プロはこうありたいとおもう 2 木暮繁氏 を招いて新年勉強会 | 公認会計士 野田弘子の会計と経営の話し

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先週の弊社新年勉強会は、バーズアイ情報研究所代表 木暮繁氏を講師にお招きして 


「ものづくり日本の処方箋とは?エンジニア社長を救うには?!」


という表題でお話しいただきました。


木暮氏はエンジニア出身で、金融機関からの技術評価依頼に対応して150社以上の評価を行い、中堅・中小技術系企業十数社に対して事業再構築指導をしてきた「技術と金融の橋渡し」専門家でいらっしゃいます。


特許を取ることや物作りに没頭していればいいと思う中小企業の技術や経営者。


日本のモノづくりを振り返ると・・・

資源不足という不利な条件の中で、技術にこだわりってきた日本のモノづくりの伝統。それは日本刀からゼロ戦、新幹線にまで受け継がれてきている。

また、”新しいことに手を出すな”という江戸時代の統治の中で、モノ作りのこだわりは“見えないところにこだわる”という もはや宗教の域へ。

一方、寺子屋をはじめとする教育レベルの高さ。それらがまさに 大量生産時代を支える基盤になったのです。


しかし大量生産時代に限界の見えた今、どのように中小企業を救えばいいのか?


余裕があるのなら・・・

・外部の専門家、大企業出身者をうまく使うことで、自分の不得意なマーケティングや、資金繰りを任せてしまう。


・もっと、日常の生活に興味を持つ!(たとえば バーミキュラという調理器具は愛知県の鋳物工場から生まれました。)


余裕がないのなら・・・

・最悪シミュレーションをしてくれる専門家を探そう!

・また、技術デューデリジェンスという道もあります。


いずれにせよ、余裕のあるときに手を打つことが大切。余裕がなくなれば打つ手も限られてきます。

余裕のあるときにこそ、人を育てること!


受講者の方も大満足の勉強会でした。