たか坊のブログ -32ページ目

たか坊のブログ

スクリーン印刷の資材・機械を販売している商社を経営しています。

日々の日報を兼ねた記事をUPしています。

シルクスクリーン製版用のポジ材料を新発売致しましたニコニコ

これまでも、市販のEPSON社やCANON社製のインクジェットプリンターで使用できる製品を販売しておりましたが、この度グレードアップ

巾が432mmは変わりませんが、長さが20メートルから30メートルとなっております。


前商品を販売している時から、度々ご質問のお電話を頂いていたりしますが、

「このフィルム使えますか?」・・・・とか・・・・・・
「市販のOHPフィルムだと透けるんですが、これは大丈夫?」・・・・とか・・・・・


逃げ道を作る訳ではありませんがガーン

お客様がお使いの露光機がどんななのかわかりませんガーン
光源からガラス面(版の乳剤面)までの距離も解りませんガーン
ケミカルランプを並べてるのでしたら、その間隔や本数も解りませんガーン

という訳で、何も知らずに「100%大丈夫です!」等と、知ったかぶりはできませんがガーン

STAN-FILMは表面にインクの受理層が有るため、わずかに乳白です。
ですので、まっさらに透明なOHPフィルムより断然インクは定着しますニコニコ

おまけに、まっ黒よりも製版に有利な方法もあります・・・・教えませんべーっだ!
というか、ここには書きませんニコニコ少しいぢわる・・・・


という訳で、取りあえず本日発売

シルクスクリーン製版用ポジ材料「STAN-FILM」新発売です!!




たか坊のブログ-STAN-FILM


珍しく午前中にブログの更新ですニコニコ

前回ご紹介したプラスチゾル用ブリード防止添加剤


たか坊のブログ-ブロックアウトスーパー


これまでは、スクリーンメッシュ#100以下を推奨していました。

ビックリマーク改良して、#120も使えるようにしましたニコニコ


以前のバージョンでも「使えない」という訳ではなかったのですが、ダイレクト製版機でサーマルフィルムをご使用の
場合に不都合が有ったりしたのです。

そこで、お客様各位からのご要望に拠り「より良い物を」をモットーにガーン


という訳で、詳しくお知りになりたい方は、上のBlock Out Superのロゴをクリック頂ければ、詳細説明のページにジャンプします。


そして現在、水性バインダー用のブリード防止添加剤を開発中!!ニコニコ
こうご期待!!

東日本大震災に被災された方々へお見舞いを申し上げるとともに、いち早い今後の再興を祈念しております。
社員ともども、遠方からではありますが、少しでもご協力させて頂ける事はないかと、日々活動しております。

又、弊社は北海道・札幌市にあり、今回の震災においては殆ど影響を受けずにおりますが、全国各地のお客様から、少なからずご心配と激励のお言葉を頂き、感謝の念に堪えません。




さて、弊社からプリントされている方に新発売の商品のご紹介です。



これまで何度もブリードの件について書かせて頂きましたがガーン

やっと、少しは満足のいく商品が出来上がりましたニコニコ


プラスチゾルインク用 ブリード防止添加剤

たか坊のブログ-ブロックアウトスーパー

の登場ですニコニコちゃんちゃかちゃ~んビックリマーク


ブリード・再昇華の詳細につきましては過去の記事 をご覧頂きたいと思いますが、ついでに商品の詳細ページ ですニコニコ



プラスチゾルメーカーさんに作って頂いたものではないので、取りあえず弊社にしかありません・・・
これまでの「ブリード耐候性の特別なインク」という形ではなく、様々なメーカー様のプラスチゾルインクに「添加剤」という形でご使用頂けますニコニコ



ブロックアウトスーパーは、これが究極の完成形とは考えておりません。今後も、日々改良に励んでまいります。
今後も皆様のご協力を宜しくお願い致しますニコニコ
最近はなかなかネタが少なくて、更新の頻度もかなり低下していましてガーン

でも、遠方のお客様と電話でお話ししたりすると「見てます・・・」等、嬉しいお話を頂くたびにプレッシャーがガーン


で、初心に戻りつつ、色々とネタを漁ってみましたガーン



んで、本日はスキージのお話です。



半自動や自動の印刷機には、それぞれ専用のスキージホルダーってぇのが備わっているので別もんですが、手刷りの場合は、専ら


たか坊のブログ-スキージ

この写真の様な木製のハンドルが付いたスキージをお使いの事と思います。

で、先端のゴム。これを「スキージブレード」なぞと呼びますが、刃でもないのにブレード・・・・
ま、細かい事にはこだわらずガーン

スキージブレードには厚みの違いも有れば、硬さの違いも有ります。
厚さは主に6mm若しくは9mm。メーカーによっては9.5mmってのも有りますが。

そして硬さは、主に60度・70度・80度。メーカーによってはスキージブレードの色によって硬さが違ったりします。
勿論スキージブレードはエラストマー製品ですので、60度・・・とは言っても、生産ロットによって微妙なブレ(誤差)が生じていますが。


もっと細かい事をお話しすると、スキージブレードには、ハンドルのそばの根元からインクの当たる先端までの長さにも違いが有ります。一般的なのは45mmで、ハンドルに15mm埋まるので、むき出しになっている部分はおおよそ30mmです。


この、スキージの3つの要素の違いは何故?

