私、思うんですけどね、人って本当に完璧な位オリジナリティーの塊だと思うんです。
そりゃ、「あの人と私、ここが似てるかな?」と言う様に多少の類似性はあったとしても私と言う人と貴方と言う人は何処にもいない唯一無二の存在です。
でも、そんな事を言っても、私なんて別に目立つ訳でもないし…と思う方もいらっしゃるかも知れませんね。
私だっていつも自信満々でいる訳ではありません。
でもね…
繊細な自分とか、他人を優先して自分は後回しにしてしまう自分、綺麗な舞台をみて女の子に戻ってしまう自分とか、推し活をしてキュンキュンしてしまう自分etc
そう言う小さなパーツをぜーんぶ、まるっと抱えたのが自分です。
そう思うと誰もが尊重されるべき唯一無二の人でしょう?
私は、長所も短所も全部ひっくるめてその個性を認めて発揮した時、人って内側からブワーっと光が溢れるのだと思うんです。
勿論、他人を尊重するのも当然の事。
この肉体を持って生きると言う事は何が起こるか分かりません。
特に日本は地震列島ですし、台風などの自然災害も避けて通れません。
ですから、互いに手に手を携えて助け合いながら人生を謳歌する事…これが気品ある生き方です。
セレブリティの中には単なるお騒がせもいるけれど、ロイヤルの方やヨーロッパの貴族階級の方の生き方の根底には、互いに手を取り合って人生を謳歌すると言う精神が息づいています。
と言う事で、私はこれから自分が教えて貰った事の中から日常に活かせる事を何かの形で発信(メルマガとか単にブログかもしれませんが)して行こうと思うのですが、賛同して下さる方はいるかしらん?
前振りが長くなりましたが、今回はその試験版として和漢膳の話です。
何をするにも心身が健康じゃないと楽しめませんね。
私は医療…俗に言う西洋医学は大切だと思います。特に緊急を要する場合はね。
でも、こんな事を言うと世のドクター達を敵にまわす様ですが、西洋医学は野戦病院から発したもので、今でもその域を抜けていないんです。
確かに医学は進歩している様に見えますが、臓器の専門家になってしまっていて、例えば胃や腎臓が悪いと言うとそこだけを見て、適正な数値に治めるのが西洋医学。
逆に全体を見るのが東洋医学で、その不調はどこから来ているのか身体やその人の性格・資質、生活環境全体から原因を探り、不調を取り除いて根本から直すのが東洋医学です。
例えるなら、元気がない魚がいた時、魚だけを見るのが西洋医学で、その魚の住む海(餌場の環境など)等全体から見るのが東洋医学です。
さて、冬の寒さから解放されて、ぽかぽか陽気にお洒落をして外に出かけたくなる春は意外と体調不良を訴える方が多いと聞きます。
実は、草木が上へ上へと伸び始めるのを見て分かる様に、春は気が昇り易いのだそうですよ。
春は肝が肝心!と言う様に、肝を大切にする季節にあたります。
この肝が弱ると、のぼせたり、イライラしたりと感情が落ち着かなくなるんですって。
あっ、因みに肝は肝臓そのものを指すのではないので、お酒が好きな方はビクッとされたかも知れませんがご心配なく。
お花見の季節を迎え、気持ちが外へ外へと向かう時期ですが、外へ向き過ぎるのも困りもの。
何事も中庸が良いのだそうです。
古くから日本人は自然と共に過ごして来たので、春の食材を取る事で中和してきました。
私も最近知ったのですが、春は牡丹餅、秋はおはぎと言いますが、あれって古くは本当に秋は萩を入れていたのだそうですよ。
今は中々手に入り辛いですが、山菜など苦みのある食材は冬の間に身体に貯めた毒素を排出する効果があると良く聞きますね。
草餅につかうヨモギなどは天ぷらも美味しいですが、そのまま食べると癖が強いので甘い餡子と一緒にお餅に包んで食べたのだそうです。
さて、ご存じの方も多いと思いますが、身近にある食べ物で春に是非とも摂りたい食材ですが
血の不足が気になる方はレバー、ほうれん草、小松菜、黒豆、マグロ、牡蠣etc
気の不足が気になる方は山芋、じゃがいも、カボチャ等芋類、豆類、玄米etc
冷えが気になる方はねぎ、玉ねぎ、にら、らっきょう、シナモンetc
ストレスが多い方はセロリ、春菊、三つ葉、パセリ、柑橘類、山菜、ミント、カモミールなど香のあるもの。
もっとザックリ言えば肝は緑に対応しているので、緑の濃野菜等がおススメです。
でも、特に気にしなくても気・血・冷えやストレスに良い食べ物って意外と普段の生活で摂れていますよね?
もし摂れていない食材がありましたら意識して摂られてみては如何でしょう。
あら、気品に薬膳?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、お肌は健康のバロメーター。
外側の美しさは内側が整っていないと輝かないものです。
それに心配事があっては人生を楽しめませんからね。
身体は魂のお社。
薬や病院に頼らず、日々の生活から健康美人を目指しましょう。