ソルフェジオのご質問にお答えします | kimagurenarumamani

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ギターを始めた女の子からメールをいただきました。

 

チューナーで、5弦のAに合わせる時にチューナーの表示が440ってなっているのですが、これってボタンを押すと441とか442になるんですけど他の数字でチューニングしてはいけないのですか?とご質問をいただきました。
わかる範囲でお答えしたいと思います。
 
音叉の音は440㎐でなのですが、440をAと決めたのは1939年、ロンドンで行われた国際度量衡会議で、物の重さとか、長さとか、周波数とかを決めて統一する会議で、当時家庭用のピアノが大量生産されるようになり、その時にAを440㎐に決めたのがはじまりです。
80年代の日本のシンセサイザーのヤマハのDX-7やEOS-B500なども初期設定はA=440㎐です。
で、今の一般的なMIDI楽器も同じくA=440が初期設定になっています。
なので、他の楽器パートの方もA=440㎐でチューニングされているかと思いますので、そのまま数字を動かさずに440㎐で練習していただければ良いのかなって思います。
A=440㎐でチューニングすることを純正律と呼ぶそうです。
 
ところで、
御徒町Fさんに出演させていただいていた時に、
ギターに詳しいお客様から、
「ナインスコードとかメジャーセブンを弾いた時に他の人とは音色が違うよね?マイクで生音を拾っているのに何か押さえ方で細工しているの?」と言われたり、
「それってソルフェジオだよね?」と言われたりしましたが、そういえばあの時は上手に説明ができなくてにごしてしまってすみませんでした.
実は、A=444で、特定の曲だけ平均律のソルフェジオでチューニングをしていました。
秋を運ぶ空、八月の空の悪戯、愛犬ビビ、リスだから、コバルトブルーなどメジャーセブンやメジャーナインなどの属音を含むコードが出てくる曲の時はチューニングを変更していました。
几帳面な方だったら、ステージに同じギターを2本置いて、440㎐と444㎐で使い分けるかもしれませんが、肌身離せなかったのとお店のスペース的に1本が限度な雰囲気だったので途中でチューニングをなおしていました。
444㎐のチューニングだと弦の引っ張りが強くなってしまうのでギターのネックに負担がかかってしまったり、ブリッジが剥離するリスクもあり実際のところ特別な目的がない限りは危険かもしれません。
最近は弾き語りの若い男の子が代官山で442㎐くらいだと思われるチューニングで、コブクロさんの雰囲気のオシャレな曲を歌われていたりするところをお見かけします。
逆に…宇宙波のAは432㎐なのですが、スターシップなどは440㎐じゃないと気持ちが悪い響きになってしまいます。だから、基本は440㎐でチューニングして歌うのが良いのかなと感じたりもしています。
ビートルズがお好きな方は、ポールマッカートニー様のベースのチューニングが444㎐に近い所に合っているのではないかと思っていらっしゃる方が多いと思います。
そうするとCが528㎐になるんですよね…
こわい