フランス シャルトル大聖堂 | あーすはーとのブログ

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それは確か2000年の夏のことでした。まだ私が妻と一緒だった頃、パリの南下にある大聖堂を訪れたのです。妻は常に女神や女性に対しとても強い尊敬の念を持っていて、事あるごとに女神の足跡を私と一緒に世界中探していました。


彼女はメキシコ人でしたが、彼女の父方の家族がフランス出身ということもあり、フランスには以前から親しみがあり、一度は行ってみたいと思っていました。彼女が特に気になったのは女神の中でも「青」い女神です。なぜだかはよく覚えていませんが、とにかく私たちの周りには常に「青」が多くありました。


「青」の中でも特に濃くて透き通るような「青」です。


このフランスの大聖堂シャルトルはその設計図から大聖堂内部のステンドグラスに至るまで、ありとあらゆる所に「青」い女神の象徴があったのです。それがこの大聖堂を訪れた理由の一つでもあったのですが。


私たちはついにその大聖堂まで行き着きました。彼女が言っていたのですが、この手の大聖堂には必ず影の番人がいるらしく、彼らは常に周囲に目を配っているそうです。


そういえば私たちが大聖堂に足を踏み入れる前に私たちの周りを楽しそうに踊りながら何か知らない言葉で独り言のように話していた男の人がいました。私たちは彼を単なる障害者としか思わず、特に気を向けることもなく大聖堂まで入っていってしまったのですが。。。


一通り大聖堂の中かを見学したのですが、何かもの足りない気にかられた私たちは一度表に出ました。そこで、大聖堂の地下にある聖堂へのツアーがあることを知り、導かれるかのようにそのツアーに参加する事にしました。


で、そのツアーを担当していた男性が私たちに在り得ない一言。


「今日はあなたたちで最後です。実は大変申し訳ないが私は急用があってあなたたちを案内することができないんです。だからあなたたち二人で中に入って好きな事をしてきてください!!。」


実は私たちは以前メキシコのシャーマンのハビアールから預かっているほら貝を持っていました。そのほら貝はメキシコのラ・イスラ・デ・ムへレスという所で見つかったマヤ族に代々伝わるほら貝です。


ラ・イスラ・デ・ムヘレスとは「女達の島」という意味です、蛇足ですが。


私たちはその日、どうにかしてそのほら貝をこのフランスの大聖堂の中で鳴らしたいと願っていました。しかしそんな事は多分到底不可能ではと半分あきらめていたんです。そんなところにこのツアー担当の男性からのこの一言。


私たちはまるで何かに後ろを押されるかのように地下聖堂、クリプトへとあしを踏み入れたのです。


そこはとても暗く冷たい空気が流れているのに気が付きました。真上にある大聖堂とは全く雰囲気の違う感じがします。そして私たちは一番奥の部屋までたどり着きました。そこは地下聖母聖堂と呼ばれ、幾世期にも及ぶ数多くの巡礼者たちの聖堂であったとのことです。


後で知ったことですがこのクリプトで聖母マリアのヴェールが守られていたという事です。


私たちがその地下聖母聖堂についた時にはもう誰もいませんでした。入口の男性が言っていた通り私たちが最後のツアー客だったのです。


私たちは聖壇に立ちシャーマンから預かったほら貝を取り出しました。そして簡単な儀式をした後東西南北天地に向かってほら貝を鳴らしたのです。


その響きは地下聖堂全体に轟き渡りました。あまりの大きさに私たちは少しためらってしまいましたが、そのまま鳴らし続けることにしたのです。


そして一通り儀式を終えるとその聖堂にろうそくの火をともしに一人の女性が現れました。しかしその女性は私たちのことにまるで気が付かないかのように出ていってしまったのです。まるで全てが私たちのしたい事をさせてくれているかのように。


とても不思議で夢のような体験でした。何かに見守られていると強く感じました。


その夜私たちは大聖堂のある街のレストランでちょっとしたお祝いをしたのです。実は私の誕生日だったんです。


すると隣の席にいた大家族の客が私たちにワインを送ってくれたんです。なんと偶然にもそこにいた6歳くらいの可愛い女の子もその日が誕生日だったんです。しかし偶然はまだまだ続き、その晩、日本では私の弟に3番目の女の子が生まれていたんです。


異国の世界へと旅をすると全く何が起こるかわかりません。旅って本当にいいものですよね。こんな経験をした自分はとても幸せだと今でも心から思っています。


ここまで読んでくださりありがとうございました。


今日も皆さんの一日がいい日でありますように。