当地横浜にも寒波がやってきました。


写真↑のように、ビニールトンネルや不織布だらけの我が区画農園、寒さ対策はばっちり。それよりも気になるのは、来月(2月)からの夏野菜の種まき準備です。そろそろ、夏野菜の割り付けを考える時期になりました。


毎年、冬越し野菜の収穫と夏野菜の植え付けが重なるのが4〜5月、30平米x3区画の我が菜園がフル回転するタイミングです。しっかり割り付けを考えておかないと、前作からのリレーがうまくゆかず、あららん、夏野菜の植える場所が無い、なんてことに。


そんなわけで、早めに今年の夏野菜のレイアウトを決めます。ついては、夏野菜の位置取りで気をつけたいポイントは3つ、


1、日当たり確保

2、連作は避けたい

3、残肥も気になる


です。


1、日当たり確保


野菜の中には日当たりが充分無いとうまく育たない、陽性植物と呼ばれる品種があり、下の一覧表にあるように、主な夏野菜、トマト、なす、トウモロコシ、ピーマン、オクラ、すいか、メロン、きゅうり、かぼちゃ、インゲン、落花生、枝豆(大豆)、などなど、ほとんどがこれです。

(↑アタリヤ農園、野菜の日照条件より)


この陽性植物は、できれば一日中、最低でも朝から6時間は日差しがサンサンと当たるのを好み、日陰では育たないとされてますから、要注意です。


我が菜園の場合、高い支柱に誘引するツル性の野菜、ゴーヤー、きゅうり、エンドウ/インゲンに加えて、省スペースのために立ち(空中)栽培するメロン、カボチャ、小玉スイカ、加熱トマト、さらには、単独でも草丈が2m近く伸びるトウモロコシなど、隣りに日陰ができやすい夏野菜をたくさん植えます。


ですから、そうした背が高くなる野菜の北側には、できる限り、上図の中の"半陰性"または"陰性"の野菜たち、例えばイチゴ、カブ、ネギ類や葉物野菜などと組み合わせるよう考えています。


2、連作は避けたい

家庭菜園あるある。同じ科目に属する野菜を連続して同じ場所に植えるとうまく育たない事がある、と言われます。私も実際に何度か試しましたが、確かに、収量が落ちたり、途中で生育が止まったり、トラブルが起きました。

中でも酷かったのは、ナス科とウリ科野菜たち、ジャガイモの後のナスは害虫の巣になり、小玉スイカの連作は炭疽病で枯れました。

(↑全農Apronより)

連作障害が発生する原因はハッキリしないようですが、我が菜園では、一番簡単な連作障害対策、あちこちでよく言われる、畑をあける、上図↑はその一例ですが、を可能な限りやっています。狭い区画に欲張って色々植えたいので、なかなか4〜5年空ける、、、は、うまくゆかないのですが。


3、残肥も気になる。


最後に、畑に残る肥料の問題も、後作がサツマイモやジャガイモだったりすると気になります。これら芋類(山芋、ヤーコンなども?)は肥料過多(特に窒素)だと、つるボケして芋が付かなかったり、肌荒れや虫食いが出ることが知られてます。


特に我が菜園のように、有機肥料をメインで使ってると、施肥量によっては、前作の栽培期間中に100%消化されずに、土中に肥料分が残る場合があるようなのです。


(↑出典、清和肥料工業、新有機質肥料講座より)


専門メーカー↑さん曰く、有機質肥料の無機質化(分解)にかかる日数(週)は施肥量に左右されるが、だいたい16週(約4ヶ月)は肥効が保たれる(未分解が残る)そう。

はい、施肥量には気をつけまーす。

そんなこんなで、あれこれ考えた結果、我が菜園の夏野菜、5月頃の予想図はこんな感じになりました!

↑2024年5月の野菜(予定)


これで、39品目、55品種。とりあえず、なんとか収まりましたー。


ちなみに、枠に斜線で縁取りしてあるのは、昨年秋植えした玉ねぎ、ニンニク、イチゴ、ネギ、エンドウ、そら豆などの冬越し野菜たち、です。



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