語る姿、声の表情 | あるちゅう司法書士の思うまま

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アルコール依存症のどん底を経験、現在は司法書士として第4の人生を歩む。アルコール問題のほか旅行記、鉄ネタ、たわごと…
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 昨夜は冬らしからぬ大粒の雨でした。

 家から出たくないのですが、今月後半になり思うように例会に出席できていません。早く帰った時ぐらいは顔を出そうと同じ連合内の例会へ出席しました。

 この会場には私がAA時代から親しくしているKさんも顔を出します。

 私が断酒会へ移った理由はいくつかありますが、Kさんが断酒会で語る姿を見たのも大きかったのです。


 AAはメンバー全員で気楽に明るく楽しく、笑いもあっていいものがあります。

 ずっと明るい表情で話すKさんばかり見ていましたが、ある日偶然例会でお会いした時のKさんの語り口は全く違いました。

 手を前に組み目を閉じて時々顔を顰めながら、一つ一つの言葉を噛みしめるように話す。
 
 事細かに語られる自身の経験、反省、後悔、謝罪…
 そして酒を止めたことで生まれた感謝の気持ちが正面から伝わり、鳥肌が立つ思いでした。

 語る姿、声の表情…
 体験談の内容はもちろんですが、これらから考え感じることも多い。

 それ以来、私の中では「話す・聞く・見る・感じる」という標語のようなものが出来ました。

 ブログでは得ることのできないものが例会場やミーティングにはあります。それが酷い酒飲みだった私を救ってくれています。