シャーマンというのは日本でいう祈祷師のようなものですが、その国の風習や文化によっていろいろなシャーマンがいます。私は過去に何人かのシャーマンに出会いましたが、このハビアールはその中でも一番人間味にあふれていました。
とにかくこのシャーマン、いたずらぽいっていうか、とにかく冗談が大好きでいつも笑っています。日本語で祈祷師っていうとなんかとても堅苦しくって、まじめな人って感じがしますけど、本当にこのシャーマンって来たら。。。
それとこのシャーマン、全く形にとらわれません。つまりそれが彼の形だったんですね。その時の感じで祈り方を変えていきます。その時ベストの条件っていつも同じではないので、与えられたものの中で一番いいと思うものをいつも選ぶそうです。とても勉強になりますよね。
例えばある時、彼と共にアメリカのアリゾナ州にあるセドナってところに行った時のことです。セドナはパワースポットとしては有名で、ヴォルテックスというエネルギーの渦が巻いているとても特別な場所の一つですが、このヴォルテックスをハビアールと共に歩いているとき、ちょっとした森の入口にたどり着きました。
その森の入り口で彼は急に表情を変え、「この森はとても古い。だからここから歩む1歩1歩に感謝の念を込めて歩くんだ。そして何があってもしゃべってはいけない。この森を歩かせてもらうこと自体が特別なことなんだよ。儀式っていうのは本当にいろんな形で現れるんだ。」
そういって簡単に森に向かって何かラテン語で話しかけ、そのまま森の中に入っていきました。今振り返るととても貴重な体験をしたと思います。自分と森の境目がなくなるのが感じられ、昔から知っているような不思議な感覚に襲われたのを覚えています。
ハビアールのそのオープンな態度はいろんなところに表れていました。その日の午後夕食を近くの食堂で取ったときのことです。普通サラダとかスープとか最初に食べると思いますが、彼、いきなりデザートのケーキから食べ始めたんです。変わってますよね。いつも食べる順番決まってないそうです。
彼に最後にあったのはもう10年以上前になります。マヤのケツァルコアの踊りをしている写真を送ってきたのが最後です。まぁ彼のことだからまたいきなりどこからか現われてくると思いますが。。。o(^-^)o
「形にとらわれてはいけない」、「物事は常になるようになるさ」というのが彼のいつもの口癖です。この世界はまだまだ未知にあふれています。私たちは常にあらゆるものの可能性にオープンになることが必要なんですね。自分の可能性を制限しているのは結局のところ誰でもない自分なんですから。