あるちゅう司法書士の気まぐれブログ

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アルコール依存症のどん底を経験、現在は司法書士として第4の人生を歩む。アルコール問題のほか旅行記、鉄ネタ、たわごと…
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京都市西京区 かみざと司法書士事務所
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遠方からもお問い合わせいただいております。

 先日、約1年4か月にわたる大きな案件が無事に終わりました。

 長い時間をかけて解決した案件だけに、すべての手続を終えて安堵すると同時に、少し寂しい気持ちにもなります。

 

 最後のご報告のため、岡山県の依頼者のもとへ伺いました。

 何度も電話や書類のやり取りを重ねてましたが、最後は直接お会いしてきちんとご報告をしたい。

 

 帰り道、依頼者宅からそれほど遠くない、とある大きなのお寺に立ち寄りました。

 実はこのお寺には、私にとって少し特別なご縁があります。

 我が家が檀家となっているお寺の娘さんとご結婚され、間もなく新しい住職になられる方が、以前お勤めになっていたお寺なのです。

 今回の依頼者も、我が家と同じ宗旨のお寺を大切にされている方でした。

 

 依頼者に伺ってはいませんが、もしかすると、ご住職と依頼者も何らかのご縁があるかもしれません。

 

 今回のご依頼の始まりも、ほんの小さな出来事でした。

 岡山にの依頼者が、亡くなられた弟さんの家の片付けや掃除のため、何度も京都へ来られていました。

 そのとき、空き家となった家のポストに投函されていた、私の事務所のチラシをご覧になり、電話をくださいました。

 その一本の電話から、1年4か月に及ぶ仕事が始まりました。

 

 長い時間をかけて一つの案件が終わり、最後は岡山までご報告に伺う。そして、その帰り道にこちらのお寺に立ち寄る。

 

 こうして振り返ってみると、最初は別々に見えていた出来事が、どこかでつながっているように感じます。

 司法書士の仕事をしていると、「人のご縁」を感じることがよくあります。

 ご紹介でつながることもあれば、今回のように、たまたま目にした一枚のチラシがきっかけになることもあります。

 そして、一度いただいたご縁が、思いがけないところで別のご縁につながっていくことがあります。

 

 仕事は、依頼者の意向を汲み取り正確に終えることがもちろん大切です。

 けれど、それだけではなく、その仕事を通じて出会った方とのご縁を大切にすることも、同じくらい大切なのではないでしょうか。

 今回の案件が無事に終わったことへの安堵とともに、私に仕事を託してくださった依頼者への感謝。

 

 これからも、一つ一つのご依頼に誠実に向き合いながら、いただいた「ご縁」を大切にしていきます。

 今年の夏は、娘を連れて南紀を旅。

 旅の一日目は、白浜へ。

 

 平草原から白浜の全景を一望して、三段壁へ向かいました。切り立つ断崖と打ち寄せる波は、いつ見ても自然の力強さを感じさせてくれます。

 

 娘も断崖から見下ろす海の迫力に目を丸くします。

 

 この日も強い日差し。駐車場への道すがら「かき氷」ののぼり旗に吸い込まれます。

 

 

 観光名所もですが、こうした何気ない時間こそ、後になって心に残るものなのかもしれませんね。

 

 翌朝は、少し早起きをしてホテルから見えていた白良浜へ。

 

 砂浜を裸足で歩いて、波に足を浸す。

 

 歓声を上げ、濡れるのを気にせずに走り回ります。

 

  砂の感触、波の冷たさ、潮風の匂い。その一つひとつが、きっと心に刻まれていくのでしょう。

  白良浜を後にし、私も初めて訪れる串本海中公園へ向かいました。

 

  海中観光船に乗り船底の窓から海の中をのぞくと、美しいサンゴが広がり、色とりどりの魚たちが泳いでいます。

 

 

 写真では伝わらない海の豊かさに、娘だけでなく私も思わず見入ってしまいました。

 

 最後は、本州最南端の潮岬へ。

 展望タワーからどこまでも続く水平線を眺めながら、娘の未来もこの海のように大きく広がっていってほしいと願うのでした。

 夕方から新幹線で東京へ向かう。

 

 東京駅に着く頃には、日はすっかり暮れ、高層ビルの窓には無数の灯り。

 

 新橋や有楽町のホームには、家路につく人、待ち合わせの人、足早に乗換える人たちが行き交う。

 それぞれに仕事があり、生活があり、明日がある。

 

 その当たり前の風景を眺めながら、酒に溺れていたころの自分ことを考える。

 

 あの頃は、将来のことなど何も見えていなかった。希望もなかった。「この先、自分はどうなるのか」と不安ばかりを抱え、今のような人生は、想像もできなかった。

 

 東京へ向かう目的は、明日、初めて会う高校生たちに授業をするため。

 

 自分の将来がはっきり見えている生徒ばかりではないだろう。夢を持っている人もいれば、不安を抱えている人も多いだろう。

 法律の知識だけでなく、「人生にはチャンスがたくさん転がっている」ということも伝えたい。

 

 東京の夜景を眺めながら、過去の自分に「大丈夫だ」と、今なら自信をもって声をかけられる。

 

 明日出会う高校生たちにも伝えたい。

 人生は、自分が思っている以上に、面白い方向へ進んでいくことがあると。

 

 娘がおはじきブロックで新しい作品を作りました。

 

  

 何を作ったのと聞くと、嬉しそうに 「電車へりこぷたー」。

 電車とヘリコプターを合体させるという、大人には思いつかない自由な発想。

 

 電車のような長い形に、上には左右対の小さなプロペラ。 色の組み合わせもきれいで、しっかり組み立てられています。

 

 よく、こんな器用につくるなぁ。

 

 娘の作品を見ていると、以前ブログで紹介した消防車の絵といい、私とは違う方向の才能を感じさせるんですよね。 

 自分にはなかった発想や表現が、娘の手の中で自然に形になっていく。 その成長ぶりに、ただただ驚かされます。

 

 こっちは何?

 

 パパ・ママ。おばあちゃんと自分。電車ぺりこぷたーに乗るのだそうです。

 前記事の続きです。

 

 5月に成年後見人として関与していた被後見人のFさんがお亡くなりになりました。

 身寄りのない方でしたので、家庭裁判所の許可を得て、遺体の引取り・安置、火葬の手配、収骨、納骨の対応を行いました。

 法律上、成年後見人の職務は本人の死亡の瞬間に終了しますが、現実にはその直後にも様々な対応が必要です。今回は役所への各届出、年金の停止手続などもしなければいけませんでした。

 

 先日、家庭裁判所に終了報告とともに後見人報酬付与の申立てを行った際に、これらの事情を記載した上申書を提出しました。

 正直なところ、報酬は少し加算される程度かと思っていましたが、私の予想を大きく上回る額が認められました。

 

 

 もちろん、報酬額そのものが目的でお亡くなり後の事務を行うわけではありませんが、今回の決定を通じて、裁判官が被後見人の最期における対応や負担を丁寧に評価してくれたことをありがたく思いました。

 成年後見業務の実際は財産管理や契約手続きだけではありません。ご本人の生活や尊厳を支えること。人生の最終段階に立ち会うこともあります。

 「最期まで寄り添う」ということの大切さ。一人の人の人生を支える専門職であることを肝に銘じて職務に取り組んでいきたいと思います。

 Fさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。