ヨハネスホーフ・ライニッシュ
ピノ・ノワール 2015
先週より急に過ごし易くなりました。
そろそろ夏の疲れが出る頃ですが、食養では秋は冬に向けて栄養を蓄える時期なのだそうです。
少しずつ秋の恵が食卓を彩る様になりました。
皆様、夏の疲れを解消し、迎え来る冬に向けて、滋養に満ちた食卓を楽しんで下さいね。
さて、今回ご紹介のワインはオーストリアのテルメンレギオンと言う所のワイン。
「テルメ」と言う名の如く、テルメンレギオンは古くからの温泉地帯で、ウィーンっ子の保養娯楽地として栄えた地域です。
オーストリアワインは20年程前は殆ど店舗に並んでいる事など無かったのですが、ここ最近はちらほら見かける様になってきました。
とは言え、まだまだオーストリアと言えばヴァッハウと言ったところで、見かけるのはヴァッハウやカンプタールなどの有名所。
その為、数年前に初めてオーストリア料理のレストランでテルメンレギオンのワインを出して頂いた時は「本当にあったんだぁ」と、実在していた事に驚きと感激が入り混じった複雑な気持ちになった事を覚えています。
その割に、その時何を飲んだのか記憶は定かではないのですが、たしか、ヨハネスホーフ・ライニッシュのシャルドネか何かの白ワインだったと思います。
ヨハネスホーフ・ライニッシュは、その時以来、私のお気に入りの1つです
ヨハネスホーフ・ライニッシュは、ウィーンの南約30kmにあるタッテンドルフにあり、ワイナリーはこの地方では珍しい南欧風のモダンなワイナリーです。
さて、テルメンレギオンという場所は、太古の海底堆積土による石灰質と小石の多い土壌で、フランスのブルゴーニュ地方と土壌や気候が非常に良く似ている地域です。
特に、小石が多い土壌は昼間太陽のによって暖められた熱を、夜間に放出する為、葡萄が良く熟します。
このヨハネスホーフ・ライニッシュでは、標高によって植える葡萄の種類を分けており、ピノ・ノワールは標高225m前後のタッテンドルフに植えられています。
栽培は1995年から統合農法、2003年から部分的に有機栽培を取り入れ、2008年には部分的ですがビオディナミを試行しています。
またこちらのセラーマイスターは樽に凝り、樽メーカーに作らせる樽材のシーズニングをワイナリーの敷地で行わせる程。
なんでも、木を完全に乾燥させれば樽の焦がしは弱くても充分な風味が得られるのだとか。
さて、全体的な印象としては、ニュージーランド系のピノ・ノワールに近い印象。
ブルゴーニュの上物の様な官能的な香りはありませんが、果実の香りを中心に綺麗に纏まっている、チャーミングなワインと言ったところ。
かおりは、フレーズ、チェリー、カシス。すみれ。
樽からくる、樹脂などバルサミック系の香り、若干甘草、土っぽさ。
小樽ではなく、大樽を使って熟成をさせているのではないかと予想させる香りです。
味わいは、アタックに優しい果実味。
優しい甘味を感じた後、エレガントで心地よい酸が口中に広がります。余韻は余り長くはありませんが、旨味がコクとなって余韻に繋がる印象。
全般的にどんな料理とでも楽しめそうなワイン。
仔牛肉をソテーを赤ワインソースやポテトのピュレと一緒に頂くのも良さそうですし、上質な和食と共に飲むのも素敵なワイン。
シャンパーニュで最初の一杯を潤したあと、直ぐにこちらのワインと一緒にお箸を進めるのも、また楽し・・・・大人のカジュアルって感じのワインです。
サロン・ド・イグレッグでは食を通して、誰もがプリンセス気分を味わいながら、堂々とエレガントにお食事を楽しめるお手伝いをしたいと思います。
また、頑張り屋さんの現代女性の為に、女性である事を慈しみ生涯女性として輝き続けられる様、サポートさせて頂きたいと思います。
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