PSYCHO FLASHBACK TOUR 2010

02.28(日) 渋谷 SHIBUYA-AX
03.04(木) 名古屋 TOKUZO
03.05(金) 堺 FUZZ
03.06(土) 伊那 GRAM HOUSE
03.07(日) 京都 磔磔
03.22(月) 渋谷 CLUB CRAWL
04.03(土) 新宿 red cloth
04.07(水) 仙台 enn
04.08(木) 久慈 UNITY
04.10(土) 北見 夕焼けまつり
04.11(日) 札幌 SUSUKINO 810
04.13(火) 八戸 ROXX
04.14(水) 盛岡 Club Change
04.16(金) 山形 Sandinista
04.17(土) 福島 Out Line
05.01(土) 岐阜 SoulDyna
05.02(日) 名古屋 CLUB DIAMOND HALL
05.03(月) 奈良NEVER LAND
05.05(水) 岡山 CRAZYMAMA 2nd Room
05.06(木) 小倉 WOW
05.07(金) 福岡 CB
05.08(土) 鹿児島 SRホール
05.09(日) 熊本 Django
05.11(火) 広島 NAMIKI JUNCION
05.12(水) 出雲 APOLLO
05.14(金) 大阪 ROCK RIDER

 ※ ※ ※

まだ他にも決まると思うけどね…。とりあえず、本日発表分。

ライブは、延ちゃんのロングヘアーが素敵すぎました(笑)。

2010.01.26(火) 下北沢 風知空知
“PUPPY'S SOVEREIGN CAFE in 風知空知”
<延原達治アコースティックライブ>


新しい仕事にも慣れはじめ、借金返済の為、休日出勤も率先し、連日残業もイヤな顔ひとつせず引き受け、そんな私が朝から「今日は残業できないから」を宣言し、業務終了の5時半のチャイムと同時に、誰にも有無を言わせず速攻退社。「彼女はこういう人だから」。最初に印象操作を植えつけておくことが肝心(笑)。繰り返された転職歴で培った、ライブのある日に仕事を断る最も有効的な手段(笑)。


そんなわけで、当初はソブリン開場に間に合わないと思ってた職場だったが、あっさり開場15分前にはハコに到着。食事も出来るこのハコで、無職期間はドリンクだけで我慢してたのも、初任給が入りしっかり夕食済ませ、スタートを待つ。


ほぼ定刻通り


「こんばんは。バンプ・オブ・チキンで~す」(←横浜に続き意味不明・笑)


で、スタート。最近、この入り方、気に入ってるようです(笑)。


「今日は、去年の最後に宣言した通り、オリジナル曲を多めにやってみたいと思います」


の言葉通り、オリジナル曲が続く。


『RAIN DROPS』。
“Freedom TOUR”終了後、次のスケジュールが発表されないまま、バンドブームと言われたモノは陰りを見せ始める中、突然聞かされた事務所独立と独立後初ツアーはライブハウスツアーの敢行。新事務所名ともなった“STAR CHILD TOUR”と銘打たれたこのツアーの、今は亡き、神戸(旧)チキンジョージにて、


「お礼です」


と言って歌われたこの曲は、当時はまだ仮題の『HONEY DON'T CRY』とセトリにも書かれており、その数年後、JOE KIDSが加入し『RAIN DROPS』として甦る事となるが、あの神戸での演奏は今でも覚えてる。「一生ついてく」を初めて誓ったライブ。


ソブリンで聞けるとは思わなかった『RETURN TO YOURSELF』(!)。20代前半でコレが書ける延原達治って、やっぱスゴイ。


横浜ライブからレパートリーに加わった『本牧ブルース』。横浜では後ろで見てて離れてたから気づかなかったけど、近くで歌われると、…なんちゅーか、…テレますな(←バカ・笑)。


『SUNSHINE』から、ギターを12弦ギターに換え、曲間も爪弾いて見せ、綺麗な音色に弾いてる本人も実に気持ち良さげ。


2日前にLOFTであった“仲野茂 生誕50周年記念ライブ”の話。
普段、プライベーツで年中ツアーやってても、終わって楽屋で「あそこが変だった」とか言い合ったりして、1年のうちでベストな演奏は1回か2回だと。でも今回オリジナル曲を、違う人と演ってみておもしろかったけど、やっぱりプライベーツのメンバーって息合ってんだな、俺達、って再確認したと。ハラちゃんって偉大だなって改めて思ったと。


「…ハラちゃん…偉大だなって…、…偉大っつーか、ハラちゃんに合わせられる俺が偉大なのかも?」


なんてオチにしてたけど、それは延ちゃんなりの照れ隠し。ん、もう、素直じゃないんだから(笑)。いろんな人と出来たのも嬉しかったし、「あ、俺達のバンドのビートはアレなんだ、やっぱり」って思えたのも嬉しかったと、素直な意見も。


