ゾッ!とんでもない事を知ってしまった-あの神社の主は蛇さんだった- | Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

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元ワイン講師であり歴史家。テーブルデコレーションを習いに行った筈が、フランス貴族に伝わる伝統の作法を習う事になったのを機に、お姫様目線で歴史を考察し、現代女性の生きるヒントを綴ったブログ。また宝石や精神性を高め人生の波に乗る生き方を提唱しています。

先日、30年来の都内在住の友人が「氷川神社に行ってみたーい」との事でご案内する事になりました。

 

気ままな女二人旅。

 

「ここのコーヒー(常盤珈琲焙煎所)、中々美味しいよ。天気が良い日は、外でコーヒーを飲む人で賑わってるんだよ」

 

「あ、お参り前だけど、私コーヒー飲みたい。由美ちゃん、入ってイイ」

 


↑写真はお借りしました


と言う具合に、まずはコーヒーブレイク。


そして1年半振りの再開に、ちょっとコーヒーのつもりが40分程居座ってしまいました(苦笑)。


ウォーキング途中で寄る時は、こんな長居はしないので、これも連れがいる時ならではの体験です。


因みに、私は「氷川の杜ブレンド」を頂いたのですが、家で飲むより断然美味しい!


何度かドリップタイプのコーヒーを購入した事があるのですが、「氷川の杜」はしっかりした味と言うより、酸味のある軽快なイメージだったんです。


バランス良く、しっかりとした味わいが好き(かと言って苦味ばかり突出したのは嫌ですが)な私は余り「氷川の杜」には手を出さないんです。


しかし…お店で淹れて頂いたのは「美味しい!!」のよ。


この違いは何故?

家で飲むのはドリップだから?


美味しいものは直ぐに感想を伝えたくなってしまう私。


「家で飲むより断然美味しいです!!」と感動を伝えたところ「エスプレッソと同じ入れ方をしているからかも知れませんね」と店員さんもニコニコ顔。


ワインもグラスの大きさで全く味わいが変わるのですが、コーヒーも淹れ方で全然違うものになるのですから奥が深い…条件さえ合えばコーヒー店で働きたい位コーヒーは面白いと思う。


買うだけではなく、またじっくり味わいに来よう…ってか、ワインとかコーヒーは探究心のスイッチが入るなぁ。

 

さて、重い腰をあげて、いざ氷川神社へ。


折角ならお社をフルコースでご案内したいもの。

 

拝殿でお参りをした後は、拝殿の隣にあるクシナダヒメのお父さん・お母さんをお祀りしている門客神社と大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名神をお祀りしている御嶽神社を参拝した後は、パワースポットと呼ばれる蛇の池もご案内。

 

蛇の池は禁足地だった場所の為、水が湧き出ている最奥にはしめ縄が張られていて、貯水池になっています。


そこの貯水池から神池まで小川が繋がっているのですが、もう1つメインの小川と合流する、小さい沢の様な水路があり、蛇の池に続く小径には豊富に綺麗な水が湧いているので、鴨が水浴びをしたり餌を探して砂利を突いている光景に出会う事が出来ます。


前回の訪問では、グワっとグワっと音がしたので何事かと顔を上げたところ、私と同じ目の高さで鴨が沢の浅瀬に鎮座しており、暫く見つめ合った後、鴨大王は私の無事スレスレに飛んでいきました。


今回は2羽が足元で餌探しです。

 

人慣れしている様で、観光客が側を通っても逃げずに水溜まりでチャプチャプやっている鴨に友人も驚くやら感心(?)するやら……こういう所が地方都市の長閑なところです。

 

鬱蒼とした木立に

「夕暮れ時は怖いかもね、変な人が潜んでいそうで…」と友人。

「うん、私最初に来たときは夕暮れ時だったので、ちょっと怖かった。でも昼間は昼間で別の意味で怖くない?」と私

「えっ?何で?」

「いや…なんだか、トカゲとかニョロっとしたのが出そうで…」と私が返すと、友人に一笑されましたが、その時はまさか本当にニョロっとしたのがいるとは知る由もなかったのです。

 

蛇の池付近の水辺は、運が良いとカワセミを見かける事もあり、晴れた日に瑠璃色の翼が水面スレスレに羽ばたいている様子は一見の価値があります。


さて、蛇の池を後に、最後は宗像神社を参拝。

 

私に限ってですが、ここに参拝すると何故か宝石がやって来る…様な気がしています。


この浮島からみる太鼓橋も素敵で、この神池周辺はビュースポットとしても喜んでいただける場所です。

 

……なんですけどぉ、ここで衝撃の事実が。

 

私達が参拝を終わると、何か話したげに一人の紳士(初老の叔父様)が近づいてきて、色々教えてくれる。

 

暫くお話しに付き合っていると「この神社知ってる?」とおっしゃるので「龍がいると言う話でしょうか?」と私。


すると「こっち、こっち」と言う様にお社の裏側に来るように紳士は手招きをする。

 

裏?


