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たか坊のブログ

スクリーン印刷の資材・機械を販売している商社を経営しています。

日々の日報を兼ねた記事をUPしています。

少しお時間を頂きましたが、、、、って、何をはてなマークですねガーン


今日はとうとうガーンお客様からご質問を頂く事が多かった件を、実際に私が試してみたご報告です。



様々な販社様から「スキージ」を購入して試してみましたニコニコ

「こっそりと」買ったり、はたまた「堂々と」購入したりガーン




弊社のスキージの選び方については、以前の記事に書きました。

http://ameblo.jp/print-web-stance/entry-11750615403.html



実際に色々購入したスキージを比べると、、、、、、

って、ここで他社様の欠点を書き連ねるのは、と~ってもいやらしい事ですので辞めておきますガーン

でも、これで終わってしまうと、今日のブログは何を書いたのか訳が解らない事になってしまうので、商品を特定させずに書きますガーン


スキージを購入した、若しくは購入して頂いた直後には「こうした方が良い」という事を数点。


1.スキージブレード(ゴム)の直角が正確に出ているか見る
2.スキージブレードを溶剤や灯油で何度か拭いてみる
3.スキージブレードの角に傷が無いか確認する

はいニコニコ細かく書いてみます。


1.直角が正確に出ているか

細かい問題ですが、これはインクの落ちに確実に反映されます。
まずは、ゴム両面に片側ずつ数滴の水を垂らしてみましょう。ゴムの端で水が貯まるはずですが、表面張力で水は落ちません。普通はガーン
又、落ちないにしても両方とも反っていると問題ですガーン

2を飛ばして先に3番ガーン

3.角に傷が無いか確認

 スキージの角に指を当てて滑らし、なぞってみましょう。傷が有れば指にひっかかる違和感が確認できますガーン
傷が有ると、印刷した際にその部分に濃淡や筋が現れますガーン


では、待望のガーン2番

2.溶剤や灯油で何度か拭いてみる

本当は何度か拭いただけでは解りませんガーン
なんでこんな事するの?と言うのは、まず

イ)ゴムの耐溶剤性
 使い終わったスキージを、水で洗浄している分にはあまり関連ありませんが、プラスチゾルインクをお掃除する際には、溶剤や灯油を使いますよね。弊社ではお勧めしていないけど。
 何度も、拭いているうちに、ゴムは劣化します。

 溶剤に弱いゴムはどんどん硬くなります。硬くなっていつか崩れますガーン
 というか、劣化で硬度が変わればインクが落ちる量も、スキージ圧が変わります。
 劣化が早い分、又新たなスキージが必要になってしまいかねない。。。。。

ロ)ゴムの均一性
 はい。両面を溶剤で軽く拭いたら、それぞれの面の乾き方をじっくり見てみましょう。どのように揮発するか。
 均一で偏りの少ないゴムですと、ほぼ同じように揮発・乾燥しますねニコニコ

 私が入手したスキージの中には、この乾き方が極端なゴムが有りましたショック!
 片側はまるで撥水(撥油?)なのに、反対側はどんどん吸収しているショック!

 ちなみに、溶剤分を吸収し易いゴムは、これまた劣化が早いのですかお

という訳で、スキージを購入した際には一度上記のような検証作業をした方が良いと思いますニコニコ



スタンスのホームページ

Web-Stance(ショッピング)のページ

スキージのページ
歳が明けて、もう1カ月が過ぎてしまうんですねショック!