「もう1曲、第一部、演らせて下さい」


で始まった『ひとりぼっち』。何故だろう、以前はこの曲を聴いても「くだらねぇ人間になってないよ私、延ちゃん」と胸をはって聴けたハズなのに、今はどこか後ろめたさを感じて、泣きそうになった。


♪おまえの事 おまえにしか わかりゃしねぇだろう


誰も私の事なんて、わかりゃしない。次に聴く時は、笑顔で聴けるといいな。


二部のオリジナルは、「アコースティックでソレやる?」の『いきちがい』(笑)。


「『元・恋人』って曲です」


で始まった『EX LOVERS』は、元・奥方のイメージ。この曲の発表当時、パーソナリティを務めてたラジオ番組で「延原さんは、ご結婚もされてて、お子さんも産まれて、今が一番幸せなハズなのに、何故この時期、失恋の歌なんですか?」と言う、リスナーからの質問に、


「いや、コレは失恋の歌ってわけじゃないんだ。幸せは幸せなんだけど、結婚して夫婦になって、子供が産まれて家族になると、どうしても恋人だった時のような関係ではなくなっちゃうからね。ソレがイヤってわけでもなくて、幸せには変わりないんだけどねー」


と、答えていたのが印象的。その後、ホントに失恋する事になる訳で(失恋と離婚の定義の違いは置いとくとして)、初・高岡ソブリンでも、『Love hurts』後、「“Love hurts”は“愛の傷”と言う意味だ」と話し、めずらしく自分の離婚話を持ち出し、


「俺の“Love hurts”」


と言って『EX LOVERS』が始まった事もあったし。


今年になって、バンドの方もギアをチェンジして、もう『El Pistolero』の香りはなくなってきてると。次の春からのツアーは“PSYCHO FLASH BACK TOUR”と言うんだそうだ。先行の岐阜・大阪のセトリを見た限り、よぎった一抹の不安、願わくば『BUZZ』以降(ィャ以前からか)、さんざんやってるメニューに「戻る」事だけはないように祈るばかり。とまぁ、盲信してない冷静なファンを装っときながら、


「いーじゃんかよ。やりたいようにやらしてくれよ」


と言い放った言葉通り、やりたいようにやってもらって、カッコ良けりゃ、ちゃっかり受け入れちゃうんやろけどね、きっと(笑)。


 ※ ※ ※



セットリスト


第一部
01.Waterloo sunset (THE KINKS)
02.RAIN DROPS
03.RETURN TO YOURSELF (AND MYSELF)
04.IT'S GONNA BE ALRIGHT
05.本牧ブルース (ザ・ゴールデン・カップス)
06.SUNSHINE
07.As tears go by (The Rolling Stones)
08.ガールフレンド (The Roosters)
09.Ooh lala (Faces)
10.一人ぼっちのバラード


第二部
01.You better move on (Arthur Alexander)
02.いきちがい
03.Rosie (The Roosters)
04.EX LOVERS
05.Love hurts (The Everly Brothers)
06.RAWHIDE HILL
07.Bamboo road (Willy Deville)
08.クレイジー・クール・キャット (SHEENA & THE ROKKETS)
09.I'm Talking About You (Chuck Berry)
10.I'm a king bee (Slim Harpo)
11.Mona (Bo Diddley)
12.Midnight rambler (The Rolling Stones)
13.IT'S YOU DARLIN'
14.TIME WAITS FOR NO ONE
15.君が君に (ひまわり)


E.C.
01.スーツケース・ブルース (SONHOUSE)

2010.01.24(日) 新宿LOFT
仲野茂50th ANNIVERSARY
~THE COVER SPECIAL~


ステージ前にはスクリーンが降ろされ、ホントに登場まで誰が出るのかわからない。


漏れ聞こえるセッティングの音で次の出演者を予想。ハルの声、岡やんのベース、藤井一彦のギター、池畑さんのドラムがわかった私って結構スゴクね?(笑)


延ちゃんの出番前は『Silver Train』のイントロのフレーズで難なく判明(笑)。


Dr.池畑さん、B.市川勝也氏、G.NAOKI従えて『テキーラ』でスタート。


続くルースターズ『ロジー』(!!!!!)。イントロで耳を疑った。延ちゃんが歌う『ロジー』めちゃくちゃカッコ良かった!延ちゃん、ホントは昨日出たかったんやろな…(笑)。


