この春に収穫したニンニクは吊るし保存してまだたくさん残っています。


昨年は種球をホームセンターで買いましたが、今年はそんなわけで、取り置きの中からちゃんとしたやつ(形がきれいで変色無し)を選んで、種球に使ってみます。


写真↑は選抜したニンニクの種球たち、品種は暖地系の"博多八片"です。ニンニクと言えばなんと言っても寒地系のホワイト六片が有名。ですが、当地横浜では暖かすぎるのか、はたまた我が菜園の土が合ってないのか、何年か育ててみましたが、うまく行かず、、、昨季から割り切って、すべて暖地系の博多八片に切り替えました。


博多八片、5/14。


そしたら生育はすこぶる順調で、サビ病などの病害もなく玉の揃ったニンニクが採れました。ホワイト六片に比べれば鱗片は若干小ぶりでしたが、味はヨシ。


博多八片、種球。


選抜した種球を鱗片にバラしました。この段階で再チェック、変色や傷みが無くてデカいやつから畑に植付けました。


右がニンニクの予定ウネ。


畑は先週耕して、元肥(ボカシ肥、米糠、有機石灰、AG土力)を漉き込み、60cm幅x10cm高さのウネを立ててありました。乾燥には強いニンニクですが、過湿は大の苦手、ウネを立てた方が病気予防にもヨシだと思います。


ウネには雑草抑えで、写真↑のように、穴あき黒マルチ(玉ねぎ用の9515、15cm間隔の5列)を被せてあります。ただし、ウネ幅が60cmなので5列はムリ、マルチを横にずらして、4列植えです。


植え穴を開ける。


ニンニクの植付け方には色々あり、深さも様々、中には植える前にわざわざ外皮を全部外してから埋める、ツルツル植えみたいなやり方も流行ってるとか。


しかし、私はあれこれ試してきて(ツルツル植え含む)、今は外皮は残したまま、ふつうに植えてます。植え穴は、写真↑のように、マルチの穴に人差し指を差し込んで、ちゃちゃっと作ります。深さは指の第二関節くらい、、、だいたい4〜5cmかな。


鱗片を押し込む。


鱗片には上下があります。必ず根っこ側を下にして、植え穴にしっかり押し込みました。


押し込み完了。


プロ農家さん曰く、ニンニクは深めに押し込むと地中で玉がデカく育つんだとか。しかしだからと言って、やたらに深すぎると土中の湿気などで発芽不良や病害にやられやすくなる。そんなわけで、植える深さを決めて、一定に揃えてやる、、、は農家さんにとっての一種のノウハウ?になってるそう。


覆土。


鱗片をもれなく押し込んだら、最後に人差し指で周りの土をくるりんぱ、鱗片に寄せて被せました。覆土したら手のひらで軽く鎮圧します。


植付け完了、右奥がニンニク。


はい、ニンニクに種球(鱗片)の植付け、できました。写真↑は4列x24段で96個ですが、手前半分はらっきょう、奥側半分がニンニクです。らっきょうはニンニクより少しだけ浅植えですが、他は同じ。これで、ふつうならこのまま冬越しさせますが、、、


防虫ネットを被せました。


今年は念のために、ネットを被せて、裾をU字ピンでしっかり留めました。


と言うのも、近ごろ、我が市民農園周りをアライグマが徘徊するようになり、あちこちで食害の悲鳴が上がっているのです。我が菜園もネット越しに落花生を食い荒らされましたから、油断はなりません、、、まさかとは思いますが、植えたニンニク、らっきょうが掘り返されないよう、保険をかけてみました。


ネットは発芽が揃うまで、このまま被せておきます。



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