言霊(=音霊)が幸ち集う国、日本 | Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

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元ワイン講師であり歴史家。テーブルデコレーションを習いに行った筈が、フランス貴族に伝わる伝統の作法を習う事になったのを機に、お姫様目線で歴史を考察し、現代女性の生きるヒントを綴ったブログ。また宝石や精神性を高め人生の波に乗る生き方を提唱しています。

皆様、今年も宜しくお願い致します。

実は、年明け最初のブログとして歴史の話を用意していましたが、お正月にふと思いついた事がありましたので急遽変更して投稿させて頂きます。

一昨年、私は、はせくらみゆきさんの音霊(ことだま)実相学と言うセミナーに参加させて頂きました。

それによると日本語は五十音それぞれに意味があり、その1音1音に相対する神様の名前がで成り立っている、世界でも珍しい言語なのだそうですよ。

私の名前「由美子」を五十音それぞれの意味に当てはめると、「湧き上がる本質を完成させる」と言う意味になります。

さいこんりゅう(私の龍)は「時の流れの中で埋もれ、気付かれない様な本質さえもすくい上げ見せつける(←見せつけるってかなり上目線)」事が寿ぎ(ことほぎ)なのだそうで、龍の性質と私の名前の意味が似通っているのにはなるほどなぁ、と感じます。

名前とは、名に成る事。

私達は、両親や祖父母から「こんな子に育って欲しい」と言う願いを込めて名前を頂きます。
そして時をかけて、私達は「こんな子供に」と言う願いの表面の部分だけではなく、魂から発せられる誠の名前に成っていくのかも知れません。

私達は生まれる前に、魂の目的に合わせた名前を決めて来るのでしょう。

剣道の胴着の垂れの部分に名が刺繍されているのも、互いに名乗る事で相手に敬意を示し誠に恥じない勝負をする。

少年漫画等に「貴様ーっ」と叫びながら向かっていくシーンがありますよね。

あれ一見乱暴に聞こえますが、字を良く見ると貴い(とうとい)様ですよ。
怒りながらも相手を一個人として敬っている感がありませんか?

これが「テメーっ!」になっちゃダメです。

因みに、呪術では名前を知られてしまうと、効力が無くなったり自分に跳ね返ってくるそうですよ。

さて、大分前置きが長くなりましたが、このお正月は殆どお正月番組を見ずに過ごしましたが、その中で、シルク・ド・ソレイユのCMを目にしました。

私が何気なく「まだシルク・ド・ソレイユやっているんだね。ワールドツアーとかやってたよね。」と言ったところ、家族が「うん、言葉を使わない表現だから受け入れ易いんだろうね」との会話。

日本でも昔は木下大サーカスがあったり、モスクワからサーカス団が来日する事がありましたが、考えてみると、海外ではサーカスは当たり前ですが、日本ではあまりサーカス文化は育たない様な気がしました。

そこで日本で伝統的に続いている娯楽って何だろうと考えたところ、能に狂言、歌舞伎に落語、漫才や古くは歌詠み等々、どれもパッと見て分かる演目と言うより、言葉そのものや言葉と共に楽しむ使ものが多くないですか?

多分、日本は単一民族だったと言う背景もあると思いますが、日本人はそれだけ言葉を大切にしてきた民族なのではないかと思いました。

日本は言葉の文化なのかも知れません。

現代は、言葉と言うよりKik TokやTDLのパレードの振り付けを一緒に踊ると言う様に、動きで分かるもの、動きに合わせられるものが好まれる傾向にある様な気がします。

恥ずかしながら私自身時々敬語が変になりますが、現代は視覚優位になるにつれて使われなくなる日本語が出て来たり、乱れて行く傾向にあります…あらら?日本語の乱れに平行して国も乱れがちかも…。

1音1音に神様が宿る日本語。
言霊(=音霊)が幸ち集う国「日本」と言いますが、中々言い得ています。

何も正しい言葉を使いましょうと言うのではありませんが、先祖代々大切にしてきた日本語。
流行語と共に美しい日本語も大切にしていきたいものです。

美しい言葉には清らかなエネルギーが宿ります。

言葉を発する事は、その音を自らも耳で聞き、やがては発したものが自分に返ってきます。

それならば清らかなエネルギーを発して、福が福を連れて戻って来る方が断然良いですね。



写真ははせくらみゆきさんの2022年手帳の付録よりお借りしました。

2023年版の手帳は発売されない為、切取って持ち歩いています。