「茂クン大好きだよ!」


で始まったラストは、なんと!の『BOOGIE GO GO』!池畑さんのドラムで聞く『BOOGIE』は一生もん。NAOKIは結構忠実にショーネンのフレーズをコピーしてくれてた。NAOKI、練習したんやろな(笑)。


後奏は、プライベーツでは聞いた事のない加速ヴァージョンで、一旦終わった後に『I'm a man』のフレーズでエンディングと言った、これまた変わった趣向の『BOOGIE』で終了。


大ラスは、出演者全員と、遊びに来てた怒髪・増子氏を加え、ボブ・ディラン『Knockin' On Heaven's Door』を演るも、イントロの間中、延ちゃんは所在なさげにウロウロし、歌詞に入る頃ようやく親と出会えた迷子の子供のように、柴山さんの隣に落ち着く(笑)。


ぃゃ、いいもん見れた。茂ちゃん、おめでとう。

2010.01.10(日) 横浜 F.A.D
「横浜ヤングカーニバル」
~ニューイヤーパーティー2010~


ヤングカーニバルは、毎回、出演者も多いしスタートも早いので、リハがないと聞く。年越しカウントダウンの時もそうだったが、こんな時、プライベーツは何かやらかしてくれる。

セッティングがある程度整い、リハ代わりに軽くジャムが始まる。ショーネンが弾きはじめたフレーズに、原さんが乗ってきて、乙ちゃんも加わる。まだハコのスタッフの女の子はステージにいてマイクのセッティングなどをしてる。延ちゃんのギターも入ってきて、本意気なセッションになる。スタッフはまだハケない。結構な時間続いて一旦、♪ジャーンで終わるが、無言のまま今度は延ちゃんのカッティングが始まり、ショーネンはまた別パターンを始める。こちらもかなり本意気。途中、延ちゃんが乙ちゃんに耳打ちし、口が「ナニ?コレ」と動き、乙ちゃんは弾きながら首をかしげ、「わかんな~い」と口が動き、(ちょっと見てよう)ってなカンジで二人でショーネンを見守る(笑)。ショーネンは止まらない(笑)。

そんなスタート。なんてカッコいい…。

セッション2が再び、♪ジャーンで終わり、

「オーラーイ!」

で、いきなり『I NEED』に『SPIKE』(!)。イベントタイトル『ヤングカーニバル』に負けないように(笑)。

『BOOGIE』の暗闇、F.A.Dは合格点(笑)。

『DRIVE』中盤、延ちゃんがヘアバンドを自ら外し、ガッツポーズな私(笑)。頭ブルンブルン振って、ロングヘアー振り乱しギター弾く姿に、もうクラクラ(笑)。続く歌詞が

♪髪を振り乱し~ とりつかれたように~

自らを歌ってますな(笑)。『DRIVE』後、

「誰か歌いたい奴とかいるんじゃねーの?」
「ヤングカーニバル、ステージに何かが足りねーんじゃねーの?」
「紹介してもいーかーい?」

で、客席にいたトクthe Dを呼び入れる。トクちゃん、また太った?(笑)

ト「新年!お前ら!そんな!めでてーと思ってねーだろー!ぶっ殺ーす!」(←笑)

で、『GLORIA』イントロ。途中でトクちゃんはステージに座り、客をしゃがませ、昔知り合った女の子がプライベーツのファンだったので、プライベーツと知り合いだと自慢したら、鼻で笑われ、後でハブノッツ青ちゃんの妹だったという話を聞かせてくれる。その間、ステージではプライベーツが、薄く『GLORIA』の演奏を続けてる。

ト「その娘がなんて呼ばれてたか知ってるかい?」

で「G・L・O・R・I・A」コール後、会場は「グロ~リア」合唱。今日もまた70年代にタイムトリップ。カッコいい。

ト「お前ら、満足してんのか?」

延ちゃんのウィスパーボイスで『Satisfaction』の歌詞が入り、サビに入る前ショーネンにアイコンタクトし、ショーネンにキース・スィッチが入れられる。ワン・コーラス歌った所で、ショーネンのキース・スイッチがOFFになり、再び『GROLIA』のフレーズへ。あぁコレが、仙台で演ったと言う、伝説の『GROLIA』~『Satisfaction』~『GLORIA』のチカラワザプレイですな(笑)。見れて良かった。スゲーカッコよかった!

