周りの人々の協力と、感謝の気持ち | メルボルン ベビーシッター&子育て奮闘記

メルボルン ベビーシッター&子育て奮闘記

オーストラリア メルボルンにて、2009年2月生まれの娘ローズと、2013年8月生まれの息子ディー君の子育てに励む日々。

メルボルンでベビーシッターサービスを提供しています。

わたしには、ママ友も、結婚しているけれど子供のいない友人も、独身の友人もいます。

 

わたしのブログはいかにも!の子育てブログなので、独身の方はほとんど関心もないかと思いますが、

わたしの方は、40代独身でバリバリ仕事をしている女性のブログが大好きで、その仕事ぶりや、プライベートを楽しんでいる姿をワクワクしながら見ています。

 

さて、前のブログで、

「子供を持つ人も、持たない人も、社会全体で、子供を育てていくべきだ」ということを書いたことがありました。

 

その時、うまく表現できなかったのですが、

最近やっぱり、子育てとは、子供を持つ人だけがしているのではないな、と実感します。

 

たとえば、わたしは結婚後4年間、赤ちゃんができなかったのですが、

子供を育てたい!という気持ちがずっとあったので、

 

同じ職場にいる、子供を持つ同僚の早出や残業を、すすんで替わっていました。

また、電車やバスで、子連れの方に必ず席を譲るようにしたり、ベビーカーを運ぶのを手伝ったり。

それから、税金をきちんと支払い、病気の子供への募金は積極的に行っていました。

 

こういう形ででも、未来の社会を担ってくれる大切な存在の子育てに協力しているという満足感がありました照れ

 

 

また、友人で、今政府機関でバリバリと活躍している女性がいます。

結婚もするつもりはなく、子供も持たないと言っていますが、

 

彼女は、子供やお年寄りに優しい社会を目指して、世界中を飛び回っているのです。

女性がこうやって社会進出して活躍してくれることで、

わが娘が大人になったときに、より多様な選択肢と、素晴らしい影響を与えてくれると思い、

その活躍と献身に、心から感謝しています。

 

最近、ママ友だけでなく、独身の女性と話す機会が多く、

彼女達がどれだけ、いろんな形で子育てに協力してくれているのかを、改めて実感していますキラキラ

 

子育ては本当に尊い仕事だと思っていますが

これは決して、子供を持つ人たちだけがしていることではないのです。

 

 

・・・わたしは、今も忘れられないことがあって、

まだ小学校低学年だったころ、家の前に信号があったのですが、

そこはめったに車が通らないところだったのです。

なので、赤信号でも、車が来なければ渡るのが皆当然という感じでした。

 

でもわたしは、(くそ)真面目な性格で、かならず赤信号では止まっていたのですが、

ある日、向こうからめちゃくちゃ急いで走って来るお兄さん(たぶん20代前半くらい)がいました。

時間を気にして急いでいる風なのに、横断歩道の向かい側に小学生のわたしがいることに気づき、

赤信号で、しっかりと止まってくれたのです。

 

かなり向こうの方まで見ても、車など一台も来ません。走っているくらいだから、一刻も早く横断歩道を渡りたいでしょう。

でも、きちんと止まり、青になるまで待って、わたしに笑いかけて通り過ぎました。

 

わたしの親は、「赤信号みんなで渡れば怖くない」という考えの人なので、いちいち止まる私を急き立てたりしていたのですが、

そのお兄さんのおかげでわたしは、大人になった今も、子供が見ている前では赤信号を渡りません。

 

あの青年が既婚者か、子供がいたかは分かりませんが、

どんな状況であっても、しっかりと、子育ての一端を担ってくれたのです。

 

 

これは微々たる例かもしれませんが、

いろんな場面で、子育てを助けてくれる、優しい行動や、勇気ある働きがあふれています。

 

子供を持つ人たちだけが、子育てをしているのではありません。

皆で子供を優しく見守り、育てていく社会。

わたしたち一人一人が、自分の役割を果たしていくべきだと、改めて感じる日々ですハート

 

そして、子を持つ親として、周りの人々への感謝の気持ちを決して忘れてはいけないと思っています。

 

 

・・・わたしが選んだベビーシッターという仕事も、

我が子以外の子育てを手助けすることができる、とても恵まれた、

やりがいのあるお仕事です。

 

感謝の気持ちと、責任の重さを感じながら、

これからも精進していきたいと思います音譜