うかうかしていると、あっと言う間に年末になっている気がするガーン


と言う訳で、ゆっくりしている場合ではないので新商品の発売予告ですニコニコ


まずは、この商品の効用....と言うか、こんな方に最適ですニコニコ


・水性バインダーをお使いで、版の目詰まりにお悩みのあなた
・使用後の版に残る「ゴースト」にお悩みのあなた
・多色刷りの際の、中間乾燥時間を少なくしたいあなた
・落としづらい金銀メタリック及びグリッター印刷でお悩みのあなた



この商品は水性バインダー・プラスチゾルインク・溶剤型インクでお使い頂けますニコニコ


まず、

本来、インクの目詰まりは、

スクリーンのテンションの調節でほとんど解決できる問題だったりしますが、

張ってくれている業者に頼んでも、これ以上強くしてくれないガーンとか
某~くんを使っているので、どうしょうもできないガーンとか
「だからプラスチゾルインクにしましょうよぉ」とか勧められても嫌だガーンとか(とは言っても、テンションが低いと、プラスチゾルの方が厄介な問題が生じます)

色々な理由がお有りかと思いますので、まずこの商品を刷版の印刷面(被印刷物と接する面)にウエスかなんかで塗布して乾燥して下さい。

また、

「ウェットオンウェットで印刷できるって言うからこの(プラスチゾルインク)を買ったのにぃ。2版目以降に裏写りするぢゃん!」とお嘆きの場合

「インクの透過性が素晴らしいんだけど、この感光乳剤って、やけにバカ高いんだよねぇ。だからあんまり金銀は印刷したくないよぉ」とお悩みの場合なども利用価値が高いのですガーン


弊社には毎度色々な方々からお悩み相談を頂いているので、お客様の事情をお察しすると、単に「もっとスクリーンのテンションをあげて下さい」と言い続けるだけではいけないと思っておりました。

特にベタの多い印刷をすると、水性・プラスチゾルインクに関わらず、版を持ち上げる際に、シャツと版が(透過しきれていないインクの粘着力で)くっついているので、ジワジワ剥がすガーン事がお有りの場合、この商品は効きますニコニコ
ちなみに、ジワジワ剥がすと言う事は、その以前の問題ですが、落ちているインクの量は理想よりは少ないです。

と言う訳で、近日中に弊社ホームページ及び、ショッピングカートにて発売致しますニコニコ

商品名は「PS Liqid」に決定いたしましたニコニコ


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今朝の雪は湿り気が有ってとっても重かったので、量がそれ程でもない雪掻きでも汗びっしょりショック!

今年は、筋肉痛が全然出なくなったんですが気のせいでしょうかはてなマークガーン


昨日、北海道内のお客様からお電話を頂きまして。
商品の事をお話しした後に、何か言いたげでいらっしゃったので聞いてみると。

「ブログであんまり・・・・・・なんか有って、購入する所が・・・・・」

ってガーン

御心配下さったようで、有りがたい思いで一杯ですが。

「大丈夫です。うちは居なくなったりしませんから」ってガーン

別に本当に喧嘩を売る訳ではありません。居たって温厚な平和主義な人間ですガーン


前回をお読み頂いていない方には何が何やらだと思うのですが(前回の記事→


前回の記事中で誤解があったら申し訳ないので、今一度要点を書きますねニコニコ


何度か書いた事が有りますが、インターネットの情報は玉石混交です。
その情報を活用するもしないも、それは個人の責任と判断です。

では、そういう理由で、間違った情報を放置しておいて良いものかどうかという事でして。

もしも、本人が知らないうちに間違った情報を発信している方がいらっしゃったら、それを偉そうに諫言して訂正させる必要までないし、その権利も無いと思います。
ただし、自社商品を販売したいが為に、売り上げを作る為に、本当の事を知っているのに明らかに情報をゆがめて発信していらっしゃる場合は、放っておけない。

考え方は色々有ると思いますが、
「これ見て活用した人は困っちゃうだろうなぁ~」と放っておいても良いんです。
「いずれ弊社のサイトでも見つけてくれればなぁ」と思っているだけでも良いんです。