延ちゃんがトクちゃんを紹介し、

「次はハブノッツ来るぞー」

で終了。ぃゃごちそうさま。
2010.01.09(土) 横浜 BAR GIG
横浜ヤングカーニバル~PRE EVENT~
「アコースティック・ナイト」


BAR GIGはステージもない、客席とフラットな床で演奏もされるハコ。最前以外は何も見えないが、この日は土曜出勤の仕事帰りで疲れてて座りたかったので、見えなくてもいいから、フロア後方の壁に造りつけのベンチで音だけ楽しむ事に。
…が、かえってソレがオイシかった。狭いハコに押し込められ立ちつくす人達を尻目に、転換時は座ってられるし、始まってどうしても見たかったら靴脱いでベンチに立てば、視界は良好。それでもアコースティックだから演者が座っちゃうと、何も見えなかったけど(笑)。

そんな条件を配慮してか、延ちゃんは立ちでアコギを持って、

「こんばんは~!レッド・ホット・チリ・ペッパーズで~す!」(←意味不明・笑)

で登場し、『Just my imagination』でスタート。さしずめ70年代新宿フォークゲリラの様相(笑)。
1曲目が終わり、自分はイスに座り、客をその場に座らせ、延ちゃん曰く「屈辱的な」(←笑)、ハモニカホルダーを首からかけての2曲目『It's all over now, baby blue』が始まると一転、60年代歌声喫茶に(笑)。

前回のソブリンでこの日の告知をした時「演りたい」と言っていた、ゴールデン・カップス『本牧ブルース』。前にNHKで放送された、清志郎とゴールデン・カップスが歌ってたのを見て良かったんだそうだ。

忌野清志郎 VS ゴールデン・カップス『本牧ブルース』(3曲目 4:42あたり)
http://www.youtube.com/watch?v=3qs...

延ちゃんの歌う『本牧ブルース』も良かった。基本、キザオな人、GSサウンドが何気に似合うのだ。続く『シークレット・ラブ』は、キザオに拍車をかける(笑)。

GIGにはクラッシュの『LONDON COLLING』のポスターが貼られており、「クラッシュ好き?」で、『ハマースミス宮殿の白人』。途中、プライベーツファンでない人が手拍子を始めてしまい、一旦演奏止めて

「手拍子すんなよ!フォークじゃねーんだからよぉ!」

わはは(笑)、やはり不本意でしたか(笑)。『ハマースミス』後、

「床に座ってると冷たいよね。立っていいよもう(笑)。俺も立つからさ(笑)」

やっぱり、優しい人。その後のソロ定番山場曲は、ハコの雰囲気ともマッチして盛り上がり、『Midnight』後、「あんまりムキになってもね」と笑い、再び延ちゃんだけ座りで、『君が君に』で終わりだったが、もう1曲演りましょうか?」と言って、ソブリンテーマ曲『Redemption』を演って、

「明日、絶対来てね。また恋の町・元町でお逢いしましょう」

で終了。では、また明日。


LOVE ME DO 君が好きだから

 ※ ※ ※


セットリスト

01.Just my imagination (The Temptations)
02.It's all over now, baby blue (Bob Dylan)
03.本牧ブルース (ザ・ゴールデン・カップス)
04.シークレット・ラブ
05.ハマースミス宮殿の白人 (CLASH)
06.I'm a king bee (Slim Harpo)
07.Rave On (Buddy Holly)
08.Ain't got no home (Clarence Frogman Henry)
09.Midnight rambler (The Rolling Stones)
10.君が君に (ひまわり)

E.C.
01.Redemption song (Bob Marley)
2009.12.24(木) 下北沢 風知空知
“PUPPY'S SOVEREIGN CAFE in 風知空知”
<延原達治アコースティックライブ>

第一部
01.SUNSHINE
02.As tears go by (The Rolling Stones)
03.Waterloo sunset (THE KINKS)
04.Ooh lala (Faces)
05.Under my thumbs (The Rolling Stones)
06.バレンティノ気取って (MODERN DOLLZ)
07.Poison heart (RAMONES)
08.Stop your soving (THE KINKS)

第二部
01.It's all over now, baby blue (Bob Dylan)
02.スーツケース・ブルース (SONHOUSE)
03.Just my imagination (The Temptations)
04.Ruby Tuseday (The Rolling Stones)
05.涙のエアポート
06.You don't love me (Bo Didlley)
07.I'm a king bee (Slim Harpo)
08.クレイジー・クール・キャット (SHEENA & THE ROKKETS)
09.I'm Talking About You (Chuck Berry)
10.Midnight rambler (The Rolling Stones)
11.Baby, won't you come out tonight? (Buddy Holly)
12.No expectations (The Rolling Stones)
13.君が君に (ひまわり)
14.RAWHIDE HILL

E.C.
01.You better move on (Arthur Alexander)


 ※ ※ ※


普段は黒づくめの私が、イブのこの日、白のPコートに赤いマフラーで残業断り定時で上がると言えば、100パー「デート?」と聞かれる。いちいち説明すんのも邪魔くさいんで、「そうだ」と答えておく(笑)。めかしこんで、惚れた男に逢いに行くには違いないし(笑)。

