忙しい時こそ心にゆとりを | Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

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元ワイン講師であり歴史家。テーブルデコレーションを習いに行った筈が、フランス貴族に伝わる伝統の作法を習う事になったのを機に、お姫様目線で歴史を考察し、現代女性の生きるヒントを綴ったブログ。また宝石や精神性を高め人生の波に乗る生き方を提唱しています。

はせくらみゆくさんと武田双雲さんの有料対談を聞いていた時の事。

「忙しい」って心が死ぬって書くじゃないですか?
これ、良くないですよね。心がご臨終なんだもん

と仰られた武田 双雲さん。

確かに、忙しいと言う字を解体すると心を失うと書きますね。

私達は今にしか生きられないと言いますが、そうは言っても、仕事が山積みになっている時は、PCのキーボードを叩きながら次の仕事の段取りを考えていたり、何かをしながら「今日何を食べようかな?」と夕飯の献立を考えたり、何とか手際よく物事を済ませようと先へ先へと物事を考えてしまいます。

どんなに先の事を考えても、未来の事は同時進行で出来ません。
結局、気が焦っているだけで実質的には何の役にも立たない…分かってはいるんですけどねぇ。

武田双雲さん曰く「忙しいと言うのは思い込み」だそうで、はせくらさんも、忙しい時こそゆっくり丁寧に、それが結果的に効率よく物事が進むと仰っていました。

確かに焦るとミスをしたり、手元が狂ったり…余計時間を取ってしまいますし、忙しいと思う1分もユトリを感じながらの1分も、その1分間に出来る事に大差はありません。

さて、私事ですが、今年は暦の配置から少し長めの夏休みを頂きました。

マスク生活3年目の夏とは言え、今年は早い時期から猛暑だったせいか、顎の辺りなど顔廻りに痒みを感じ、夏休み直前には肌を触るとザラ付きを感じる程。
生まれて初めての感触です。

そこで夏休み前日、夏季休暇中は毎日シートマスクを欠かさずやるぞ!と決め、ドラッグストアに駆け込みました。

この際、オーガニックだの何だのとは言っていられません。

ところで、話しはそれますが、水泳の選手ってお肌がプルンとしていません?

水泳をされている吉永小百合さんもTVのCMで拝見すると瑞々しいお肌です。

もしや水に浸かっているから?と私は睨んでいるのですが、洗顔をする際、何度も水で丁寧にゆすぐと、しっとりするんです。

そこで夜はシートマスクを行い、朝はたっぷりと化粧水を使い、全てのアイテムを使う毎にしっかりとハンドプッシュをして成分をしっかりと肌に閉じ込めると、3日後にはすっかり元のつるつる状態に。

思い起こせば、時間が無いと言って、ここ何ヶ月もパパパっといい加減にお手入れをしていたんです。

本来、色々と物事を詰め込むのが苦手で、本音を言えばグウタラしているのが好きな私。

そんな本音に蓋をして、ゆっくりするのがダメで忙しいのが美徳、と肌を通してSOSを発していたのでしょう。

他にも、肩凝りが限界を超えて右肩を捻ると痛みが走るほど酷く、背中や脇が凝り固まっていた為、お休みを利用して毎日念入りにストレッチをしたり、気付いた時は瞑想をするなど自分と向き合う時間を意図的に作る事にしました。

すると…身体が凝っていると深い呼吸が出来ない事に気付きました。

運動嫌いで怠け者なので、嫌々ながらも健康の為にヨガをやっていますが、深い呼吸をしているつもりでも、全然呼吸が届いていなかったんですね。

そうやって丁寧に毎日を送っていると、普段どれだけ自分がやりたくない事を自分に架していたか…。
これ、気付くと気づかないで架しているのでは大違いです。

自分に無理をさせていると、どんどん本当の自分からズレてしまいます。

身体に感謝をすると「君のこう言う所、治した方が良いよ」と考え方まで教えてくれますよ。

本当に気付きがいっぱいで、益々、感謝に溢れています。

つくづく、忙しさを習慣づけしてしまう事は、心を忙殺させている事なんだなぁ、と感じました。

頭は幾らでも誤魔化す事は出来ますが、心は身体の不調となって表に現れます。

身体の声に耳を傾けると言います。
正直、私はこれまで「身体の声って何?どうすれば分かるの?」と思っていましたが、どうやら気持ちにゆとりがあって初めて身体の声に気づく様です。

完全にストレスをゼロにする事は難しいですが、忙しいと思う時こそ、敢えてゆとりを持って過ごしたいものです。

きっと、その積み重ねが豊かさに繋がると思いますよ。