でもね。仕事ととして情報を発信するんなら、せめて恥ずかしくない情報を発信しませんか?という事です。

地元のお客様とは直接接する機会が多く「へ~、そうなんだぁ」という事を教えて頂く、若しくは現場を見させて頂いている内に自身で気づく事が多いのです。
お客様に「価値ある」情報をお届けするには、際限のない努力が必要だと思っています。


直近で、こんな相談が多発しました。

1.「アンカーバインダーに赤の顔料を入れたら粘度が落ちすぎて刷れないんですけど」
2.「バインダーに赤を入れたらすぐに剥げたんですよ」
3.「バインダーに赤を入れたら色ムラになってしまうんですが」

これは、いずれも同じ他社様の顔料をお使いの別々のお客様から寄せられた相談です。

これらに対する回答はそれぞれ、だいたい次のようだったとの事です。

1にたいして.
  増粘剤を入れて下さい。そもそも顔料入れすぎじゃないですか?
  (その量入れないと、赤が赤にならないからいれてるだけなんですが)
2に対して.
  顔料の入れすぎじゃないですか?
  (同上)
3にたいして.
  プリント下手なんじゃないですか?
  (し、失礼な!)

弊社の回答は次の通りになります。

 「その顔料の使用をストップして下さい」

理由は、

 顔料の成分である「分散剤」適していない。もっとはっきり言うと、粗悪だからです。
 3の「色ムラが起きる」きちんと顔料成分(粉)が均一に分散されていない場合にこのような状況になります。
 プリントが下手でこんな事になるはずがない(笑)なるとすれば、刷版の膜厚に部分部分のばらつきが相当あるかどうかです(笑)
 アンカーバインダーに顔料を加えて粘度が落ちるという現象はまず起きません。そりゃ、バインダー:顔料=1:1で入れるとそうなりますが、そんな量を入れないと色が作れない物は、すでに顔料と呼びませんガーン

こんなたとえ書いた事有りましたっけ?

八百屋に行って
「今晩カレーなのよぉ。お芋ちょうだい」
って、家に帰って袋開けたらサツマイモが入っていたら怒るでしょはてなマークガーン
で、電話して文句言ったら
「あれぇ~、奥さん料理下手なんじゃないっすかぁはてなマーク
って言われたらどうしますはてなマークガーン

こんな八百屋さんは居ないでしょうけどガーン


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年が明けて、もう3週間以上が経ちました。こんな時期になんなんですがガーン

昨年の9月11日をもちまして、弊社も丸5年が経ちました。もう4カ月も経っていますがガーン



一応経営者として色々な事を考えていたのですが、ブログに書くほどでもないかなと思っておりましたが。
本日、ようやく決心がつきましたガーン


創業してから今日のスタンスが有るのは、皆様お客様のお陰だと思っております。
これまで何度か書かせて貰っておりますが、お客様の悩み事や、相談事が有って、初めてスタンスは営業が続けられています。
本当は、そんな「困った事」なんて、1つも無くなれば良いに越したことはないんですがガーン

サラリーマンだった頃の私はシルクスクリーンの資材屋としては、あんまりはてなマーク全くはてなマークガーン役に立たない会社人間だったみたいですガーン地元の取引先の社長に何度言われた事かガーン

「(我々)スクリーン印刷をやっている者の役に立つ会社で有ってくれ」

そう言われたのを、今もずっと忘れないでいます。


何の仕事でもそうでしょうが、誰かの役に立つから、その対価としてお金が頂ける訳ですが、昔の自分はそうではなかったんですねガーン

今だって勿論、お金を頂かないと会社はなりたって行かないのは当然なんですがガーン

「まず最初に」

少なくとも、お客様が困ってはいけない。
「本当に」お客様の役に立つ何かを届ける事が出来なければならない。
売り上げや利益は、あとに必ず付いてくるものだという事です。

「シルクの資材屋はヤクザと同じだ」

ある社長がそう言った事が有ります。

今はそこまでは行かなくても、昔はそうだったと私も思うのです。

本人の勉強が足りなくて、嘘とは思っていないのに間違った事を教えて販売する人。
本人が解っているのに、違った商品を売り付ける人。
実際にいたんですからガーン今も居たりしますがガーン