「メリークリスマスイブソブリンへようこそ」
「明日誕生日のジーザス・クライシスを祝って」

で乾杯してスタート。

1曲目の『SUNSHINE』はちょっと意外だったが、聞きながらキリスト生誕の瞬間の厳粛な情景ともダブるななんて思う。

第一部は、いつにも増して饒舌で、しかしコレといった特筆すべきネタはなく(笑)、本当にとりとめなく話をきかせてくれ、セトリ起こしてみたらやっぱり8曲しか演ってなかった(笑)。

仕事を始めて1ヶ月。連日の残業・休日出勤に体はくたくたな中、風知空知の心地いいソファーに身をあずけ、これまた心地いい延ちゃんの声とサウンドに酔いしれ、ついついウトウトしそうになる。なんて贅沢な子守唄。延ちゃんの生唄で眠りに就けるなんて、最高のクリスマスプレゼント。ぃゃ寝なかったけどね、さすがに(笑)。

KINKS『Stop your soving』嬉しかった。

延ちゃんの中で「クリスマスはサム・クック」ってイメージがあるらしく、休憩中はサム・クックのライブ盤が流れる。

静かめな曲が続き、しっとりとしたサイレント・ナイト。
「このまま静かなまま、今日は『Midnight rambler』なくてもいいかもなぁ」なんて事も思ったりもしたが、二部後半『king bee』を皮切りに、彼のロックンロール魂に火がついて(笑)、そのまま続いたアップ・テンポなロックンロール・ナンバーは、やはりこの人にはロックンロールが一番似合うななんて再確認。ロックンロール・クリスマス。やっぱり延ちゃんはこうでなくっちゃ(笑)。

二部ラストの『RAWHIDE HILL』が良かった。

“わかりきった事なのにわりきれない事ばかり
 いなくなってしまったのは君じゃなくて俺なのか”

最後は

「サンキュー・メリー・クリスマス」

で『You better move on』をしっとり唄って終了。

ライブ後、延ちゃんにやっと仕事を始めた事を告げ、久しぶりに話をして帰宅。
とても素敵な2009年のイブの夜。
2009.12.20(日) 下北沢 CLUB Que
"UKP 20th ANNIVERSARY PARTY vol.3
~DECKREC PRESENTS BO DIDDLEY TRIBUTE ALBUM
「HEY! BO-SLINGER!!」 RELEASE PARTY~"


スタートは「MIGHTY MOGULS」ショボーレさんが、赤のタータンチェックのジャケットに髪をなでつけ眼鏡をかけ、ボ・モデルの四角いギターで登場し、トップのMr.PANと土佐ボンを紹介。

登場したMr.PANも、タータンチェックのジャケットに眼鏡のボ・スタイル。しかしそれは、往年の漫才師やすきよの横山やすしに他ならず(笑)、

「怒るでしかしホンマに」(←笑)。

バーバリー・チェックのジャケットにタータンチェックのマフラーと眼鏡で、こちらも控えめにボ・スタイルの土佐ボンを

「行くで、カズヤ(土佐ボン&やっさんの息子の名・笑)」

と呼び、あいかわらず軽妙なトークで会場を沸かせ、最後には

「帰るで、きー坊」

で、最後までボではなくやっさんになりきって退場(笑)。

延&少の登場はトリ。

延ちゃんは赤黒のシルクハットにトップでショボさんが持ってたボ・モデルの四角いギターで登場。ソブリンでよく着る黒×白のチェックシャツで、ショーネンは同じ黒×白でも大柄のチェックシャツにマフラーを巻いてのチェックで揃え、ボに敬意を表しつつ微妙にペアルック(笑)。

「ボ・ディドリー親衛隊の集まりにようこそ」

ショーネンの『Hey!BO DIDDLEY』のリフが続く中、延&少と一緒に出てきたスクービー・小山氏を含め、この日の為のスペシャルユニット、Bo Slingersのメンバー紹介。小山氏はちゃんと、最後に延ちゃんを紹介してくれる。

『You Don't Love Me』後、ショーネンはプライベーツ『EVERYBODY SAY YEAH!』の原型『Crackin Up 』のリフを続けるが、歌う人がいないので(笑)、そのまま『MONA』へ。

ラストは出演者全員呼び入れての、再び『Hey!BO DIDDLEY』。

延ちゃんは途中、サンハウス『すけこまし』唄ってるし(笑)、外人さんのお客さんをステージに上げて「He~y!BO DIDDLEY」のコール&レスポンスをやらせるとかして、「誰か止めろよ」状態(笑)で、ザックザック盛り上がって終了(笑)。

このぐだぐだ感こそ、ボ・サウンド(笑)。おもろかった!

