オーストリアの食卓―晩夏を楽しむ、過行く夏の夜の夢①― | Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

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元ワイン講師であり歴史家。テーブルデコレーションを習いに行った筈が、フランス貴族に伝わる伝統の作法を習う事になったのを機に、お姫様目線で歴史を考察し、現代女性の生きるヒントを綴ったブログ。また宝石や精神性を高め人生の波に乗る生き方を提唱しています。

金曜日。関東に台風は上陸しなかったものの、湿った空気が入り込んで蒸し暑かった夕暮れ時お月見

 

1830分を過ぎると、銀座の街並みも夕闇が降りて来て、秋にむかっている事に気付かされます、が・・・・しかし、暑い。

 

夏が終わるのも寂しさを感じますが、こう蒸し暑いのも辛いモノ。

今日は、あまり火が入っていないお魚が食べたいなぁ、と晩夏のオーストアの食卓を楽しみに行って参りました。

 

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さてスタートはシュタイニンガーさんのゼクト。

伊藤マネージャーから「暑気払いにどうぞ」と・・・・相変わらず粋な方です。

 

シュタイニンガーさんはゼクトで有名な作り手ですが、グルリューナー・ヴェルトリナーから作られるゼクトは軽やかで、リンゴのコンポートや蜜の様な甘い香りに、白い花やパンの香りがあり、中盤から舌の両脇から心地よい苦味を感じるものの、アフターで舌の真ん中にフワッと残糖から来る甘味が乗っかる、心地よい泡モノ。

 

シャンパーニュで言うとテタンジェやポメリーの様なフレッシュ&フルーテイーなゼクトです。

 

息苦しい暑さには、しっかりとしたシャンパーニュやフランチャコルタでは重く、そんな時に飲みたいワイン。因みにイタリアンならプロセッコがおススメ。

 

軽やかな食前酒と共に頂いたアミューズは、八幡平の綺麗な水で養殖されたサーモンのタルタルを、パラチンケンと言うオーストリアのクレープで巻いたお料理。

トマトのソースと一緒に。

 

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タルタルの玉ねぎがアクセントになり、養殖でも全く臭みの無い美味しいサーモンでした。

 

キュウリのスープは夏の定番スープですが、身体の熱を取るには打ってつけの逸品。

私の大好きなスープなので、先月に引き続き飲む事が出来たのはラッキーでした爆笑

 

キュウリの香りが鼻孔に広がるのですが、爽やかな中にもしっかりとコクがあって、とても美味しいんです。ファンも多いんですよ。

 

前菜の前には、お馴染みやんばる豚のハム。こちらをホースラディッシュと卵、そして少しだけメープルシロップを加えたソースと一緒に頂きます。

 

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ところで、日本は島国ながら最近はお魚の価格が上がっています。


放射能の影響もあって産地が限定されるし、海外からも魚が入ってこない為、スーパーに並ぶ魚の種類は限られてしまいます。

 

なかでも、マグロは今や高級魚。

今年、私はうわごとの様に「お腹いっぱいマグロが食べたい」と言い続けている程。

 

・・・と願いは言ったもの勝ちですね爆笑

ナント前菜は、黒マグロを生で。色々なキノコとネギのソテーと細かく切ったパプリカを南瓜の種のオイルで和えたソースと一緒に。

 

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焼き色の付いたネギの香ばしい香りとキノコがマグロに良く合います。

マグロは足が付くのが早いので、ネギま鍋にして頂く食べ方が日本にはありますが、マグロとネギの相性はその位良いんです。

 

そして、このマグロ。脂が乗っていて美味しい事!!ラブ

 

伊藤マネージャーが「僕と神田シェフは「これはやっぱりわさび醤油で食べたいね」と話していたんです」とおっしゃっていましたが、私もそちらに一票グッ

 

私は、黒いスライスされたパンの上に、カナッペの様にきのことマグロをのせて食べたら絶対に美味しい筈と思い、小さく千切ったパンに載せて何度か手で摘まんで頂きました。

 

イギリス流のマナーを採用している日本ではお行儀が悪いかも知れませんが、私はフランス流のマナーで習っていますし、それで通している為、手で摘まむのも全然OKです。

手でもエレガントに頂けるものなんですよ照れ

 

食べごたえがあり、勿論、オーストリア風に料理をされたマグロもオツなモノでした。

でも、これ・・・・山葵とお醤油で食べたいなぁ。

 

ワインは・・・・。

 

マグロには・・・やっぱりロゼでしょう!!

ルストで作られているロゼで品種はピノ・ノワールとブラウフレンキッシュ。

キリットしたドライなロゼです。

 

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香りは苺やフランボワーズ、さくらんぼの様な酸味のある赤い実の香り。果実香主体でそれ程複雑性が多い訳ではありませんが、ミネラル豊富で好感の持てるロゼです。

 

スープはザワークラフトをパプリカで煮込んだグーラッシュ風のスープ。

これに温泉卵を崩して頂く、日本人には何とも言えない図ですねもぐもぐ

 

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少し厚めにカットしたベーコンからの良い出汁も加わって、奥行きのある旨味になっています。

ザワークラフトを使っていますが、酸味はそれほどなく、しかし爽やかな一品。

 

初めて頂くスープですが、この様な温度が下がらない夏の夜には、すーっと身体に馴染むスープです。

こちらも、先程のロゼと一緒に頂きました。

 

・・・・・to be continued

 

 

 

■サロン・ド・イグレッグのレッスン カリキュラム
女性の誰もがお姫様としてふるまえる場所、それが食の場であるレストランです。
サロン・ド・イグレッグでは食を通して、誰もがプリンセス気分を味わいながら、堂々とエレガントにお食事を楽しめるお手伝いをしたいと思います。
また、頑張り屋さんの現代女性の為に、女性である事を慈しみ生涯女性として輝き続けられる様、サポートさせて頂きたいと思います。

 

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