でも、お客様の立場からすると、そんな理由はどっちでも良い。同じ事です。


今年から、弊社のページに「シルクスクリーンQ&A 」というページを増やす事にしました。


色々なお客様から同じ様な質問を頂いたものを掲載しようと思っています。
勿論、もっと詳しくお知りになりたい場合は、電話やメールでお気軽にお問い合わせ頂いて構いません。
と言うか嬉しいのですがガーン

まだ数件しか載せていませんが、それは私がまだ「遠慮」しているからですガーン


これまでは、他販社さまの事を露骨にお話しする事に遠慮していましたが、今年からは、実名こそ出しませんが、間違った情報は訂正する意味でとことん書き続けます。

他人の事は放っておけば良いのですが、間違った情報が蔓延するのを見過ごすことは、間違ったやり方をする「不幸な」お客様が増える事だからです。

同窓生の友人が、私のブログを読んでくれているようでガーン昨年の同窓会の時にこう言われました

「おまえさ。業界にけんか売ってるみたいなもんじゃないの、あのブログは(笑)」ガーン


不幸なお客様が増えてしまう位なら、喧嘩売ってでも正しい事を発信しますガーン

無駄な願いと知りつつも

「世の販社様、決して売るためだけの嘘は絶対につかないで」


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「今年は雪が少なくて(雪掻きしなくて)楽だなぁ」と思っていたら、昨日、今日と朝の雪掻き「だけ」でクタクタですショック!

毎年の事ですが、シーズンが終わる頃には、結局辻褄が合って、同じ程度の降雪量なんでしょうガーン


と言う訳で、ようやく連載の最終回ですニコニコ


表題のとおり「プリントボードに生地を仮固定するのにお使いの物はスプレーのり ですか?」という訳です。プリントする際、被印刷物(Tシャツやら、ポロシャツ、ジャンパーなどなど)をプリントボードに仮固定させねばなりません。

「1色刷るだけだからいいだろ」などと手を抜くと、刷り終えて、版を持ち上げると版にくっついて一緒に持ち上がりますガーンこれは、版と被印刷物の間の隙間(オフコンタクト)を取っても同様に必要な事です。


じゃぁ、その「仮固定」には何をお使いなのでしょうかはてなマーク


大概は「住友3M スプレーのり55」とかだったりします。


綿100%の繊維だったらこれでも良いのですが、ポリエステル100%のドライTシャツとかだと問題が出てくる訳ですガーン


粘着力があまり無い為、数枚プリントすると版にくっついて、版を持ち上げる時に「そ~っと」なんて一苦労ガーン
で、こんな苦労をしたくないという思いで、スプレーのりをいっぱい「ぷシュー」とする訳です。

でも、確認してみないと気付かないのですが、シャツに糊が移ってたりしますガーンおぅ。。。。。。

これまたとんでもない事なので、最終的にどうするかと言うと、、、、、、

スキージを引く印圧を少なくしてしまう訳ですね。そうするとどうなるかっっーとガーン
インクの落ちる量が減ります。。。。。。薄くなりますガーン


「スプレーのり55」だからいかんのであって「スプレーのり77」「・・・88」「・・・99」「・・・111」

と思って試してみる訳ですが、結局上手くいかないと思いますガーン


こんな時には、これを使うべきなのです。はい宣伝ガーン


水性接着剤


という訳で、5回に分けて連載してまいりました。

「濃いインク」を題材にお話しした訳ですが、シルクスクリーン印刷は色々な条件を適正にして上手くいくのだという事をお伝えしたかった訳です。

「そんな事言ったって~」と思われるとは思いますがガーン
そんな際には一度電話やメールでご相談下さい。




次のネタ探さないといけない・・・・・ガーン


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