年度とのわずかな違いは、
・近畿地方の志願者数が11名減っていること
・関東地方の志願者数が16名増えていること
です。
で、合格者数も地方別に集計してみました。
なんと、
近畿地方は昨年度に比べて3名の増加
関東地方は昨年度に比べて6名の減少
となっているのです。
関東地方からの受験者の多くは合格しても入学を辞退する人が多いです。
ですが、近畿地方の合格者は入学を希望する人がほとんどだと思います。
当然、学校は詳しいデータを持っています。
ということで、
近畿地方の合格者数が昨年度を少し超えたあたりで合格ラインを引いたところ、関東地方が減少、全体としても減少という結果になったのではないかと思われます。
近畿地方だけに限って言えば、昨年度より受験者数が減って合格者数が増えているわけですから、むしろ難易度は下がったと考えてもいいかもしれません。
といっても誤差の範囲です。
塾の偏差値表の数値が変わるほどではありません。
繰り上げは来るのか?
繰り上げはあまり期待できない状況ですね。
学校が想定した以上の入学辞退者が出ない限り繰り上げは来ないと思います。
仮に繰り上げが出るとしたら、
1.入学金振込期限1月19日(金)正午 ⇒ 振り込みが無ければ入学辞退とみなす
2.入学予定者説明会2月12日(月)~15:30 ⇒ 欠席した場合は入学辞退とみなす
3.入学辞退に伴う施設費返還期限2月14日午後3時
(開成中学校合格発表 2月3日)
これらのタイミングで入学希望者が定員を割った場合に追加合格が出る可能性があります。
阪急塚口駅から徒歩4分のところで個別指導の教室をやっています。
指導教科は算数・理科。難関レベルから最難関レベルまで対応します。
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