堺に来たら食べてみたいものがありました。
去年の暮れに関西のローカル番組の紹介で初めて知った、鎌倉時代末期の1329年の創業で今のご主人で27代目という老舗「かん袋」さんのくるみ餅です。
午前中の早い時間にお邪魔したので空いていましたが、常に行列が出来る有名店だそうです。
レジで注文を済ませ渡された番号札をもって席で待ちます。
スーパーのフードコートと同じ方式ですが漢数字で書かれた木札がいい演出です。
すぐに運ばれてきました。くるみ餅とご対面です。
嫌みのない上品な甘さでいくらでもいけそうです。
鶯色の餡は、千利休の生誕地で茶の湯発祥の地・堺らしく抹茶の香りがしますが、「明国等より入荷した農作物」と案内にあるだけで、原材料・製法は門外不出、秘伝中の秘伝です。
ちなみにかん袋のくるみ餅にいう「くるみ」は胡桃ではなく、餡で白玉のような餅をくるむことから付いた名前だそうです。
私が頂いたほかにかき氷が載った「氷くるみ餅」があり、冬ですがこちらを注文する人が多いように思いました。
お土産用のくるみ餅もあるものの消費期限が当日中なので、有名百貨店にも支店はなく、ここへ足を運ばなければ頂けないものです。
かん袋
住所 堺市堺区新在家町東1-2-1
営業時間 10:00~17:00 (売り切れ次第終了)
定休日 火曜日・水曜日(祝日の場合は営業)