仕事をするって忙しい(笑)。
以前もこんなに時間なかったっけ?って思う程、時間なさすぎ。
無職時代がありすぎたんだけど(笑)。
タマってるレポ、順次にupしていきマス…。


 ※ ※ ※


2009.12.16(水) 本八幡 ROUTE 14
Motoyawata Acoustic Party@本八幡 Route 14


新しい職場からは、仕事帰りに行くにはちょっと行きづらくなった千葉だけど、出番が遅けりゃ間に合いそうだったので行く事に。

ハコに入ると前回も一緒だった澄田氏が既に始まってた。前日のLOFTの谷さん追悼にも出てて、「延ちゃんとのセッションまたやってくれっかなぁ」なんて思いながら、後ろでまったり観賞。


次が延ちゃんかと思ったらもう一人いたらしく、最前に荷物を置きっぱにしてロビーにいた、このハコに似つかわしいヴィジュアル系ファンがどどどと入ってきて席を埋めた。
何やらその昔「イカ天」で名をはせた「オーラ」なるバンドに所属してた「レッド」なる人物らしい。
さして興味のわかない曲調に、演技なのか素なのか、退廃的にけだるそうに話すMCもつまんねーし、早く終わんねーかなぁと見てたら、途中で演者の携帯が鳴り、あろう事かその電話に出て話し始めたのには閉口した。ファンや、私の後ろにいた関係者やハコのスタッフのゲラゲラ笑う声が一層私をイラつかす。1ッコも笑えんわ。金返せボケ。


そいつが終わると、最前陣取ってたヴィジュアル系ファンもごっそりいなくなり、なんなく最前へ。
ルート14は、転換のたびに幕をひくハコ。幕が開くと、延ちゃんの手には、誕生日ソブリンの時「新しく黒いアコースティックギターを買った」と言い、翌11月のソブリンでは「シカゴのイリノイの奴から買ったんだけどまだ届かない」と言ってた、新しい黒いギターで登場。やっと手元に来たのね(笑)。アコースティックの落ち着いたカンジに「黒」がとてもマッチしていて素敵デス。



LOVE ME DO 君が好きだから


誕生日ソブリンで披露したストーンズ『LET IT BLEED』でスタート。続く『トンネル抜けて』とちょっと意外な選曲。


「昨日、谷先輩の追悼ライブで一緒だった花田さんのいたルースターズの曲です」で『ガールフレンド』。

「千葉には空港があるね」で『涙のエアポート』。この曲は、ボガルサツアーで帰国の日、アメリカに残って各地を回るメンバーと帰国する我々で、しばしの別れを惜しむ時、感極まって泣いちゃった千葉の友人を思い出す。今日は来てないけど。来ればよかったのに。

『涙のエアポート』もそうだが、続く『STILL FARAWAY』と言い、ちょっと自己陶酔なロマンティックな選曲は、「延ちゃん、わざわざこのハコに合わせた選曲してんのかなぁ」なんて思ったり(笑)。そう思うと次の『King bee』のイロっぽさもこのハコ仕様か?なんて見えてくる(笑)。


数日前の京都のMCでも話したらしい、怒り爆発した事の顛末を話す。長くなるので割愛するが、なんつーか、仲いいなぁ、この人ら。ホントに(笑)。


久々の『MY JUSTICE』は嬉しかった。永遠の私のテーマ曲(笑)。


『君が君に』後、「これで本日のステージはおしまいですけど、今日は前回に引き続き、澄ちゃんもいるんで、ちょっと二人でやらしてもらおうと思います」と言って、澄田氏を呼び入れる。



LOVE ME DO 君が好きだから


ひとしきり澄田氏の身につけてるモノをイジり、「ファッションリーダー」とか言ったり、二人ともAB型だからと共通点を言ったりして、「じゃ、『つまんねーぜ』って曲です」で、スタートしたイギーの『No fun』と、続く『スーツケース・ブルース』は以前、澄田氏が一緒にやってた柴山さんつながりの選曲ね。


前回も書いたが、プライベーツで聞き慣れた曲で、入ってくるギターのリフやソロがショーネンと違うのは、普通、違和感があるものだが、澄田氏の場合、新鮮で心地いいのは、やはり技量とセンスが近いからなんだろうなと思う。さすがにエンディングは、ショーネンの時のようにぴったりキマらないが、それもご愛嬌(笑)。二人でツアー回ってもいいかもよ?なんて事も思ったり。なかなかいいコンビだと思うのだが…(笑)。


