京都の観光というと古い時代の寺社仏閣を思い浮かべる人が多いと思います。
金閣寺や清水寺など世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産だけでも17もあるので、もっともなことだと思います。
京都は1200年にわたり都」の置かれた地で、各地にそれぞれの時代の遺構があります。
私のブログでも紹介したことがある「琵琶湖疎水」とその関連の施設もそのひとつです。
明治に開削された当初は水運にも人の往来にも使われましたが、今は京都市民の用水として機能するだけになっています。
その疎水に観光船を浮かべて観光資源として活用する試みが、京都市と大津市の共同で始まるという記事が出ていました
疎水沿いは桜や紅葉の名所で、何よりも疎水自体が当時の技術を結集した価値の高いものです。
京都市側には水力発電所やインクライン・水路閣と明治期のものが多く残り、南禅寺や哲学の道など定番の観光地との組み合わせで、魅力的な観光コースになると思います。
私自身が好きな場所でもあり、市民としても期待しています。