ダニエル・クレイグのボンドとテーマソング No Time To Die | 小心者の大胆不敵 

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徒然に映画の感想綴ります。
偏愛映画多め。推しの愛にあふれ暴走気味。
現在Archie Madekwe推しです。大好き。

テーマソングとは。

映画と内容、歌詞とメロディ、

全体的に調和してて

全てがバチっとハマると最高。

Billie EilishのNo Time To Dieはそれで言うとベストだと思う。世界観がぴたっと来てる。

オスカーノミネートされているので取ってほしいな。


※アカデミー賞授賞式本日でした。

見事受賞!おめでとう〜!!!


わたしは、007のテーマソングは、ボンドの目線から見えてる世界が表現されていると思う。

インタビューでもBillieはそう語っていたように思います。

だから、映画の内容は歌詞を聴くと想像つくのかもしれない、、オープニングで。

(でも最後まで観ないと答え合わせできないけど。)



Billie Eilishが『No Time To Die』を書いたのは

17歳の時。

今年20歳の彼女は、なぜあそこまでストーリーを

理解して曲を書けたのだろう。

感性と才能は、年齢や経験とは関係ないのだろうけども、あの情景が17歳で出てきたのって

驚きを隠せない。


インタビューや対談をいくつかみると

曲は依頼されたわけではなく、コンペだった模様。

渡された最初の何ページかの脚本から想像して曲を書いたと語っていました。(脚本の最初の部分25ページを渡されて読んだ、と語っていました。)

そしてバーバラ・ブロッコリさんから、少し説明もあったみたいですね。

He's been fooled, (ボンドはだまされるの、と)。

脚本の最初の25ページだと、pre title sequencesのカーチェイスの場面までくらいかな?


スタートは

I should have known

このフレーズから歌詞とメロディを膨らませていったそう。


ボンドの気持ちを代弁するかのような歌詞

それをのせるメロディ。

そして彼女のあの独特な歌い方で表現される世界。

映画にぴったりだった。

あの美しい街、マテラでのカーチェイス後、

列車のシーン、

そしてオープニングに続くところ。

あのピアノのイントロと

オープニング画像のドットがでてくるとき、

毎回ちょっとほろりときてしまう。


Hans Zimmerさんも、Billieの『No Time To Die』を聴いたとき、

I don't want to hear anything else,(これだ、もう他は聞く必要がない。)と語っていました。

それほどまでに世界観を表していたのだな〜と思いましたよ。

(ビリーのことは a young person with amazingly old heart, 若いけれどとても成熟した心の持ち主、と)


why @billieeilish was chosen to record the theme song for NoTimeToDie.

 

 

Fool me once

Fool me twice 

Are you death or paradise?

Now you’ll never see me cry
There’s just no time to die 


1度ならぬ2度までも欺かれた

君は死神なのか、楽園なのか 

泣くところを君がみることはない

死ぬ時間さえない


ボンドは愛する人に裏切られた、それも二度も。

彼の心の中の葛藤。苦しみ。


全部ブロフェルドが仕組んだのだけど。

一度ならぬ二度と騙された、とはヴェスパーとマドレーヌを指すのかな、と思っていますが、どやろ。

このyouはそれを仕組んだブロフェルド、、?

とも受け取れるけれど、裏切り、と感じたのは

たぶんマドレーヌに対してかな。

脚本の最初ではボンドはそう思っているし、

その箇所を読んで曲は作られたのよね…。

いずれにせよ、切ない。


そしてこの部分、


Faces from my past return
Another lesson yet to learn

過去の顔ぶれが追ってくる

まだ学ぶ教訓があるのか?


ボンドが言う、"letting go is hard"のわけ。

ボンドが過去を手放しても、

過去がなかなかボンドを手放してくれない。

フェリックスも昔みたいに世界を救おう、と

誘ってくる。

(キューバのシーンはとても好きだけど、その分、そのあとが全てツラい

ボンドはなかなか未来へと踏み出せない。


いざマドレーヌと未来へ踏み出そうと

こころを決めたら、

ボンドの過去だけでなく、マドレーヌの過去(サフィン)までもボンドを追いかけてくる。

ボンドの幸せは、、どこに。


映画を観ている最中は映像とセリフを追うので

いっぱいで、考えるのが追いつかなかったけど、

ボンドの人生はハードすぎる。

残酷なリアリティ。


ダニエル・クレイグがスパイとしてのボンドを

リアルに描いたら。

その世界を5作通して観れたんだなぁ、

としみじみ思ってます。

(孤独と苦悩に溢れていて、ダニエル・クレイグのボンドを抱きしめたくなると同時に、映画の中ではボンドに幸せになってほしい思いも。)



Billieがトークショーで曲作りについて語ったとき、ダニエル・クレイグについて、

He's a DILF!!って。わお!!!!!

魅力的なのはよーーーくわかった。

そして彼女はやっぱり若いんだな〜とも笑

言葉のチョイスよ…ふふふ。

DILFとは?↓

DILF meaning


日本語だとマイルドに訳されてるものが多いけど、英語で聴くとドギツイ感じ拭えない笑

まぁ、それだけダニエル・クレイグが

セクシーということですね。

わかる。


No Time To Die関連↓↓↓

No Time To Dieと過去のボンドムービー

ボンドの繊細な心とアーマー No Time To Die


ダニエル・クレイグが痺れるほど最高なNo Time To Die