先日、パレスホテル東京で行われたシュリ・クリシュナジとシュリ・プリタジ夫妻のセミナーに参加してまいりました。
お2人のセミナーには世界のトップリーダーや大富豪がこぞって集まると言われていますが、ご夫妻が揃うのはレア中のレアだとか。
さて、話しは大分変わりますが、実は私は瞑想が大の苦手…雑念ばかりで下手クソなんです。
先日、同時通訳イヤホンの助けを借りながら、ディクシャを受けたところ、色々な映像が脳裏に浮かぶも、ある瞬間、突然、呼吸と空間と意識が一体化した様な真っ白な光の中に自分の意識だけが居る様な「これがワンネスなのかなぁ」と言う感覚に初めてなりました。
恥ずかしながらディクシャと言う言葉を初めて聞いた私は後日意味を調べた所、瞑想秘法伝授と言う意味で、効果としてはワンネスに至る事が出来るとか…意味も分からず受けた自分の感覚と効果が一致している事に「こう言う事ってあるんだぁ」とビックリです。
さて前振りが長くなりましたが、ご先祖様と生命について書きたいと思いつつ、きっかけが掴めなかったところ、絶妙なタイミングでクリシュナジが私がこのブログで書きたいと思っていた事をお話されました。
これは「書きなさい」という意味ね、と勝手に解釈したので書かせていただきます。
世の中にはこんな事があります。
ヘッジファンドをされているある男性は年間億単位のお金を稼いでいるにも関わらず、お金に関する不安がいつも付きまとっていたそうです。
ある時、その男性が瞑想すると彼の御祖父さんの過去が見えました。
彼の御祖父さんはとても裕福だったのですが、戦争で全てを失ってしまったのです。
それからの人生は、農家でお米を貰いそのお米を工場に持っていきお米を挽いて貰うのですが、その際床に落ちたお米を拾い、その拾い集めたお米を家に持って帰る。それが彼の御爺さんの食事だった過去があった事がわかりました。
億単位のお金を稼いでいた彼の意識の中に、御祖父さんの貧しかった頃の体験を引き継いでいたんです。
この話を聞いて「そんなバカな！」と思う方も多いでしょう。
でも、皆さんの中には何かいつも同じ事で何だか知らないけど嫌な気持ちになるとか、恐怖に感じると言うような事はないでしょうか？
勿論、それが全て三代過去の意識と繋がっている結果だとは言いませんが、以前、私がTime waverと言う、私の写真や生年月日、出生地等私の情報を入力し、量子レベルで解析してもらうシステムを体験し、私に影響を及ぼしている人間関係を解析したところ、友人、両親、両親の母、両祖母の母と言う様に、ご先祖様の意識が私にも影響を受けている事がわかりました。
そう言うと、何だか怖いと思ったり、ご先祖様に嫌な気持ちを持つ方もいるかもしれませんね。
占いや宗教をされている方の中には、先祖供養をしなさいと言う方もいらっしゃるでしょう。
でも、それは違います。
私は自分を中心とした家系図チックな相関図を見た時に、以前、宇宙の真理のセミナーを受けた時の、こんな話を直ぐに思い出しました。
命が誕生する裏にはとても壮大な旅があります。
私達がお母さんのお腹の中で成長するのは単なる細胞分裂ではありません。
先ず、卵子と精子の出会いがありますが、卵子が精子を迎え入れると精子は尻尾を切り離し核に向かって螺旋状に移動するのだそうですよ。
その間、どんどん尻尾を切り離した精子は、オタマジャクシの形から形を変え魚の形を経て核に到達します。
そして卵の中では細胞が分裂し、海から最初に微生物が登場し、魚へと進化すると言う進化の形を経てやっと人の形に生成されるのだそうです。
そうやって万物の情報を刻みながら人の形になる。
また、良く妊娠中どのように過ごすかが子供に影響を与えると言いますが、子供へ影響を与えるのは母親のお腹の中にいる時だけではなく、卵子と精子が出会う時の両親の精神状態も大きな影響を与えます。
つまり普段どのような精神状態でいるか、それがミクロの世界で伝わると言う事です。
私達の両親もその両親の精神状態を受け継いでいますし、そのまた両親も同じです。
そう思うと何もおどろおどろしい事ではありませんよね。
私達は遡れば数千人となるご先祖様の最先端を生きている証です。
ご先祖様が辛いと感じていた事も喜びも全て包括して私達は受け継いでいるんですね。
さて、話しは先のヘッジファンドをされている男性に戻りますが、極貧の過去は御祖父さんの体験であって彼のモノではありません。
そこで、彼は自分の意識を悟りの意識（目覚めとも美しい意識の状態とも言います）で生きる事によって、自分の人生の主導権を自分に取り戻し、これ迄の倍の年収を上げているそうですよ。
私達は上手く行かない時、外側の自分を取り巻く環境のせいにしてしまいがちです。
私だってそうです。だって、その方が楽ですからね。
でも、これは誰のせい、あれは誰のせいとやっていても何も変わりません。
むしろ、益々悶々として目覚めの意識から遠のいてしまう一方です。
こういう時に、先祖供養をしなさいと言う方々を引きつけて変な壺を買わされたりしてしまうのではないか？と思います。
私は、こう思います。
自分の人生を幸せにするのは自分の責任。
ご先祖様だって、例えどんなに辛い時代に生きたとしても、与えられた場で精一杯生きたと思います。
ご先祖様はいつだって自分の先にいる私達を応援していますよ。
私達は全て同じ時空間に畳まれているのですから。