会計は経営のツールだからこそ学んでほしい!と常々情報発信してきました。
が、もっと大変なことになっている!ということがわかったのです。
東京商工リサーチの2月10日付の発表によると
上場企業で2015年度に「不適切な会計・経理」を開示した企業が、2月9日まで
に43件に達し、2007年4月の調査開始以来、年度ベース(4月-3月)での最多記
録を更新した
そうです。
できる限り該当企業のHPから調査報告書等を見つけて読んでみました。
で、わかったことがあります。
それは ”会計がわかっていないから起こっている不正が少なからずある”とい
うことです。
報告書等を読むと
粉飾の原因は 不正な行為⇒粉飾会計につながるということが
理解できていなかったのでは?
とか
社員が棚卸資産の水増しが利益の水増しにつながることが理解できていなかったのでは?
とか
取締役会では貸借対照表の内容に関する検討がなされていなかった、すなわちだれも決算書がよめなかったのでは?
やはりもっともっと
会社の仕組み⇒貸借対照表の理解
を広めていかなくてはならない!と思った次第です。