英語を話す時に、「英語で考えて英語を話す」ことが一番良い方法だと言う人がいます。しかし、それは非常に危険な考え方です。
英語だけで考えることは、日本語で考えることよりも思考が浅くなります。日常会話や慣れきっているシチュエーションなどではそれほど問題が無くても、それ以外の場合は途端にトラブルになります。
自分の考えを整理する時、よく時間をかけて考えるはずです。
仕事の話をするときは、集中して頭をフル回転させるはずです。
このような頭の使い方をしていない意見は、日本語だろうが英語だろうがほとんど役に立ちません。思いつきを口にしているだけです。そのような人は、あまり信用されませんし、仕事ができる人でもありません。
我々が踏むべきステップは二つあります。
一つ目は、日本語で徹底的に考えること。
二つ目は、それをシンプルな英語に置き換えること。
このステップを数多くこなし、スピーディーかつ同時並行的に進めることができれば、英語で考えているように見えるかもしれません。しかし、英語だけで考えている人よりも、遥かに有意義なアウトプットであることは間違いありません。