『Get Up Stand Up』後、延ちゃんが澄田氏を紹介し、両手ピースサインでイェイイェイのポーズをする澄田氏に、延ちゃんは「やめなさいよ、そういうのは(笑)」なんて言ってたけど、最後には「俺もつられて…」と言って、両手ピースサインで、ご陽気に終了(笑)。


やっぱりいいよ、このコンビ(笑)。



 ※ ※ ※



セットリスト


01.LET IT BLEED (The Rolling Stones)
02.トンネル抜けて (BO GAMBOS)
03.ガールフレンド (The Roosters)
04.涙のエアポート
05.STILL FARAWAY
06.I'm a king bee (Slim Harpo)
07.Midnight rambler (The Rolling Stones)
08.I'm Talking About You (Chuck Berry)
09.MY JUSTICE
10.君が君に (ひまわり)

E.C.
01.No fun (Iggy Pop)
02.スーツケース・ブルース (SONHOUSE)
03.Get Up Stand Up (Bob Marley)
04.Got my mojo working (Muddy Waters)

2009.12.15(火) 新宿LOFT
TWANGIN GUITAR FOREVER
~tribute to nobuo tani~
-13TH YEARS AFTER HOURS-


考えたら紅布6DAYS以来、実に80日ぶりのプライベーツ。
こんなに空いたのは、やはり前々回仕事を辞めて無職期間にこさえた借金返済中、無謀にもファンクラブボガルサツアーに参加し更に借金を重ね、帰国後借金完済までプライベーツライブを自粛してた時以来(笑)。

この日の出番はトップバッター。在りし日の谷さんの映像がスクリーンに映し出された後、いつも通りの『El Pistlero』ツアーの登場のSEで登場。

80日ぶりの延ちゃんは髪が更に伸び、インディアンスタイルもすっかり板についてた。

立ち位置につくと、全員でタイミングを合わせ『BOOGIE』でスタート。『I'm a man』の導入ナシの『BOOGIE』を聞くのは久しぶり。

各方面参加のレポ等から『BOOGIE』のアレンジが変わったのは聞いていたが、イマイチ違和感。これは今日だけなのだろうか…?エンディングも、息が合わず中途半端に終了。
なんだよなんだよ、ツアーで培ったメンバー間の意思の疎通のバッチシ合う瞬間を見せてもらえると思ってたのに…。

「谷先輩が亡くなってもう13年もたったんだね」

そうなんだ。当時から、延ちゃんは谷さんの事を「谷先輩」と呼んでたっけ。

「今日は谷先輩を思い出しながらっちゅー事で…」

で『TRANSIENT』。この曲が出来たのは、おそらく今年の春、アメリカ旅行へ出かける前、今年始めには原型は出来てたであろうと想像するに、その頃はまだ清志郎もWilly DeVilleも逝ってしまう前のハズなのに、なんだか見事に今年を象徴する楽曲だなと改めて思う。人の死なんてあっけない。明日、何が起こるかわからない。今日を精一杯生きないと。

「新宿の『チャーリー』ってトコで、谷先輩とずっとDJしてたんですけども…。谷先輩がよくクエスチョン・マーク&ザ・ミステリアンズの『96粒の涙』をかけてたのを今日、思い出しました」

ラストのたたみかけは『SPIKE』なしで『I NEED』前、イベントタイトルの

「TWANGIN GUITAR FOREVER~!」

を叫んで、足早に終了。ん~、短い!


プライベーツ後は、無収入期の禁欲生活解消に他のバンドもまったり楽しむ。
久々の三戸ちゃん、ジプシーズ・花田さんの『Walking the dog』が良かった。


 ※ ※ ※


セットリスト

01.BOOGIE GO GO
02.TRANSIENT DREAM
03.WASTIN' Part Ⅱ
04.DRIVE ALLNIGHT
05.I NEED YOUR LOVE

仕事が決まって、俄然ライブ行く気になってます(笑)。
さすがに遠征はまだまだ自粛だが…。


延ちゃんのDJを聞けるのは久しぶり。「ウルトラQ」もやんなくなっちゃったしな…。


情報を載せてたこの日の主催バンドTEENAGEのマリエ嬢(exアンプペッツの人だそう)のブログを通じて何度かメッセのやりとりをする中で、前売りで予約しといてくれるとの事で甘える事に。


オープンどころかスタートも間に合いそうになかったけど一応急いで行き、ハコに入るとスタート時間はまわっていたがまだ延ちゃんがまわしてた。2曲も聞かないで、ライブ始まっちゃったけど。


