私は、何となく食べ歩き紹介ブログになる事に抵抗があって、食べ物ネタは、なるべく背景を添えて伝えたい時だけ紹介をしていますが、今回はネタなしです。
今回は、是非、多くの方に教えたい料理の話。
この日はセミナー前で、夕ご飯はサックリ済ませたい事から、会場に近い銀座7丁目の「羽衣」さんへ。
前月、折角「羽衣」さんに行きながら、羽衣さんに行ったら絶対に食べる「ロングロング春巻き」を注文しそこなった為、今回は何が何でも食べなくては!と意気込んで入店。
とは言うものの、春巻だけでは腹の虫は収まらない。
正味45分の滞在で、他に食べられるモノはないか?外は寒いしね…と言う事で今日のご飯は麺類に決定。
食べる事に並々ならぬ情熱をかける女ですからねぇ。
職場で仕事中も羽衣さんのHPに掲載しているメニューを熟読し、スタンバイOKです。
お店で迷わずに済むし時短です。
そして、頼んだのがこれ↓羽衣麺です。
メニューに記述されている説明と、羽衣麺と言うネーミングから、私は勝手に銀座アスターのアスター麺みたいな、ややトロっとした感じのうま煮チックな野菜がかかっている麺だと想像していたんです。
ご覧の様に具と麺が別盛り。
具は下記の様な感じです。
麺が入った器が置かれると、中華麺の香りを伴った上品なスープの香りの中に、ほのかにごま油の香りが…。
全体的に優しい香りなのですが、フワッと食欲をそそる良い香りが立ち昇るんです。
味は見ての通りあっさり系。
お出汁がしっかりしているので、優しい塩味が滋味深い。
別皿抜きの麺だけでも食べる価値があるなぁ。
因みに、メニューにあるネギ麺は、写真の麺にネギの量を増やしたモノだけれど、これもメチャ美味しい。
むしろ私はこれまでネギ麺のハーフサイズしか食べた事がなかったので、羽衣麺はお得感がハンパないです。
さて、この香だけでも充分に嬉しくなるのですが、この別盛りは、食べてみると意外と嬉しいサーヴィスです。
私の個人的な食べ方ですが、先ずはスープに浸して温めたい具材のワカメときぬさやを器に入れる。
ザーサイは箸休めとして皿に残し、メンマはどうかな?
ワインスクール時代、常に分析の連続だったので、何を食べるも、私は最初の一口は外科手術の様に分解して食べる癖が身に付いてしまった。
そこで、お皿からメンマを1口取って食べて見ると、これがほんのり甘味があり、塩辛くもなく良い塩梅にしっかり煮込んである。
この味をスープに浸しては勿体ない。
…と言う事で、これも、箸休めにお更に残す組。
ザーサイとかメンマと言った脇役にも力を入れているお店って嬉しい。
こう言う丁寧さが、私好みです。
そして、何といっても絶対にお更に残すのが海老。
私の大好物海老!
だがしかし、フリットになっているのでこれをスープに入れると油がスープに移ってしまうではないかーい!
実は私は揚げ物は好きなんですが、とんかつなど外で食べると途中で胸やけがしてくるんです。
かつ丼なんて油が全体に混ざってしまうので、他人が食べているのを見るとホント「美味しそうだなぁ」とお腹の虫が疼き出すのですが、絶対に途中で胸焼けする事必至。
と言う事で、海老はお更に残って頂いて、スープは上品なままで頂こう。
そして煮卵はトーゼン最後にお皿から頂く。
好きなモノは最後に食べるタイプなんです。
この別盛り、中々イイぞ!
1つ残念だったのは、残すところ15分で間食しなくてはならなかった事。
ロングロング春巻きを頼んだのが敗因か?
羽衣さんは何を食べても美味しいのですが、暫くこの「羽衣麺」にハマりそうです。
他にも、ビーフンとか気になる麺メニュー沢山あるんだけどなぁ。
こちらが、私絶賛のロングロング春巻き。
前のブログが話だけで写真が無かったので、今回は写真を撮ってまいりました。
中はプリっプリの海老がどこを食べても入っています。
熱々ですが、最近は口蓋を火傷せずに食べる技も身についてきました。
数人で入店する場合は、切ってシェアするのもお勧めです。MAX3等分かな。
因みに、もう一つ私のお勧めは、秋・冬に出てくる(ない年もある)、栗クリ杏仁豆腐は、マロンクリームの上に栗のアイスが乗っかっていて、その上にマロングラッセがのっかった杏仁豆腐。
こちらも絶品です(写真が無くて申し訳ない)