インクの粘度(硬さ)・使用する版のスクリーンのテンション(張力)・版と被印刷物の間隔(オフコンタクト)そして、スキージブレードと版との接触角度によって、落ちるインクの量が変わってくるからですニコニコ

単純にスキージの硬さだけを見れば、硬いスキージブレードより、柔らかいスキージブレードを使った方が(他の条件が全く一緒で有れば)、インクが多く落ちます。

まれに、電話で
「水性で使いたいんですけど、どのスキージが良いですか?」
とお問い合わせを頂きますが

即答で「う~ん・・・これにしておいてください」
などと言えません。

電話の声で男性か女性かぐらいは解るのですがガーン
極端な話、女性でも力自慢の方もいるでしょうし、男性でもとっても非力な方もいらっしゃるでしょうしガーン
力の入れ具合で、スキージブレードのしなり方は変わります。

色々お話を聴いた後で「ではこれこれから使ってみては如何でしょうか?」となります。

たった一つ、スキージブレードの硬さを変えただけで、刷る回数が減ってしまったともなりかねないので、馬鹿に出来ない大切な道具なのですねぇニコニコ
粉末顔料を「Pigments Powder」として発売開始致しましたニコニコ


   粉末顔料のページはこちら

   ショッピングカートはこちら


粉末顔料は、水性インク(水性バインダー含む)・油性インク(プラスチゾルインク含む)いずれにもご使用になれますニコニコ

ちなみに、プラスチゾルインクは粉末顔料をそのまんま添加すれば、撹拌も容易です。

その他の水性インク・水性バインダー・油性(溶剤型)インクはいきなり添加すると「ダマ」になって撹拌しづらい恐れが有ります。一度、少量で確認してみて下さい。
料理で、加熱されたカレーに小麦粉をドボン!と入れると「ダマ」になりやすいのと同じ現象で、二つの物質の粘度があまりに違う場合にこうなります。
少量の溶剤や希釈剤に一度溶かして「ドロドロ」にしてから添加すると簡単ですニコニコ

水性バインダーは水で溶かすと、完成後の洗濯堅牢性に影響を与えますので、乾燥遅効剤 に溶かしてから添加して下さい。


順序が逆かもしれませんが、粉末顔料の功罪についてガーンこれまでも、このブログに何度か書きましたがちょいと纏め。


まず「」の部です


ひとつめ

黒や紺や緑や・・・・要するに濃色と言われる材料にプリントする際、特に赤や黄色は隠蔽性(下地を覆い隠す力)に欠ける色ですので、なかなか発色が良くありません。こんな時白を混ぜると隠蔽性は増すのですが、そうすると赤はピンクに、黄色はクリーム色の様なレモン色に近づいていきます。
そんな時、粉末顔料を入れましょうビックリマーク赤には赤の粉末顔料を、黄色には黄色の粉末顔料をニコニコ

通常使っている樹脂タイプの顔料を入れても良いのですが、樹脂が入っていく分、インク自体の粘度がどんどん落ちて(下がって)行きます。粘度が下がると、印刷のエッジが滲む可能性が出てきます。
粉末顔料を使う事によって、粘度は下がらずこのような現象も起きませんニコニコ


ふたつめ

樹脂タイプの蛍光ピンクはなかなか発色が宜しくないのでありましてガーン粉末の蛍光顔料を添加すると発色が良くなります。


みっつめ

水性バインダーなんかでラバータイプにはたくさんの種類の白があります。
でも、アンカータイプ(しみ込む)には白はあまりありません。もともと染み込んでしまうバインダーは淡色(うす~いグレーとかうす~いクリーム色とか)生地に使用して風合いを良くするための物ですが、

時にはうす~いグレーの生地に「風合い良く」白くプリントしたい時って無いでしょうかはてなマーク
こんな時

「ラバータイプのホワイトバインダーを少し混ぜて下さい」
と平気で言う人には気をつけましょうガーン

ラバータイプとアンカータイプのバインダーの樹脂はもともと違う物です。混ぜるな危険!!とまでは言いませんがガーン

より品質の良いものを作るためには
アンカータイプのバインダーに白の「顔料」を入れましょう。現在、樹脂タイプのホワイト顔料も有るのですが、大量ロットでしか入手困難ですので、そんな時白の粉末顔料が使えますニコニコ



さて「罪」の部



入れすぎには注意しましょう

この一言に尽きますガーン
粉末顔料は結構濃度が有りますのでそんなに入れずとも希望の濃度までは行くと思います。ですが、間違って大量に入れてしまったら・・・・そのインクは捨てましょう。涙をこらえてガーン

顔料オーバーのインクは、いくら熱乾燥を施しても剥がれたり割れたりする危険性が大きいので、一見大丈夫の様に見えて、後から痛い目にあいますガーン


さて、もうじき秘密の添加剤が完成しますラブラブ!
ワクワクしてお待ちくださいニコニコ