そう言えば、何故かお社の裏側で手を合わせたり、わざわざ裏側迄まわり込む方が多いんです、この宗像神社。


特に、酉の市等、裏側にも賽銭箱が出ている時もあり、何故なのか不思議に思っていたんです。

 

以前、スピリチュアルカウンセラーの江原さんが、宗像神社のお社の中に龍がいるとか、浮島の松の木に龍がいたetc龍の話が多いので、龍のご利益でもあるのかな?と思っていたのですが、ナント真相は蛇‼

 

お社の下の土台部分に穴が空いていて、そこに蛇が住んでいるのだそうです。

その紳士も蛇の池に通じる小道で、大きな蛇を見かけたとか……しぇぇぇ~、もうゼッテー蛇の池には行かない!!って誓ったね。

 

↓宗像神社の写真3点

↑溝の先がこんもりしています。このこんもりしている下が狭い穴になっている。溝(梯子状の蓋の部分)から池を伝って蛇は移動している様です。



↑お社の裏側。下が切れてしまいましたが、この切れている部分に先程の蛇の穴が…。



↑宗像神社のお社の正面。知らない方が写り込んでいますが…。


宗像神社の主は蛇だったのね……。

 

蛇さんなだけにお賽銭ではなく、生卵をパックで奉納される方もいるのだとか。

余計生々しいわい!

 

でも……

 

私はその話を聞いて、ふと三輪山の主「みぃ」さんを思い出しました。

 

美しい娘に変な虫が着かない様、夜になると厳重に鍵をかけられた離れで寝かされていたところ、美しい娘を見初めた大物主(オオモノヌシ)が毎夜白い蛇に姿を変えて娘の元に通ったと言う伝説があります。

 

ある日、誰も入る事が出来ない筈の離れにいる娘が懐妊し、不審に思った両親が娘を問いただすと、名前も知らない美しい男が毎夜現れては夜明け前に去ってしまうと言う。


そこで、両親はその男の衣に赤い糸を巻き付ける様命じ、娘は男が眠っている間に親の言い付け通り、糸の先を男の衣に結え付けました。


翌朝、3人でその赤い紐を辿ると三輪山の方向に向かうではありませんか。


そして、山の麓にたどり着くと、そこには首に赤い糸が結ばれた白い蛇がいました。

 

娘と母は、その蛇がこの三輪山の神である大物主の化身であり、毎晩、娘の元に通ってきた美しく男こそ大物主だったと言う事に気付き、それ以上追跡する事なく家に戻ったのですが、その後、二度と大物主は娘の元に通う事は無かったと言う話があります。

 

……と言う事で、今でも蛇は大物主の化身として「みぃ」さんと呼ばれ大切にされているそうですよ。


「みぃ」さんとは蛇は巳(み)だからなのか、三輪山の「みぃ」さんなのか分かりませんが、愛情が込められているのでしょうね。

 

氷川神社の「みぃ」さんも大事にされているのですね。

 

……んっ?ちょっ待った!


蛇は金運……だから宝石が来るの?


宗像三女神が祀られていて、その内の1柱の女神さんが市杵島姫(市杵島姫は弁財天の側面を持っているので)だから宝石が来るのかと思っていたんですけど…うっ気持ち悪いっ…いや、そんな失礼な事を思うなんて罰当たりだよね、ごめんよぉ~…でも、気持ち悪い~。

 

私、どんなイケメンだって、蛇が夜這いに来るのは勘弁して欲しい。


それにしても、夜這いは犯罪になる現代で良かった…と、どうでも良い事を悶々と考えしまう私。

 

いや~、しかし半世紀以上も慣れ親しんだ氷川神社ですが、まさかそんな事実があったとは知らなんだぁ…と変な感動をしていたところ、もう1つ知らなかった事が発覚しました。

 

鳥居の近くにある石。なんとこの石が、国家「君が代」の「さざれ石」なんだと。

 



↑さざれ石の説明の札。国家発祥地、岐阜県揖斐郡春日村にあった石と記載されています。


よくパワーストーンを浄化する水晶の「さざれ石」ってあるじゃないですか?

なので「さざれ石」って、川べりにある小石と言うか砂利みたいな石の事だと思っていたのですが、想像との違いにビックリ。

 

しかも、そんな貴重な意思が氷川神社なんか(←超失礼、超上目線)にあるなんて、二度ビックリ。

 

いつも「何だ、この石?」と小馬鹿にして通り過ぎていました。


お年寄りの言う事は素直に聞くもんだ!

 

「そんな事知ってるもん」なんて知ったかぶりは損しますねぇ。

知っていても、初めて聞くつもりで人の話には耳を傾けるものだと学びました。

 

と言う事で、今回は氷川神社の全景など目玉映像はありませんが(つい数週間前にも乗せたし)、今回はニッチな写真を掲載しました。