わたしの母親とおばあちゃん
（母親の母親です）には
わだかまりが60年以上あります。
母親がおばあちゃんをどんなに大事に
思ってもそれが伝わらない。
その母親の葛藤をわたしは
長年見ていて話も聞いていました。
少し前にそのおばあちゃんが
いよいよと数日ぐらいかも
という容態になったときに
施設に預けていた
夏用のパジャマが2枚しかなくて
（1枚はわたしが5年前にあげた
めちゃくちゃ派手なやつでした。
まさかのキリン柄。なぜ）
母親は綺麗な藤色のパジャマを
すぐに買いにいって
施設に預けていました。
おばあちゃんは藤色が好きでした
結局、パジャマを渡した次の日に
亡くなったので着ることはなかったのだけど。
そうやって母親が
おばあちゃんのことを思って
色々としてあげたことが
気にいられたい気持ちだったり
母親の被害者意識が混じっていたとしても
こういうのって良くないとされるし
自分軸がない証拠とか言われるけど
母親のおばあちゃんに対する
大事にしてあげたいという
気持ちに嘘はないし
おばあちゃんに伝わっていたかは
わからないけれど
「わたしはちゃんと見ていたし
その気持ちはわたしが受け取ってるよ」
と思ったんです。
相手に自分の思いが伝わらなくても
実はそこが重要ではなくて
自分が何を思い
どういう気持ちでいるのか？
が大事なのかなって。
そして相手に伝わらないときも
誰か他の人が（今回はわたしが）
受け取っていることが
本人が「自分が可哀想」という
自分を傷つけ相手を憎むところから離れて
一歩前に進めることに
繋がっていくのかなと感じています。
・・・
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