イタリア料理は存在しない・・・・ってご存知ですか?
現在私達が認識しているイタリア、つまり、イタリア共和国が出来たのは第一次世界大戦後。
元々は、教皇領、ベネチア領やナポリ王国、サルデニア王国等々に分割されていて、それぞれ独立していたんです。
しかも、
スペイン、フランス、オーストリアの列強が、取って代わりながら領土を統治していた為、唯でさえ北と南では食文化が違うのに、更に多様化されますよね?
日本のリストランテで供される様な、トマト味のパスタが出て、ステーキが出てと言う程単純な食文化ではないんです、実は。
イタリアン等と言う単純な括りは日本だけのものであって、実際は、シチリア料理、ウンブリア料理と言う様に、郷土食が非常に強いのが、イタリアの食文化です。
勿論、フレッシュなオーリブオイルを使った、アクアパッツァやパスタも美味しいけれど、猪のチョコレート(カカオ)煮の様な、郷土色の強いド・イタリア料理も力強くて中々の美味。
素朴だけれど、素材の美味しさや土地の習慣が反映された地方料理も、とても魅力的です
さて、私がずっとやってみたかった事。
それが、今回ご紹介するシチリアの郷土菓子カンノーロ。
カンノーロを朝食代わりに食べたい〜
とずっと思っていたんです
サクサクのパイと言うかデニッシュ生地のコルネにクリームを詰めたお菓子で、昔は謝肉祭の時に食べられていたのですが、今は一年中食べられていて、朝、バールでコーヒーを飲みながら摘まむ人も・・・・
実は、朝スイーツにハマっている私。
朝にスイーツなんて健康に良くなさそうですが、休日・・・特に、今日は買い出しで沢山歩くぞ!と言う日は、カロリー帳消しと自分を甘やかせています
朝に甘い物って、心なしか脳が喜ぶ様な気が・・・・。
忙しい平日の朝に、甘い物なんて食べる余裕もないし、折角なら、落ち着いてゆっくり食べたいですよね⁈
朝から甘いお菓子を食べるのって、何か、特別感があって、ワクワクしてしまうんです
写真は、カスタードのクリームが入ったカンノーロにカフェオレ。
カフェで食べるのなら、カプチーノやエスプレッソかしら?
実は、カンノーロの朝ごはんが実現した裏には、こんな事情が・・・・。
明日から年末年始休暇に入るぞ!とワクワク気分の28日夕方
16時から始まった納会が、19時を過ぎても終わらず、宴たけなわ
ひえ~っ、こっ、こいつら、何時まで飲むんだぁ?
これじゃ納会じゃなくて宴会だろーとある程、予想していた展開とは言え、呆れてしまう
高島屋でお正月用のハムを買うついでに、翌朝はゆっくりパンを食べようと、買い物をして帰るのを楽しみにしていたんですけどぉ・・・・と思っていたところ、後片付けは男性陣が責任を持ってやってくれると言うので、高島屋にダッシュ
が、閉店間近の為、メゾン・カイザーもフォションもドンクも殆どパンが残っていなかったんです
うーっ、偶にはPAULじゃないパンにしようと思ったのに・・・やっぱり、最後はPAUL頼みか?とお財布を片手にペックを覗いたところ、出会ったのがカンノーロと言う訳
「あぁ、カプチーノと一緒に食べたら、どんなに美味しかろう・・・・」
いつも、朝はおにぎり片手にメイクをする等と、本当に時間に追われている私
しかも、朝5時30分から起きているのに
まぁ、マシンが無いからカフェオレと言う妥協案はさておき、時間を気にせず、ゆっくりご飯を食べられるなんて、最高に幸せ!!
今年一番のご褒美になりました。
勿論、カンノーロ1個では足りません。エビと卵のプチ・バーガーと、リンゴのフィリングをサンドした甘いお菓子も一緒です
因みに、この後、余りにのんびりし過ぎて、歯医者さんのクリーニング予約の時間が迫り、結局バタバタになりました
※この生地は29日書。ちゃんと購入した翌日食べましたので、ご安心を