この日のライブはTEENAGEとMAMA DRIVEと言うバンドの合同CDレコ発ライブに、友人やらリスペクトする先輩ミュージシャンに頼んで花を添えてもらうといった企画らしい。


ex.ブルーハーツの梶クンが、バンドのドラマーとしての参加かと思ったら、なんと延々梶クンのドラムソロ(!)。それでもなんだかドラムがちゃんとメロディを奏でてる演奏で、途中からはギターの人を呼び入れてのインスト演奏。結構良かった。セッティングの時、延ちゃんがかける『DADDY ROLLING STONE』に合わせて叩く瞬間があり、ちょっと嬉しくなる(笑)。


MAMA DRIVEもTEENAGEも、ギターとベースが女の子でドラムが男の子の3ピース構成で、MAMAの方はベースが歌ってTEENAGEはギターが歌う、なかなか女の子なのに迫力のライブを見せてくれた。


ところで昨今では、ライブ最後にギターかき鳴らしてツマミMAXに上げたままギター放り投げてソデに引っ込み、ハウリ音鳴らし続けんのが流行ってんのか?この日の出演バンド全部がソレやってて、耳障りなだけで1コもいいと思わんのだが。ミュージシャンなんだから楽器は大事にしなさいよ。


TEENAGE演奏中、マリエ嬢が今日の出演バンドの紹介とお礼を伝え、ちゃんと延ちゃんも紹介してくれた。

マ「私はあなたが大好きです」

DJブースでしきりにテレる延ちゃん(笑)。マイクを振られ

延「CD出たゼ!カックイ~!」
マ「じゃノブ兄、とりあえず『OH!YEAH!』と『BABY』だけ、よろしくお願いします」
延「オーイェーィ!」
延「オーベイビ~!」
マ「みなさん、この続きはプライベーツのライブへ行って下さい。カッコイイから。マジで。気をつけて」

わかってらっしゃる(笑)。


ライブ後も延ちゃんのDJを堪能し、マリエ嬢にお礼を伝え、ハコを後にした。


 ※ ※ ※


今回、オープニングは聞けなかったものの、転換時やラストに回した分の音源を、60's 7インチ盤コレクターの友人夫婦の旦那の方に聞いてもらい、わかる範囲でリストアップしてもらった。
さすがコレクター、録れた音源34曲中、不明曲たったの4曲(!)。持つべきモノはマニアな友人である(笑)。


…special thanx T.S!!


結構、延ちゃんがよくかける曲や、プライベーツセッティング時にかける、延ちゃん作成(であろう)BGMの中の曲も多かった。

BGMに入ってる曲と同じ流れでかけた曲順もあり、延ちゃんの中では「この曲の次はコレしかないやろ」ってこだわりがあるんかもなと思った(笑)。

『FORTUNE TELLER』2回かけてんなーと思ったけど、ミュージシャンが違ったのね。さすが友人。ちゃんと聞き分けてる!

ホントは、聞けなかったオープン30分でかけた中に、ツアー先で新しく仕入れた音源とかあったんやろなと思うと聞きたかったな。



2009.12.10(木) 下北沢 basementbar (延原DJ)


01.I'M A MAN/THE YARDBIRDS
02.CRY IN THE NIGHT/Q65
03.ONE TWO BROWN EYES/THEM
04.YOU'RE GONNA MISS ME/13TH FLOOR ELEVATORS
05.PUSHIN' TOO HARD/THE SEEDS
06.I'M GONNA MAKE YOU MINE/THE SHADOWS OF KNIGHT
07.SEE EMILY PLAY/PINK FLOYD
08.?
09.COME SEE ME/THE PRETTY THINGS
10.EVERYTHING'S ALRIGHT/THE MOJOS
11.I'M KING BEE/THE ROLLING STONES
12.FORTUNE TELLER/TONY JACKSON'S GROUP
13.I CAN SEE FOR MILES/THE WHO
14.I MUST BE MAD/THE CRAIG
15.YOU CAN BE MY BABY/THE RED SQUARE
16.DADDY ROLLING STONE/THE WHO
17.SLOW DOWN/THE BEATLES
18.I WANNA BE YOUR MAN/THE ROLLING STONES
19.IT'S ALRIGHT/THE KINKS
20.I'M NOT TALKING/THE YARDBIRDS
21.WE DON'T KNOW/THE ATTACK
22.AND I DO JUST WHAT I WANT/BO STREET RUNNERS
23.?
24.HUBBLE BUBBLE/MANFRED MANN
25.WHAT'D I SAY/?
26.GLAD ALL OVER/DAVE CLARK FIVE
27.HIPPY HIPPY SHAKE/THE SWINGING BLUE JEANS
28.FORTUNE TELLER/THE ROLLING STONES
29.LEAVING HERE/THE BIRDS
30.WALK ON THE WILD SIDE/LOU REED
31.?
32.LOVE HER MADLY/THE DOORS
33.?
34.CADILLAC WALK/MINK DEVILLE