ライフワーク。 | kimagurenarumamani

kimagurenarumamani

キマグレペースで更新中★


歌詞を作るためのメモとして、
インスタントカメラやフィルムカメラを
愛用しています。
ヘキサーRFには15mmのワイドレンズを組み合わせて使っています。

ところで、
ライヴでの災難に遭ったエピソードはいくつか書きましたが、知らず知らずに私たちも周りの方々にご迷惑をおかけしてしまった出来事もあります。
一緒に出演した日に、他の方の事務所の偉い方が
、私たちのキーボード担当者の目の前のテーブルにスマホを放置したままどこかへ行かれてしまったのですが、その時にスマホに着信があり反射的にキーボード担当者が「ハイ、コンニチワ、、、」と出てしまいました。「さっき無事に着きました、アー、リハーサルは終わりました。洗濯?今着ている服はちゃんと洗濯しています」と噛み合わない話を始めてしまいました。「アー、イヤー、どうすればいいですか、どこにいるか分かりません、申し訳ないです。申し訳ないです」と慌てていました。そこへスマホの持ち主の方が戻ってこられて、勝手に自分のスマホで通話をされてしまっていることに驚き、すぐに取り上げて、通話相手の方にひたすら謝り続けておられたという出来事があります。
そのお店では、事務所所属の方が出演されると無所属組はロビーで待機するしかなかったのですが、物販コーナーのテーブルにしか椅子が無く、いつもウチのギター担当者はそこに座っていました。
そのスマホ事件があった日に、CDを物販コーナーに並べて販売されていた出演者の方がいました。その方がウチのギター担当者に、「これから本番なのでちょっとCDを見ていてもらえますか?1枚500円なのでお願いしますね」と言い残してステージに歌いに行かれてしまいました。歌い終わって戻って来られた時には全て完売していたのでとても驚かれました。「誰にどうやって売ったのですか?」と言われたので、「何もしていない、実際に手に取ってくれた人に、今歌っている方のデモCDRなんです!1枚たったの500円です!マッチ売りの少女のように可哀想な青年なんです!って(ジャパネットたかたの社長(当時の)のモノマネで)説明をしただけだよ」と説明をしていました。ところが帰り際に、そのCDRの制作とその方のライヴ出演の仲介をされていた事務所の方がかなりご立腹な様子で、ウチのギター担当者に向かって「余計なことをするな、本当の事を言うな、彼はウチでレッスンを受けながらこうやってライヴに出演したりノルマ抱えてCDを売っているんだよ、一度全部完売しないと次のランクに上がれない仕組みなんだよ、これがウチの事務所のビジネスなんだから部外者が口を出すな」ととても怒っていました。各々の出演者と事務所の関係性の事情がよく分かっていなかったのですが、どうやらその事務所は育成と称して毎月のレッスン料やプロモーション費用、CDRのデモ(本人達は2曲入りアルバムだと言っていた)制作費を沢山その青年に払わせていたようです。もし先にその事情を知っていたとしたら、「おはよーございまーす、よろしくお願いしまーす、おつかれさまでしたー」以外は声に出してはいけなかったのだと思いました。