桜がダメなら菖蒲で・・・・桃六「あやめだんご」 | Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

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元ワイン講師であり歴史家。テーブルデコレーションを習いに行った筈が、フランス貴族に伝わる伝統の作法を習う事になったのを機に、お姫様目線で歴史を考察し、現代女性の生きるヒントを綴ったブログ。また宝石や精神性を高め人生の波に乗る生き方を提唱しています。

食べ物ネタが続きますが、毎年、春になると楽しみなのが「花見だんご」と「あやめだんご」酔っ払い

 

3色のお団子の一番最初が、「さくら」と「あやめ」の違いで名前が変わります。

 

花見だんごは、お花の季節限定。桜餡に桜の葉が混ざって、それはそれは上品なお団子ですお団子

 

そして桜が終わると、端午の節句に向けて「あやめ」の季節。

配色も、紫・抹茶の緑と季節に相応しい色合いです。

 

4月も下旬にさしかかると菖蒲の花も咲きどころ。


五月人形の端に菖蒲が添えられていたり、皐月の空に舞う鯉のぼりの周囲に菖蒲の花が、空に向かって凛と咲いている様は、まさに日本の5月の風物詩カブト

 

そんな季節に合ったお菓子がある日本の文化って、改めて良いなぁと痛感してしまいます。

 

ところが、「花見だんご」を楽しみに、桜の時期に桃六さんに伺ったところ、今年は花見だんごを作る余裕が無かった為、花見だんごは無いと言うガーンチーン

 

うーん、残念、無念(無念って・・・・)。

 

昨年もブログで紹介させて頂きましたが、桃六さんの花見・あやめの両だんごは、外側が「餡」で中の芯の部分が「ういろう」なので、とても美味しいですおねがい

 

餡子の甘さと「ういろう」の上品な甘さは、口の中で甘さが一体となる。


普通のお団子だと、餡子の甘味と味も素っ気もない団子の味が中和されると言うか、口中で「だんご」を感じた時に「へっ、味が途切れた」と言う感じでなりますが、それがなく、自然と甘味が流動する・・・・上手く表現出来ないですが、味があるところと無い所のストレスがないんです。

自分で書いていて、ストレスと言うの大袈裟だと思うけど。

 

そして、食感も餡子の柔らかさと「ういろう」の柔らかさがほぼ一緒なので、櫛にかぶりついた時にスーッと抜けると言いますか、これも食感が流動的。


噛むと言うより、口中でほっこりとろりと喉元へ運ばれる感じ。

 

そこに加えて、桜のほんのりとした香りが加わった図を想像してみて下さい。

 

やはり、これを無念と言わず、なんと言おうえーん

 

「花見だんご」を知ってから初の別離と思っていたところ、社用で桃六さんに伺ったら、あるじゃあ~りませんか!「あやめだんご」が!!

 

この「あやめだんご」も5月の中旬位までの季節限定。

当然、買いました。

 

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↑あんこ玉の様な外観。団子ではこの艶、柔らかさは出ません。


うーん、この食感。このお味。「満足じゃ~!!

私が殿様だったら、献上菓子と冠する事を許すねプンプン

 

そして、これからの季節、特にゴールデンウィークともなると、是が非でも食べたくなるのがベタですが「柏餅」

 

やっぱりね、季節の和菓子って外せないんですよ。

 

よもぎ餅のつぶしあんに、ピンク色の味噌餡、オーソドックスな白いお餅のこしあん。

どれもが捨てがたいもぐもぐ

 

個人的には、小豆の味がグッと強いつぶあんが好みですが、やはり最初の柏餅はオーソドックスな白地にこしあんを。

 

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柏餅って、単なる餅じゃん?と思ったらNon! Non!


意外と、この好み固さと言うのがあって、柏餅も奥が深いのよぉ~。

 

柔らか過ぎても「うーん・・・えー?」だし、固めでも食感が悪い。

時々、乾燥して固めになっているのがありますが、これもまたイタダケナイ…。

 

この辺りになると、運と和菓子屋さんとの相性になるのかも知れませんが、桃六さんの柏餅はバッチリでした。


当たり前ですが、餅モノは時間を置いてはダメですね。

 

以前、地元の和菓子屋さんの柏餅が異様に柔らかくて、葉っぱを取ったら、指にベタベタくっ付いて閉口した経験があります。


それだけに、今年のお節句は何処の柏餅を買おうか、今からソワソワしていますウインク